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webデザイナーになりたいとか言ってる奴!というパワーワードに思うこと
数年前から、Googleで検索すると 「Webデザイナーになりたいとか言ってる奴」 という強烈なフレーズが出てくることがある。
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しかも月間でなかなかの回数が検索されている。
初めて見たときは、「え、なんでそんな言い方…?怖すぎる」と思いましたが、どうやら2ch(今の5ch)発祥らしい。ただ、元ネタの詳細はよくわからず、どんな流れで生まれたのかは不明です。
とはいえ、 「Webデザイナーを目指す人に対するバカにしたような視線」 から生まれた言葉であることは間違いなさそう🧐
なんとなくニュアンスとしては、
✔ 「YouTuberになりたい!」って言ってる人に対する冷ややかな視線
✔ 「フリーランスになりたい!」って言う人に対する「そんな簡単じゃないぞ」的なツッコミ
みたいなものに近い気がします。
「Webデザイナーって名乗るの、そんなにハードル低いの?」とか「みんな簡単になれると思ってるの?」みたいな、業界のリアルを知っている人ほど「ちょっと待て」と言いたくなる感じが、このフレーズに表れているのかもしれません💭
「Webデザイナーになりたいとか言ってる奴」の由来は?
2chで話題になったと言われていますが、はっきりした元ネタは不明です。
ただ、ニュアンス的には 「未経験からWebデザイナーになろうとしている人へのツッコミ」 みたいなものなのは確かだと思います🤔
特にここ数年、
✔ 未経験から3ヶ月でWebデザイナーに!
✔ 副業でサクッと稼げる!
みたいなスクールの広告が増えたことで、Webデザイナーという職業の敷居が下がった印象があります。
その結果、
✔ ガチのデザイナー勢(美大・専門卒 or 業界経験者)
✔ 未経験から目指す勢(転職・副業組)
という2つの層が生まれ、ネット上でもよくぶつかるようになったんですよね。
Webデザイナーになりたいとか言ってる奴!というパワーワードに思うこと
正直、今Webデザイナーは飽和状態になりつつあります。
コロナ禍でリモートワークの需要が急増し、スクールや講座が一気に広まったことで、「未経験からWebデザイナーへ!」の流れが加速しました。
そこで生まれたのが、
✔ ガチのデザイナー勢(業界でバリバリ制作している人)
✔ スクール卒・独学勢(未経験からWebデザインを始めた人)
ただ、未経験からデザイナーになった人の中には、思ったより稼げずに 「今度は教える側(デザイン講師・コンサル)」 に回るケースも非常に多いです。
そして、それに対して 「すぐに教える側に回るのはどうなの?😕」と苦言を呈するガチ勢もSNSではよく見かけます。
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特に、
✔ デザイン歴1年でコンサルってどうなの?
✔ 制作会社の実務経験もないのに、未経験向け講座を作るってアリなの?
みたいな投稿は、定期的にバズっている印象があります。
とはいえ、教えること自体は悪いことではないし、未経験からデザイナーになった人が、その経験を未経験者向けに情報発信するのも、需要があるんですよね。
問題は、実績もなく業界のリアルを知らないまま「稼げます!」と煽るパターンが多いこと。
こういう流れは、何もWebデザイン業界だけの話ではなく、「未経験でもなれます!」と広がった職種ではよくある現象 です。
プログラミングスクール卒業生が、エンジニアになれずにプログラミング講師になる
自己啓発セミナーを受けた人が、次は自己啓発セミナーを開く
みたいな構図に近い気もします。
もちろん全員がそうではないですが、「未経験でもWebデザイナーになれる!」という言葉を信じて参入したものの、思った以上に稼げず苦しむ人が多いのも事実です。
実際の私はというと…
ぶっちゃけて話します。
私は美術大学のデザイン学部を卒業し、インハウスデザイナーや制作会社を経て、今はフリーランスで働いています。デザイナー歴は10年以上になります。
こう書くと、一見「ガチ勢」に思われそうですが、実はそんなこともなく、会社員の独身時代は 「いかに無理せず働くか」 ばかり考えていました。
✔ インハウス時代は、定時になった瞬間速攻で帰る
✔ 制作会社時代も「どうやったら早く帰れるか」ばかり考えていた
✔ コンペで仕事が決まると「また仕事増えるやん…」と思っていた
✔与えられた仕事は全てこなすが、それ以上のことはやろうとしない
・・こんな感じで、「デザインが大好きで一生を捧げる!」みたいなタイプでは全くありませんでした。出世欲もゼロ。
正直大声では言えませんが、当時は仕事に重きを置いていなかったんですよね。
ただ結婚して子どもが生まれてからは、考え方も大きく変わりました。
特にフリーランスになった今は、仕事が収入に直結するので、当時よりかなり真面目に働いています。
独身時代の「とにかく早く帰りたい」モードとは違い、今は四六時中仕事のことばかり考えていると言っても過言ではないです。(これはフリーランスの宿命かも)
ガチ勢vs未経験からWebデザイナーを目指す層の対立について思うこと
現在、Webデザイン業界では、「ガチ勢」と「未経験からWebデザイナーを目指す層」 の対立がよく話題になります。
Webデザインは 「スキルがあればフリーランスとして働きやすい仕事」 として注目されることが多く、未経験からの参入が増えました。
一方で、「簡単に稼げる!」と短期間で学べることを強調するスクールや広告が増えたこと で、「そんなに甘くない」と感じるガチ勢との間に溝ができたのではないかと思います。
私自身、なんだかんだとデザイン業界に長くいる立場ですが、どちらの気持ちもわかる中間層だなと感じています。
ガチ勢の意見としては、
✔ 「デザインで簡単に稼げると思わないでほしい」
✔ 「未経験者がすぐに教える側に回るのは違和感がある」
長年デザインを学び、実務経験を積んできた人ほど、「一朝一夕でプロにはなれない」という感覚が強い。
さらに経験が浅いまま 「Webデザイナーになれます!」と教える側に回る人 を見ると、「実力が伴っていないのに大丈夫なの?」という疑問を抱くのも理解できます。
一方、未経験からデザイナーを目指す人たちの気持ちも理解できます。
✔ 「手に職をつけたいけど、何から始めればいいかわからない」
✔ 「在宅ワークに憧れて、最初に思いついたのがWebデザインだった」
リモートワークの普及もあって、「家でできる仕事」や「自分のスキルで稼げる方法」を求める人が増えたのは自然な流れですよね。
私自身も今や3児の母なので、ママさんなどが在宅で仕事をしたいという気持ちは本当によくわかります。
でも、いざ学び始めると、「覚えることが多すぎる…」「仕事が取れない…」 という壁にぶつかる人も少なくありません。
とはいえ、「未経験からWebデザイナーを目指す層」は以前より落ち着いてきたという印象があります。
コロナ禍の影響で一気に増えたものの、「思った以上に大変」と気づいた人も多いのかもしれません。
未経験からデザイナーを目指すのは正直大変
Webデザイナーになりたい人にとって、一番の壁は 「覚えることの多さ」 だと思います。
✔ デザインソフトのスキル(Illustrator、Photoshop、Figma など)
✔ Webの知識(HTML・CSS・UI/UXデザイン)
✔ 案件の取り方(営業・ポートフォリオ作成)
✔ 顧客対応(クライアントワーク特有のコミュニケーション・修正の嵐)
このように「デザインを学ぶこと」と「実際に仕事として成立させること」 の間には大きなギャップがあります。
なのに、昔は「すぐ稼げる!」みたいに煽っていたスクールもあって、そこが1番の問題だったと思います。
もちろん、未経験からWebデザイナーになって活躍している人もたくさんいますが、「短期間で学んでサクッと稼げる」みたいな話は現実的じゃないのが本音です。
特に未経験からデザインを学び始めると、「思った以上に覚えることが多い」「仕事を取るのが難しい」 という壁にぶつかる人が多いんですよね。
スクールや独学で学ぶことはできても、そこから実際に仕事として収益化し、安定させるまでに時間がかかるというのが現実です。
だからこそ私は、デザインを学んだら別の収益手段も併用することで、より安定した働き方ができると思っています。
在宅で収入を得ることだけが目的なら、ブログのほうが向いている
正直、例えば小さなお子さんがいて、在宅で収入を得ることだけが目的の方なら、Webデザイナーよりブログをやったほうがいいというのが私の考えです。
なぜなら、収益化までの道のりがWebデザイナーほど大変じゃないからです。私は実際にブログも運営しているので、この違いは実感しています。
✔ Webデザインは「学ぶ→営業する→案件をこなす→リピート獲得」までのプロセスが長く、すべてクライアントワークなので人とのやりとりが必須
✔ ブログは「記事を書いて広告収益やアフィリエイトを得る」仕組みなので、自分だけで完結できる
デザインの仕事は、技術を学ぶだけでなく、営業や顧客対応も必要になります。クライアントワークをしたことがない人が、デザインスキルを学びながらさらに顧客対応までこなすのって、なかなかハードルが高いんですよね。
もちろん、ブログも簡単ではないですが「在宅で収入を得ることだけが目的な場合は、デザインよりはるかに効率がいい」 のは間違いないです。
デザイン×ブログで安定した収入を作る
とはいえ、ブログも 「稼げる=安定」ではないという点は注意が必要です。
収益化できるまでには時間がかかるし、Googleの検索アルゴリズムの変動によって収入が大きく変わることもあります。
なので、「Webデザインかブログ、どちらか一方だけに頼る」のではなく、「Webデザイン×ブログ」等の掛け合わせで、収入の柱を複数作るのが賢い選択肢だと私は感じています。
じゃあ、具体的にどうするか?
✔ デザイナーのスキルも活かしながら、ブログで収益化する
✔ ブログを育てて収益化し、クライアントワークの負担を減らす
✔ 最終的にブログを売却してまとまった資金を得る
こういった 「デザイナー×ブログ」 の掛け合わせは、クライアントワークだけに縛られない働き方を作る上で有効な方法です。
ちなみに、「SNS代行」や「動画編集」を掛け合わせる人も多いですが、これらも結局クライアントワークなんですよね。デザインの仕事と同じく、案件ごとに依頼を受けて対応するスタイルになるので、「常に仕事を取る」ことが前提になります。
もちろん、それが悪いわけではありませんが、収入のバランスを考えるなら「クライアントワーク以外の選択肢」も持っておくと、より安定しやすいのと感じています。
私が実践している「デザイナー×ブログ戦略」について
私自身、フリーランスになってから、デザインの仕事だけでなく、ブログを活用して収益の柱を作るようになりました。
そのおかげで、クライアントワークだけに頼らず、自分のペースで働ける環境を整えられています。
とはいえ、「ブログで稼ぐ」と言っても、よくある 「日記を書けばOK」 みたいな話ではありません。ブログも戦略的に運営しなければ、収益化するのは難しいのが現実です。
✔ Webデザイナーとして働きたいけど、収入の柱を増やしたい
✔ クライアントワークだけじゃなく、もっと自由に働きたい
🔽このあたりの戦略を実体験ベースでまとめたのがデザイナー流ブログ戦略です。
「Webデザインの仕事を続けながら、もっと自由な働き方をしたい」
「ブログを活用して、クライアントワークだけに頼らない収入を作りたい」
そんな方は、ぜひ参考にしてみてください🌱