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A Tale of Thousand Stars第8話

第8話の感想です。

〜感想〜

1 想いの深さ

自分が助かってから、パパンダオ村に行くまでの間に、Torfunの事故の原因が自分(自分の仲間)にあることを知って、Torfunの墓にもお参りに行ってたんだね。そして、自分自身にも何回も問いかけて、ボランティア教師になることを決めていたんだね。それこそ、とんでもない覚悟をして。冒頭のお寺のシーンだけで、もう、このパパンダオ村に行くことを決めた理由が、このドラマの初回からはとても思い付かないくらいに、深くて、TianのTorfunに対する贖罪の気持ちが伝わってきて、心が張り裂けそうになるくらい痛かった。
しかも、このお寺で、隊長とTianはニアミスしてるんだもの。このドラマ冒頭(第1話という意味)だと、Tianが一方的に知ってるだけだと思っていたけれど、隊長もTianのことを見かけていたことに驚いた。こんなことってあるんだろうか。Tianは見つけられたのかな、答えを。肩の荷を下ろせたのかな。

2 あぁっ、ついに…この時が…

学校再建の挨拶と並行して、隊長がTianの家から見つけだした、Torfunのノート。そこに書かれていることは、どれもTorfunがしてきたことの軌跡で、また、Tianがやってきたことが書かれてもあって、見てる私たち視聴者が想像していた以上に、TianはTorfunを意識して、振る舞っていたんだなぁって、初めて知った。隊長の気持ちは、すでに想いを寄せているTianが、何度も聞いたのに、Torfunのことを知らないと言ったことなど、裏切られてしまったっていう、気持ちでいっぱいだと思うんだけど、Tianにも隊長にだからこそ言えなかったんだろうなってこともわかってって思ってしまった。しかも、あのタイミング。学校再建の挨拶のあのタイミングでの、Tianの告白。たしかにあの場でしかみんなに知らせるタイミングはなかったと思うけど、突然知らされた村のみんなが、Tianのことをひどく言ってしまうのが本当にツライ。もう、なみだが出てしまって…。
最後、その場から去る時に、隊長から顔をそらされてしまうTianの辛そうな佇まいがもう、身を切られるくらいに切ないし、どうしたら分からんくらいに私も気持ちがベコベコになってしまった。言いたくても言いたくても、言おうとして、飲み込んでしまった言葉があったこと、本当にわかって欲しいよ。
でも、Torfunが亡くなったことを隠していたのは、隊長たちも一緒だよ。そこを村のみんなに隠さずに伝えていたら、Tianの今回のカミングアウトのショックを少しは和らいだのでは???って思わずにはいられない。

TianがTorfunを死なせた、そのことだけが強調された結果、Tianは村のみんなに無視されることになるし、一番話を聞いて欲しい隊長にも、「ここのみんなはお前に失望した」って言われるし、Tianの心がボロボロなのに、さらにボロボロになるようなことを言われてしまうし。教師の家に帰って、嗚咽を漏らすTianのどうしようもない悲しさとどうにもできない苦しさが、苦しいくらいに伝わってきて、私もどうしたらいいかわからなくなってしまったよ。ねぇ、隊長、あなたはたしかに苦しくて傷ついたのかもしれない、でも、Tianも同じかそれ以上に傷ついて苦しんで、そこにいることに気がついてよ。Tianの心臓も返したいといった言葉がどれほど重いものなのか、せっかく助かって生きていて、なお、そう思ってしまう気持ちがどれほどのものなのか、それに気がついてよ。私の心もTianと一緒にボロボロになってしまった。
隊長、Nam先生にもたしなめられているのに、全然聞く耳を持たないし。おま、ちょっと、落ち着けや、冷静になれや、おまえさんがやったことは、吊し上げ以外の何者でもないんだぞ!!!まじで。
村長、マジで人格者。Longtaeを咎めるのではなくて、優しく諭す姿に、「一生ついていきます!!!」って思った。Longtaeも悩んでたんだよね。

3 滝でのできごと

LongtaeとTianの滝でのシーン、すごくよかった。LongtaeにTorfunが事故にあった夜のことを話す、Tian。Longtaeになんで本当のことを話さないの?って聞かれたときのTianが、自分にも責任があるからみたいなことを言って、この子にパパンダオ村に行くことの決断がいかに重いものだったのかがよく伝わってきて、Tianを抱きしめたくなった。たしかに、Tianにも責任はあると思うけど、その全てを引っ被って、なんでそんな辛いことをしてしまうのだろうって、やるせない気持ちになってしまった。せめて、隊長には全部話して欲しいと私は思ってしまうけど、やっぱり、隊長にだからこそ話せないんだろうなぁ。
LongtaeにとってTorfunは恩人なのかな。もし、Torfunがいなければ、大学に行くっていう選択をしなかったっていう話だったから。その恩人が亡くなった事故のある種の加害者にあたるTianに対して、あの夜に何があったかきちんと聞いて、自ら判断をして、「殴っていい」っていって、ちっちゃく殴って、話を聞いて判断して…。いい子だなぁ、そして、優しい子だなぁ。その言葉だけでは表せられないけど。2人の強い絆を感じて、ツライ展開の中でも、ちょっとほっこりした。何か手伝えることあるって聞くLongtaeは本当に優しさに溢れてるなぁ。
Tianがやり残したことがあと一つあるっていって、パパンダオの崖に行きたいっていう姿、それは自分のためではなくて、Torfunのためっていうところに、なんていうか、この子は自分が犯した罪を償うために、パパンダオ村にきたんだなぁって思わずにはいられなかった。そこまで、自分のことを犠牲にしなくても…、って思ってしまった。なんかもう色々背負い込みすぎてて、見てて本当に痛々しい。そんなに思いつめないで、もう許してあげてよ自分をって、声をかけてあげたくなってしまった。
パパンダオの崖に大晦日までに一人でいけるようになりたいってあんな悲壮に満ちた顔で言われたら、Longtaeじゃなくても、助けようとするよ…。で、懐中電灯を持ってくるって言ったLongtaeを待っている間に、トラブルメーカーTianの威力が発揮されるとは。なんで、このタイミングで悪党が出てくるんだよ!!!しかも、見かけたら追いかけずにはいられないTianは、結局、追いかけるし。しかも、あの悪党、第7話で祈祷を受けてた奴じゃないか???トラブルしか起こんないよねこれは???

4 名探偵Nam先生、親友Nam先生

Nam先生、本当にありがとう!!!Nam先生がいなかったら、隊長はずっと頑なにあんな感じだったのでは???Nam先生がTorfunの事故とTianの心臓移植について、あそこまで調べてくれなかったら…って思うと、悪い想像しか思い浮かばないから、本当に、本当にありがとう。あそこまできちんと調べてくれるなんて、きっとNam先生にとって、隊長はとても大切な友人であり仕事仲間であるんだろうな。隊長とNam先生の関係が垣間みえて、胸が熱くなりました。そして、同時にTianのことも友人として、大切にしてくれてることもわかって、もう、Nam先生には足を向けて寝られません。
Nam先生が忙しそうにしてTianと話そうとしない隊長を諭し、無理矢理ねじ込んで話してくれて、本当によかった。そうじゃなきゃ、隊長はいつまで経っても真相を知らないままだったもの。

5 トラブル

追いかけるTianの肩を叩いたのは…、Longtaeでした。あー、心臓が止まるかと思ったわ。マジでドキドキした。Longtaeも巻き込まれて、小悪党を追うことに。音楽が不安を煽るようなものでしかないし、絶対に悪いことしか起こらないよねっていう感じしかしなくて、ドキドキしながら観ていたら、Sakda登場。やっぱり、奴が現れた。あなた、本当に悪いことしかしないね。その場面を証拠として押さえるために、ケータイだ写真を撮るTian。その瞬間、心の中で「あぁぁぁぁぁぁっっっっっ」ってなりましたよね。ケータイのフラッシュに音に、それだけやったら、いるの絶対バレるってっていうことを全部やっちゃうんだもん。案の定、奴らに追いかけられる羽目に。ケータイをLongtaeに預けて、自分が囮になったTian。Sakdaの前まで引き摺り出されて、私だったら絶対に泣くしパニックになるような場面でも、Tianは駆け引きをほぼ顔色を変えずにやるんだもん。マジでビビったわ。肝が座ってるね、って本当に尊敬したわ。ここで、死ぬことはないよね???って思っていたけど、助けが入るまで、めちゃめちゃヒヤヒヤした。本当に、部隊のみんなが助けに来てくれて本当によかったよ。そして、Longtaeも間に合ったんだなぁって思ってホッとした。
そんなことも束の間、Tianが拳銃で撃たれそうになった(もしかして掠ったりしたのかな?)ところで、隊長が助けて、お互いの無事を確かめあってたら、隊長がうーたーれーるー。結構な至近距離だったよね。あれ、助かるんだろうか…。出血多量で死ぬんじゃないか???っていうところで、場面が切り替わる。
忘れた頃に、Tianパパ登場。初回に登場してから、今まで、全く出てこなかった、Tianパパ。誰からの電話…だったのかな???っていう疑問を残しつつ、8話本編終了。8話は、落差のあるお話でした。そして、展開が辛い。7話のニヤニヤした時間が懐かしすぎる。

6 おまけシーン

おまけシーンは、再建した学校に行く前のシーン。Tianの小悪魔っぷりが炸裂していて、本編との落差に感情がついていかない笑笑(嬉しいです。)隊長に、あなたは僕にいて欲しい???みたいなことをきくの、ほんっとうに可愛い。今回は、隊長もはぐらかすことが出来なくて、隊長は隊長で不器用すぎて可愛い。
隊長の「帰ってきてマッサージしてくれる誰かがいたら素敵だと思う」って、言った後の目線のキョロキョロっぷりが、もうたまらない!!!なんで、そんなに、可愛いの???堅物で厳しい隊長との落差がっっっ、このギャップがたまらない。こういう時のTianって、なんていうか、小慣れている感じがするんだよね。
よりよい授業ができると思うから〜とか、色々理由をつけるんだけど、それでも納得してくれないTianのある種の攻めっぷりがすごい。それだけ???って言って、隊長に、「マッサージしてくれる誰かが〜」って言わせちゃうんだもん。すごいな、Tian!!!
最後の目隠しするところ、なんかのプレーでとするんかと思ってしまったわ。
しかしさ、朝?から、あんな外で、公開イチャイチャする2人、誰かに見られなかっただろうか…。甘すぎて、アリも胸焼けしちゃうよ???

〜最後に〜

日本語字幕は、A Tale of Thousand Stars JFCさんのツイッターにリンクが貼ってありますので、興味がある方はそちらから是非ご覧ください〜♫

JFC様、日本語字幕の作成ありがとうございます。日本語字幕のおかげで、楽しくドラマを視聴できました!!!

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