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自分の理想の生きかたを忘れないために

不思議な夢を見た。なぜか行ったことのないドイツが舞台の夢で、私はすごく後悔して目が覚めた。朝の8:30だった。

前日の夜に「私が起きても良いと思える時間に、目を覚ましてね」と自分の内側に語りかけて、目覚ましをセットせずに寝た。妊娠してからずーーーっと胃の調子が悪くて、寝るのがどんどん遅くなり、朝起きるのが毎日しんどかった。些細なことだけど、そういう積み重ねは自己肯定感を下げてくる。だから、頭で考えた時間に起きるというよりも、今は「身体が良いと思える時間を選ぶ」と決めて眠ることにした。

そうしたら夢を見て目が覚めて「あ、今が起きる時間なんだ」とすぐに分かった。全然しんどくなかった。夢を反芻しながら、急いでスマホに覚えていることをメモをした。妊娠してから、まるで小説のような不思議な夢をみることがある。今回で3回目。そして頭に、古性のちさんが思い浮かんだ。

のちさんもつい最近出産されたというのもあるかもしれないけれど(おめでとうございます!)、頭に思い浮かんだのは、のちさんがプロデュースしている「最高の1日を考えるノート」のことだった。

数年前にオンラインで、このノートを書くというWSを受けた。だけどそこから全然書いていなかった。このノートはタイトル通り、自分にとっての最高の1日を書き出してみて、それを叶えていくためにはどうしたら良いか、の道標やヒントが書かれたノート。ノート自体がかわいくて書くのがもったいなく感じてしまい、一旦、違う紙に走り書きをして、そのあとノートにちゃんと書こう…と思ってそのままになってしまっていた(本末転倒だよね)。

で。これを書くなら今では。
「今」なのでは??とすごく思った。なぜなら今は夫が海外出張中。そして私は妊娠中。この機を逃したら、当分ゆったりとした「1人の時間」は取りずらくなるのは目に見えている。

本当に久しぶりにノートを開いてみて驚いた。
WSを受けたのは2022年の春のこと。そこに挟まっていた一枚の紙には

「3年後にしたいことはなんですか?」

と書かれていた。3年後、つまり今からだと来年のことなのだけど。そこに過去の自分が書きつけたものたちは、どれもほぼ、叶っていたのだった。そしてもう一つ書かれていたのは

「今悩んでいることを3つ書いてください」

当時の3つの悩みごとは、すべて解消されていた。書かれていたのは

①コロナで延期した、ヨーロッパ旅行にいつ出るか。
②子供ができるのか、それはいつなのか。
③引っ越しをどうするか。

この3つは当時の、2022年の春の私の頭の中の、大きな悩み…というか考え事だった。2020年に行くはずだったヨーロッパ旅行は、行かないと人生が進まない!とまで思っていて、無事に2022年の秋に叶えることが出来た。これで私の今までの人生悔いなし!と思えるほど良い旅だった。子供については、授かりものだし「いつできるのか」なんて誰にも分からないことだったけれど、モヤモヤと頻繁に考えていた。そして今、本当にありがたいことに妊娠している。引っ越しは、半年後に当時住んでいた物件を出ることが決まっていて、なかなか良い物件に出会えず焦っていたのを思い出す。結局いま、本当に居心地の良い、大好きな家に住むことが出来ている。

「3年後にしたいことはなんですか?」

の問いについては、私はずっとやりたいことがあって。それは本を、作品集を出版することだった。具体的なイメージは「世界の旅とガラス」というテーマ。数年前から始めた、旅先で得たインスピレーションから制作した作品達の写真と、旅の写真とエッセイをまとめた本。

これについては、実はお世話になっているギャラリーの人たちと少し話をしたことがあって、詳細はまだまったく詰めていないけれど、私はやる気だ。

なのに、妊娠してからそのことが、すっかり抜けていた。悪阻で3ヶ月半寝たきりで、そこから今の妊娠後期にいたるまで、ずっと体調が悪いというのが本当に大きい。自分のペースなんか無くなって、普通の生活をするだけでヒィヒィ言っているような体力の低下。制作もまったくしていない、というか出来ない状況。

だけど。今朝の夢の中で、私はあることでとっても後悔していて。それは夢だったのだから、現実では後悔しないように行動できる。きっとこれからも体調不良やいろいろなことで、自分のやりたいことが後回しになったり抜けてしまったりすることもあると思う(ていうか絶対ある)。
あんな風に後悔した気持ちに満たされないように。やりたいことを叶えていくためには?と思ったときに「最高の1日を考えるノート」が思い浮かんだ自分を褒めたい。

↓こちらがそのノート。興味のある方ぜひ。

古性のちさんは、着々とやりたいことを叶えていっている人だと思う。のちさんを知ったのは、ウズベキスタンに行った時に旅行記をnoteに書いたら、関連記事として、のちさんが書いたウズベキスタンのnoteが出てきたのがきっかけだった。

のちさんを知って私は、自分が写真をちゃんと撮りたいという欲があることを自覚して、そこから写真を(趣味レベルではあるけれど)丁寧に撮るようになった。そしてのちさんや写真をきっかけに友人の輪が広がって、仲の良い大切な友達がたくさん出来た。でものちさん本人には、一度しかお会いしたことが無いから不思議だ。(オンラインでは何度かあるけれど)。しかもほぼ話してなくて、遠くから見かけた程度。だけど私はのちさんに、本当に感謝しているのだ。

↓古性のちさんのnote。世界観が本当に美しいの

今日これから私は「最高の1日を考える」ことをする。真剣に。数年前に願っていた、自分にとって一番居心地の良い部屋で。

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藤井 友梨香
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