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農作業は人を癒す。アグリヒーリングを体感した話

こんにちは!
農業×発酵×科学をテーマに活動している、ゆりです。

今日は、農業をテーマにしたお話をします。

農業ってすごいんですよ!!

農家さんもすごいんですが、今回は「週末に農作業をすることによって、心がどう癒されたか」という、わたしの実体験についてお話します。

不妊治療をしていたサラリーマン時代

元々わたしは、化学メーカーの研究員として働いていました。バリバリのリケジョです。

理系なので男性社員が多い中、フルタイムでバリバリ働いていたわたし。良い人にも出会え、無事に結婚することもできました。

3人兄弟だったため、「子どもは3人欲しいな~」と漠然と考えていました。
しかし妊活スタートするも、全く授かる気配なし。。アプリで排卵日を計算して、この日、と決めてやっても全然ダメだったので、だんだんとストレスが溜まっていきました。

「クヨクヨ悩むのはもう嫌だ!!!」
そんな思いから、産婦人科の門をたたいて不妊治療を開始することにしました。

それから週2~3回通って、腕にホルモン剤を打つ日々。
そして不妊治療の病院ってめちゃくちゃ混んでいて、毎回2~3時間かかるんです。平日仕事をした後の病院通いが続くと、心も身体も疲弊していきました。

もちろんお金も飛んでいきます
(娘を産むのに、ウン百万かかりました…。不妊の原因がわたしだったので、全部自分で負担しました(´;ω;`))

会社に行って、病院に行って、寝るだけの生活。

当時、他の人には不妊治療をしていることを絶対に知られたくなかったため、誰にも言えずに悩んでいました。

コロナ禍と農業

そして、時代はコロナ禍になります。

飲み会は全部禁止。マスク着用、手の消毒は絶対。遊びに行くのも憚られる…

よく遊びに行っていた友達は妊娠&出産ラッシュだったため、感染を気にしてますます会いずらい。主人は仕事が忙しく、毎日終電帰り。。。

不妊治療で病院に行くため、残業もできず、早く終わらせなきゃと仕事を黙々とこなす。

誰にも相談できないどころか、話し相手も少なくなり、だんだん私の心は閉ざされ、疲弊していました。

そんな悶々とした日々を暮らしていたわたしですが、週末だけはリフレッシュしていました。

それが、農業です!!!

農業を始めたきっかけについては、また別に記事に書きますね。

社会人を続けながら週末農業学校に通い、無農薬&無化学肥料で野菜を育てる有機農業を1年間かけて学びました。

週末農業に癒される

平日は不妊治療によって心も身体もお金も削られる日々。だけど週末に畑に行くだけで心が癒されました。

子どもがいないわたしにとって、育てている野菜たちは親戚の子どもみたいなもの。
一週間に一度しか見に行けなかったため、毎回
「大きくなったねぇ~」
と野菜たちに話しかけていました
(恥ずかしいので、もちろん心の中で(笑)けど、本当に野菜たちの成長って早くて、毎回驚きの連続なんです!!)

平日は辛くても、週末、土に触れたり野菜たちに元気をもらうことでリフレッシュしていました。相変わらず子どもはできませんでしたが、それを忘れさせてくれる存在でした。

発酵や腸活について勉強した今では、野菜の成長だけでなく、「土の中の微生物(善玉菌)」がわたしの心身に良い影響を与えていたのかな、とも思っています。

農業ってハードル高いかもしれないけど、実は「土に触れる」だけでいいんです。

不妊治療と農業

あの頃農業と出会っていなかったら、わたしの心はどうなっていたんだろう。

どんなに頑張っても子どもを授かることは保証されず、暗闇の中を歩いている感覚。

辛い辛い日々でしたが週末農業によって心はリセットされて、頑張れました。本当に、農業と出会えたことには感謝しています。

そして、農業を通じて新たな友人にも出会えました。わたしより年齢は少し上ですが、赤ちゃんに会ったり子育ての話を聞くのも辛かったため、同年代以外の友人と会って話す時間はわたしにとって癒しでした。

次の記事では、なぜサラリーマンを辞めて農業を仕事にしようと思ったのか?そのきっかけについてお話しようと思います!

ぜひ次の記事も読んでいただけると嬉しいです♡

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