心の居場所
実家から戻ってから疲れが取れない。
いや、実家にいるときから疲れていた。
いつもと違う環境。食べ物。生活。人。
生まれ育った場所なのに私は自分の居場所を探している。
どこか心が落ち着かない。
でも安心感はある。
大学から家を離れ、実家に帰るのが億劫になっていた。
関東に出てきてからは、帰省するにもお金も時間もかかるからなおさらだった。
姪っ子たちとずっと時間をともにして楽しいけど、その分余計疲れがでる。
めったにないからと余計に楽しみたい方が勝ってしまう。
やはり、かわいい。
でも、子供への接し方は前より楽になったと感じた。
自分の中で落ち着いていられた。
一喜一憂が薄れて、取り乱すことが少なくなった。
そのことが子供たちにも伝わったのか、以前より懐かれた。
そうなるとよけいかわいいよね。
やっぱり子供は宝だ。
自分の時間を生きていないから
自分のことを取り戻すことを忘れてしまう。
環境が変わると、いつもと同じ自分でいられない。
周りに合わそうと無意識で行っている。
その合わせ方の方向性が空回りのときも多いけど。
自分で勝手に思い込んでやってしまっている。
結果疲れている。
自分の心を置き去りにしている。
一人になるとそのことにようやく気づく。
その時は疲弊しきっているため回復に時間がかかる。
回復方法を忘れて自堕落な方へと堕ちていこうとする。
やっぱり自分のことをわかってない。
自分がどこにむかっていきたいかわかってない。
実家での自分は役割を果たそうとしている部分がある。
親との接し方、兄弟、子どもたち。
いつも関われない人たちと自分をどうつなげるかを無意識に考えているんだ。
こうしたほうがいい、自分の役割はなんだろう。
どっかで気にしている。
普段こんなにも長く人がそばにいないのもある。
心を忘れてきがちだ。
私は今ここにいて、別の場所にはいない。
エネルギーを注ぎすぎて自分を動かすエネルギーを残せていない。
なんとなく生きてこれたからこのままでいようとしてしまう。
それでは、また同じことの繰り返し。