見出し画像

こうじ

こうじの存在に初めて気づいたのは、
職場の飲み会の夜。

偶然、
他の部署の飲み会も同じく店の、
違う部屋で行われていた。

同じ職場なので、
酔いが回るうちに、
お互いの部署入れ混じっての飲み会になった。


その時、
彼と初めて言葉をかわした。

「初めまして」と私は言った。

彼は、
私の存在を知っていたらしい。

私達は同い年だった。


その時は、
まさか、
彼が自分に深く関わってくる男になるとは
思いもしなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?