ひきよせのご縁
最近、想ってたことが自分に近づいてくる感覚がある。
この前、自分が思い描くような話し相手がほしいと思っていた。
兄と話しているときだった。
兄は本をよく読む人で、個をもっている人だ。
わりと近い感覚を持つ人だ。
別にいつもいっしょにいたいわけではないけど、
兄と話していると自分の指針にもなると感じた。
兄みたいな人が近くにいればいいのに。
たまにじっくりと、自分の考えを整理したり、
想いを高めたりできるような人。
そんな話し相手が私にはいないなあと思った。
その5日目、出会えた。
スパイスに惹かれて行っただけのイベント。
最近ずっと、スパイスカレーのワークショップに行きたいと思いつつも、
だいたい満席で、やる気持ちが薄れてきていた。
私は、形から入りたがる人間で、やるからにはやり方とかちゃんと知っときたいのだ。まちがえたくない、というのもある。
あと、慣れている人の手順とか、動作とか、感覚的に五感から吸収したいからだ。
ワークショップを期待していったけど、実際はできあがったものを食べるだけのものでした。
でも、そこで、スパイス好き女子に出会えたし、気さくな料理好きな人や、私が求めてた人に出会えたのだ。
なんたる収穫!
自分が意図していなかったことが結果として得られるなんて。
自分が進んでる道が間違ってないんだと確信した日でした。
自分で動いていくこと、
自分の考えをもつこと、
価値観を意識すること、
悲観的にならないこと、
独りよがりにならないこと、
前に進む意識を持つこと、
他人と区別すること、
自分を高めようとすること。
一時期、思い込んでいて苦しいときが、また、少し前まであったけど、
最近落ち着いてきた。
がんばっている感じをだして、
人とくらべて、
自分が優位に立ちたくて、
評価がほしくて、
かかわらないことで自分を保とうとしていたけど、心ではずっと欲していた。
私のピリついた空気は周りには伝わっていたんだろうな。
私は私で精一杯だった。
性質はやはり変わらない。
いつまでも、理解し難い沼から抜け出せずにいた。
やはり、脳は、楽な方を選びたいから、今までやってきた、自分が嫌だと思う姿になろうとしてしまう。抗えない自分もいた。
それをはねのけるほどのエレルギーもやりたいことも見えなくなっていたから。
なんだか疲れたんだ。
初めは、勢いでやれるけど、それが続かない。
エネルギー切れになってしまう。
私は何がしたいんだろう、て思ってしまう。
なんかめんどくさいな、て思ってします。
自分を認めてほしいな、て思ってしまう。
結局同調してくれる相手がいないと、私は何も続けられなくなっていた。
結局他人軸でしか生きられないのか。
ああ、疲れているんだな、と思ったけど、
発散方法がわからない。
気持ちもすさんで、色々と億劫になってしまった。
はじめて、会社を病気以外で休んだ。
同僚たちも、なんかおかしいな、とは感じたみたいだ。
でも、あの日は行きたくないと思った。
勤め人で、はじめて、行かない自分を許してあげた。
でも、翌日完全回復ではなかった。
だけど、いくぶんか晴れた。
それから数日徐々に向かいたい方へ舵を戻せた気がする。
やはり、動き続けないと、いけない。
あせって、無駄に動き回る、ということではない。
自分の道を考えながらも、
興味がおもむくままに進んで、
心から楽しむこと。
その前向きな気持が、ハッピーな方へ自分を導いているんだ。
たまたま通りがかったところで、最近気になっていたものをみつけたり、
やってみたかったことでお声がかかったり、
興味あることに参加できたり。
すべての出来事に意識をむけるだけで、
自分はなんてラッキーなんだと思えてくる。
宇野千代さんも、幸せに気づかないだけだと言われていた。
ただの出来事と思ってしまっていると、
当たり前のようになり、どんなことにも感動できなくなってしまう。
私が出会った方は、私のことをとても褒めてくれた。
別に褒めてくれるから、もっと話したいと思ったわけじゃない。
自分の肌感覚で、人生を通して、
私という人間を見てくれている気がしたからだ。
もっともっと話したいと思えた。
また、機会があるときにゆっくりお話したい。
私の心地いいと感じる感覚に近い方なんだろうな。
ご縁というのは、本当にすごいと思う。
あの日、あの時間、あの場所にいなければ、話すこともなかっただろう。