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「夏至」ガラスと季節の言葉たち

今日2020年6月21日は「夏至」。
一年でもっとも日が長い時。

今年の夏至は結構特別な日みたいで。夏至、新月、部分日蝕が重なるという、自然のリズムの中での変化のタイミングらしい。

私はこういう時に色々と始めたり、何かを見直すのが好きで、今日もそういう日にしようと思っていた。

まずは日記帳。おととい、2017年からなんとなく書いたり書かなかったりしていた紙の日記帳が、最後のページまで書き終わった。区切りが良いから、今日から新しい日記帳に書き始めようと思っている。

日記は小学4年生の時に「アンネの日記」を読んで以来、なんだかんだで書き続けている。中学の時とか思春期のものはあまりにもなんというか「ヤバ過ぎる」内容で、さすがにある程度処分したけれど。

日々の変化を紙に書くことで、気づくことって本当に多い。モーニングページをしている人も多いよね。私も最近は午前中に、1、2ページなにかしら書いていた。

というのも、最近また良くない方向に感情が動いていて。原因は単純で、個展が迫ってきた……!という焦る気持ち。夜もずっと作業をしてないと、落ち着かないくらいには焦ってきた。

今年の個展は9月4日からで、スケジュールも余裕があったはずなのに。去年は焦り過ぎて眠れなくなってしまった。

その反省を生かし!の今年のスケジュールのはずなのにねぇ。焦りたいのか私は。いやいや、よくない。ここで制作一色になってしまうと、去年と一緒だ。駆け抜け過ぎると、大事なものを置いてきてしまったりする。そしてそれに気付けなかったり。

そこで昨日は、横須賀の衣笠山公園まで夫と遊びに行ってきた。衣笠山にはどうやらオカトラノオが自生しているという情報を見つけて、もう絶対にこの目で見たい!と思って。

衣笠山は山野草の宝庫。しかも海が見える最高のロケーションなのに、人が少なくてひっそりとしているところも良い。

そして・・・

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いたー!オカトラノオ!!

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星のような小さな白い花がギュッと集まって、山の斜面をまるで彗星のように彩っていた。

深い緑の中で、静かにそっと咲いている。

お花屋さんで、切り花でしか見たことが無かったから、その佇まいに本当に感動した。

あぁ、やっぱり来て良かった。
こういう気持ちが、私の創作の原点。何かを美しいと思う時、作りたいと強く思う。こういう心の養分は、たくさんあったほうが良い。

ただでさえ、最近は頭で考えることが多い状況。

もっと身体で感じることを大切にしよう。自然の中でも日々の中でも。目の前の美しいものだけに集中する時間を、いつもよりも増やしていきたい。












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藤井 友梨香
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