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フリーランスwebデザイナーのリアルな現実。厳しい?失敗談も

ここ数年、フリーランスのWebデザイナーを目指す人が増えてきました。特にコロナ禍をきっかけに、リモートワークの選択肢が広がり「自宅でできる仕事を探したい」と考える人が多くなったように感じます。

特に小さなお子さんがいる女性にとって、在宅でできる仕事として魅力を感じる人も多いようです。その影響もあって、Webデザインを学べるスクールが増え、今では以前より身近な職業になっています。

ただ、実際にやってみると「思ってたのと違った…」と感じることも。資格がなくても始められる仕事だからこそ、仕事にするには思った以上に工夫や努力が必要になります。

今回は、フリーランスWebデザイナー4年目(もうすぐ5年目突入)の私が、リアルな生活や、実際に経験した失敗談をお話しします。

もちろん、これはあくまで私のケースなので「こんな人もいるんだな〜」くらいの感覚で読んでもらえたら嬉しいです☕️


フリーランスWebデザイナーのリアルな現実

まず、私自身の話を少しだけ。

我が家は、夫と3姉妹の5人家族です。

もともと制作会社でデザイナーとして働いていましたが、長女の出産を機に育休を取得。その後、会社に復帰したものの、時短ということもあり手取り12万円になり、さらに営業まで請け負うようになりました🫠

自分の性格的に明らかに営業向きではなく、精神的にもかなり疲弊。
「このままじゃキツすぎる」と思い、現状を変えるためにココナラを開始。

深夜や休日にコツコツと続け、少しずつ受注を増やし、なんとか会社の給料を超えたことをきっかけにフリーランスに転身しました。

制作会社から独立する場合、多少なりともそこから仕事をもらうケースが多いのですが、私はそういうの一切なしの完全ゼロからのスタート‥。本当に手探り状態でしたが、なんとか軌道に乗せることができました。

私は、ココナラをきっかけにフリーランスに転身できたので、ココナラには本当に感謝しています。
初めて会社に頼らず、自分の力でお金を稼ぐという経験や、CtoCで直接クライアントとやりとりすることで、企業案件とは違った形での受注の流れや価格交渉の感覚を掴むことができました。

🔽私のココナラアカウント

ココナラで軌道に乗ることができたため、フリーランスでも営業0で一定にの収入を得られるようになりました。

ただ、どうしてもお客さんありきなので、たくさん納品できた月は収入が増えるけど、あまり納品ができなかったときは収入が減るなど、月によって収入に波があることが悩みでもありました。
(もちろんそれでも会社員自体に比べると、精神的にも肉体的にも助かってはいました)


フリーランスWebデザイナーは厳しい?

「フリーランスのWebデザイナーって、ぶっちゃけどうなの?」と思う人も多いと思います。

正直に言うと 「デザイン1本じゃ結構厳しい」 というのが本音です。
(あくまで私の考え、ですが)

なぜなら、大きなデザイン案件は企業が制作会社に依頼することがほとんど です。(もちろんフリーランスでもバリバリと活躍して大きな案件を受注している方も中にはいます)

個人が仕事を取る場合、自ら営業したり、業務委託を獲得したり、ココナラなどのクラウドソーシングを使ったり、SNSを活用する手段があります。

ただ、最近はノーコードツール(ペライチやWix、STUDIOなど)の普及で、デザインの知識がない人でも簡単にWebサイトを作れる時代になっています。また、CANVAなどの便利なデザイン制作ツールもできたことにより、テンプレートを使えば簡単にチラシや画像作成もできるようになりました。

つまり「デザインができます!」だけでは差別化が難しくなってきているんですよね。

フリーランスでやっていくなら、デザイン+αのスキルを持っていると強いです。

私の場合、その“+α”になったのが ブログ でした。

ブログで収益したことで、Webデザインの仕事だけでなく、ブログ自体の収益やブログ関連の相談や仕事の依頼も来るように。結果的に、収入の柱を増やせたのが良かったなと思っています。

デザインだけでなく、マーケティング・ライティング・SNS運用・動画編集など、何かもう一つ武器を持っておくと、フリーランスとして生き残りやすいと感じます。

ただ、+αのスキルを増やす際には、自分の理想の働き方を考えることも大切です。

例えば、SNS運用や動画編集はクライアントワークの範囲になることが多く、受注すれば収入は増えますが、その分クライアント対応や納期のプレッシャーも増えることに。

私自身最初はクライアントワーク中心でしたが、ブログ収益を得ることで「自分のペースで収入を作れる」環境を作ることができました。

もちろん、何を選ぶかは人それぞれですが、「自由な働き方を目指したい」「収入の柱を増やしたい」と思っているなら、クライアントワーク以外の選択肢も検討してみるのがいいかもしれません。

私はブログを収益化したことで、フリーランスとしての働き方が大きく変わりました。
クライアントワークだけに頼らず、自分のペースで収入を作れる選択肢を持つことで、精神的にも安定し無理なく続けられています。
🔽ブログ収益化の具体的な戦略や実例は下記のnoteで紹介しているので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。


フリーランスWebデザイナーの失敗談

とはいえ、私も最初からうまくいっていたわけではありません。

特に一番の失敗は、
稼ぎたくてココナラの受注を取りすぎてしまったこと」 です。

「フリーランス=とにかく仕事を取らなきゃ!」という焦りから、どんどん受注してしまい、気づけば 毎日案件に追われて疲弊…。

収入はそこそこになったものの、単価が低いと作業量ばかり増えて、時間に余裕がなくなるんですよね。(単価が低い案件ほど修正依頼が多く、対応に追われてしまうことも。)
「単価を上げること」も1つの手段ですが、個人で単価をあげすぎると逆に次は案件が取れなくなってしまうケースも。なので単価を上げることには慎重になる必要がありました。

私は今は子どもが3人いるので、どうしても仕事は独り身の時よりもセーブせざるを得ません。また、末っ子は0歳で、自宅で見ながら仕事をしているため、現在はクライアントワークの仕事は以前より大幅に減らしています。

これはご家庭によるかもしれませんが、妻がフリーランスだとどうしても家事や子どもの送迎等は妻に比重がかかりがちです。我が家は夫の職場が遠いので、物理的にどうしても私の負担が大きいです。そのため、家事や子育てをしながら、多くのクライアントワークを請け負うのは難しいと感じました。

特に今の冬の時期は体調を崩しがち。お迎え要請があったり、治ったと思ったら次の誰かが風邪をひいて家庭保育になることも日常茶飯事です。(リアルな話、この記事を書いている2月はろくに仕事の時間が取れていません)

もはや私は子どもが風邪をひいてもうつらなくなりました。笑 
免疫がついたのでしょう…(でも夫はもれなくうつっています。←なんでやねん🫠)

私が仕事を無理に増やすと、結局私だけでなく家族にも負担がかかり、家庭のバランスが崩れると気づきました。そのため、現在はデザイン案件を大幅に減らして仕事をしています。

ただ、デザインはやはり好きですし、スキルとして持っていると絶対に強みになるので、今後も続けていくつもりです。

まとめ

フリーランスWebデザイナーは自由な働き方ができる魅力的な職業ですが、その反面、 「どう差別化するか?」 という部分がとても大切です。

✅ デザインだけでなく、+αのスキルを持っておく
✅ 低単価案件の受けすぎには注意

このあたりを意識することで、仕事の幅を広げたり自分に合った働き方を見つけたりしやすくなります。

私も最初は試行錯誤の連続でしたが、続けることで少しずつ道が開けてきました。なんだかんだ、会社に頼らず自宅で仕事ができるのは、特にお子さんが小さい家庭にとっては最強だったりします。

「フリーランスWebデザイナーって実際どうなの?」と思っている方の参考になれば嬉しいです。



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