スリーブの件について
とあるシティリーグで、トーナメント進出者のデッキチェックが行われた際、
一部のカードがスリーブ上部にズレており、これが、意図的なマーキングだという疑いがかけられた。
この件について、私の主観、思ったことを書き殴っていく。
本件について詳しくはこちらをご覧下さい。
マークド疑惑の失格処分と、その取消について|みやしし @miyabsol #note https://note.com/miyassss/n/nf302aed0e5b3
本noteを読む際の注意点
・シティリーグ・CLの様な、競技性の高い大会について書いたもの
・私自身は、本件とは直接の関わりは無く、みやししさんのnote・スキップ玉出店のツイートを参照し、憶測で各部分が多く含まれること
・本件でどこのメーカーのスリーブが問題になったかは、知らない。
(時間が経ち、当事者達がTwitter上でどのスリーブを使ったか公開しているが、100%の真実であるかは保証がつかないため、あくまで知らないまま書いた時の文を訂正せず、公開している。)
・刀スリーブを批判するものではなく、スリーブの1例として書いた。
・個人、スリーブ、店舗のジャッジの方等を批判する内容ではありませんが、不快に思ったらさっと閉じて頂くことを強く推奨します。
1KATANAスリーブとは
私はKATANAスリーブが好きだ。
特にターコイズの。競技性の高い大会では前日までに必ず新品のKATANAスリーブに変える。これは、マークドの疑いを避けるためだ。
KATANAスリーブの特徴は
・シャッフルがしやすい
・高い耐久性
・磨耗しにくい
・発色が良い
・日本製
そんなKATANAスリーブは多くのカードゲーマーからも支持され、信頼も厚い。
折れにくく、シャッフルしやすい、発色がよく、カードも守れる。
少し値が張るが、競技をする層には十分支持されるべき要素がたくさんあるのだ。
2カードのズレ(KATANAスリーブの場合)
本件で問題になったスリーブがKATANAスリーブなのかは明らかではないが、私がよく使用するKATANAスリーブで、似たような問題が起こることがあるので、例にあげさせてもらう。
本件では、一部のカードがスリーブの上寄りにカードがズレたことにより不正が疑われたようだ。
今回は、カードのレアリティにより、ノーマルカード(光る加工が施されていないカード)は、上にズレやすいことが検証により証明されたため、ペナルティは出なかった。
では、実際、KATANAスリーブでそのような事が起こるのだろうか。
競技大会だけでなく、練習でもKATANAスリーブを使ってきたが、これはよく起こる。
(検証をするためにKATANAスリーブでデッキを回したわけではないので、あくまで経験と体感になっているので、絶対を保証するものではない。また、KATANAスリーブでなくとも、カードがズレる事は当然ある。)
新品を使っても、使い古した物を使っても、差はあれど、ズレが生じる。
特にミラーのエネルギーが入ったデッキを使うと、ミラーエネルギーがよくズレた。
また、KATANAスリーブを使ったプレイヤーと練習で何度もデッキを回すと、私より相手の方がよくカードがズレることが多かった。
同じファローシャッフル(横入れ)でも人によって、手癖や入れる角度、持ち方が違う。
練習だと、相手のデッキカットを省略することが多いので、自然と自分のデッキを自分でシャッフルする機会が増える。
だから、私のデッキよりも相手のデッキの方が乱れることが多いので、カットの仕方にも原因があるのかもしれない。
3改善
デッキカット以外にも、ズレないための方法はあった。
インナースリーブを上から入れ、KATANAスリーブを下から入れる。
間に入った空気を抜けば、ピタリとインナースリーブがKATANAがスリーブ内面に貼り付く。
そうすることで、ズレの幅が少なくなった。
恐らくインナースリーブの種類や入れ方によっては、むしろ、逆効果になる物もあるかもしれない。
また、デッキを持ち、カードの下側を机などでトントンと軽く叩くと上にズレたカードが少しだけ落ちる。
シティリーグでKATANAスリーブを使用してデッキチェックを受けたときは、問題は起こらなかった。
もちろん、シティのジャッジの基準にもよるが…
4自衛のつもり、これいいの?
大きな大会では、手札にズレたカードが加わった時は、指で押し込んで元の位置に戻すようにしている。
放置しておくと、あとでもっとズレて手元に帰ってくる。
また、対戦終了後、試合を反省するために、トラッシュを確認する。その時、ズレたカードがあれば直すようにしている。
が、実際これが何らかの不正を疑われる行為だと言う主張が出てくるかもしれない。
例えば、マリィを使用されても、該当カードが分かるように下の方にカードが寄るようにしたとか
試合後カスタムキャッチャーがズレていて、2枚ともズレを整えたが、トラッシュの積み込みを行ってから、デッキを片づけたとか
自衛行為と正当化すれば不正の余地ができてしまう。
問題を起さない自衛すら、難しいのかもしれない。
5まとめ
この件が公式に上がって、これからどうなるかまだわからない話だが、
これが不正になると、いったい何を使えばいいんだ。スリーブ無しの裸の状態で、出るのか?
など、色々分な意見が出てくる。
今回は、ジャッジの知識不足だという形で収まった様だが、次も同じ案件が起きたときに、同じ形で収まるとは限らない。
全ての基準を統一化させるには、公式の見解待ちとしか言えないんじゃないかな。
似たような問題を起こさないためにも、なるべく自衛するとか、当該スリーブを使わないとか。
そして、とても大切なのは、ポケモンカードはセルフジャッジ。
カードがズレやすい事をよく理解していれば、未然に防ぎやすくなる。
意識的に、自己管理していくのが一番の自衛だろう。
また、今回は有名なプレイヤーが記事を書いたことにより、問題があったことは多くのプレイヤーに広まった。
だけど、知らないプレイヤーもいるだろう。
対戦準備でデッキカットをするときに、カードが寄っていたら、
こんなことがあったのでお互い気を付けていきましょう等と優しく声かけをしていく事も大事になってくる。
私も、セルフジャッジ精神を忘れないように活動していきたい。
※この記事を書いてからきっと新しい情報が出て来て、この記事の内容が古くなることがあると思うんだけど、特に修正することは今のところ考えてないので、古いものは古くなっていくだけです…
この記事を書くに当たって意見をくれた方、シャッフル動画を送ってくれた方、ありがとうございました。