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野葡萄 / ノブドウ

なんでこの季節に野葡萄?と思われた方もいたのでは。晩秋に見られる、宝石のような美しい実。

野葡萄

ノブドウ(野葡萄、学名: Ampelopsis glandulosa var. heterophylla)はブドウ科ノブドウ属に属するつる性落葉低木。藪に多く見られ、都市でも空地などに見られる。( Wikipediaより)

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去年の秋、三浦半島の荒崎海岸に行った時に、たまたま海沿いのフェンスに野葡萄がたくさん絡んでいるところを見つけて大興奮。その時はまだ実が熟していなくて、ほとんどが黄緑色。これからどんな色になるんだろうと、かなり胸が踊りました。

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その後、家の近所でも見つけることが出来たので、毎日その野葡萄を観察しながら、ここが綺麗に色づいたらまた荒崎海岸に行こう、と決めていました。

10月の終わり頃、満を辞して荒崎へ!
またまた夫も道連れに、スケッチブックを持ってウキウキしながらフェンスに向かうと、なんと

全部切られてる………

全部!!切られてる!!泣
しかも、なんなら切りたてじゃない??
なぜ!!泣

思いっきり雑に剪定され、見るも無惨な野葡萄たち。悲し過ぎる。そりゃないぜ。

かなりガッカリしつつ、浜のほうに残っていた野葡萄をスケッチ。蔓性の植物は伐採されやすいよね。強いから。来年はもうちょっと早く来るよ。

それでも残っていた野葡萄の美しいこと。
ターコイズ、ラピスラズリ、アメジスト、そんな宝石が集まっているみたい。

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ガラス胎七宝にしたら、とっても綺麗なはず。

しかし、昨日のハンショウヅルの記事でも書きましたが、紫系の色を綺麗に発色させるのは難しい。野葡萄は去年の秋に一度作ってみたけれど、その時は色に納得がいかなくてボツになってしまいました。

まぁまた次の秋に作ればいいか・・・と放置していたのですが、今回ハンショウヅルを作ったことで、たまたま紫系の綺麗な出し方が分かって、それなら!と今回の個展用に作ったのでした。

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去年は出せなかった色たち。
写真では分かりにくいのですが、透明色の部分には銀を細かく切ったパーツを入れていて、キラキラします。

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この写真はギャラリーのスタッフさんが撮ってくださったもの。光の美しいギャラリーなので、やっぱりあの場所で見たかった…!と思うけれど、今は我慢ですね。

それにしても、もう梅雨なんですね。今、外はものすごい勢いで雨が降っています。去年も長梅雨で、庭の野菜が三分の一くらいがダメになってしまったので、今年はお手柔らかにお願いしたい。
けどまぁ、自然に任せるしかないですね。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
また、明日。

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藤井 友梨香
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