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国会議員さんと"女性"起業家のハナシ

ピルの保険適応について


まず最初に話が上がったのが、避妊、ピルの保険適応についてだ。

(このディスカッションは、各分野でプロの女性が多くいて、私が発言する余地がなかったことは最初に言っておく。)

日本では、コンドームでの避妊が一般的である。男性側が行動する避妊方法である。

しかし、諸外国では女性側が行動する避妊方法の選択肢が多い。ピルをはじめ、注射や膣内に装着する避妊具などもあるらしい。

日本で女性が出来る避妊といえばピルぐらいしか一般的でない。いや、ピルも一般的とは呼べないかもしれない。

でも、日本ではピルは1回の婦人科の受診で3ヶ月分しかもらえず、指定の子宮等の病気の治療以外は保険適応外なので海外に対して高い。

それに対して議論が出た。

婦人科医以外の男性はなかなか知らない情報だと思う。


ピルの必要性


避妊だけでなく生理によるホルモンバランスの乱れを避けるために服用する人もいる。女性によっても人によって天と地の差がある、生理の重さの違い。女性同士でも分かり合えないことがある。

受験や仕事のパフォーマンスに支障が出ることを防ぐために服用している人もいる。

このように、"女性"という体のバランスのせいで仕事に影響が出ないようにピルを服用する場合もある。男性と同じスタートラインに立つためだ。

男性側では発生しない、時間とお金がかかることは生理や出産に関することが大きい。

社外でのセクハラ


次に話に上がったのが、経営者へのセクハラの問題だ。

会社内でのセクハラは、最近では相談窓口があったり、厳しく罰せられたりするが、個人で起業しようとしてる女性起業家に対してのセクハラは我慢するしかないのか。

私が体験した例でいうと、

「愛人になってくれるならお金出すよ。」

「オンナは股を使って登りつめるもんだ。」

など色々言われましたが、多くは記憶から削除したので、残ってる例だけ。

起業しようとしたことのある女性は人によるが、こう言ったセクハラ発言を、浅はかな生きる化石オヤジに言われたことは少なくない。

発言だけで済めばいいが、それ以上を経験してる人もいる。これらは立派な犯罪だ。

「警察や他の人に言ったらオマエのキャリアは無くなるぞ。仕事出来なくしてやる。」

と言われるケースもあり(言われたこのある人は結構いるそうで)、若いとどうしたらいいか分からない事もある。

ある方の発言で印象的だったのが

「私はセクハラ対策をするために起業した訳じゃない。」

というフレーズ。

頷くというかヘドバン(ヘッドバンキング)した。

このような事で、精神や時間をすり減らさなくて良いように相談窓口に相談出来るようにしたらいいよね、という案が出た。

議員さんによると、既にそのような相談窓口はあるらしく、それならその認知度を高めたいよね、という話になった。

夫婦別姓について


既婚者の女性経営者さんから出た意見だ。

これは選挙の時などにもよく議題にあがるが、今の日本の法律だと婿養子にしない限り、婚姻届を出し結婚という形をとると、男性側の姓になる。

これに伴って、結婚して姓の変わる女性は、銀行や役所関係のデータなど、お金や重要なデータに関わるものは名義を新しくしなくてはならない。

SNSや名刺等は便宜上、旧姓のままでも大丈夫だが、銀行振込や契約等、ハンコの要るような作業では戸籍と同じ名前でないといけないので、結局これら全ての名義変更が必要になる。

今の時代SNSやネットでのブランディングが重要視されてる中、名前を使い分ける事がデメリットになる事もあるそうだ。

「オンナを使って稼げ」


このディスカッションが終わっだ後に、久しぶりに感情がワッとなる事が起こった。

私は男女関係なくなんでも言ってしまう性格で、

知人の男性に

「今日の私の服は胸が強調されていて嫌だ。ビジネスで性的に見られるのは良くないからね。」

と言った。

すると、

「性的に見られる事はいい事じゃん。オンナ使って売り上げあげれるから。」

と言われた。

私としたことがそんな考えの人と仲良くなってしまったのか、この人は女を見下してる!と一瞬カッとなった。信頼してたが故に少し感情的になってしまった。

しかし、これを言われて分かったことがある。

・ジェンダー論に高い意識がない人以外の一般の意見は、女は女を使って利益を上げるべきだと思っている。

・むしろそれは、男性には出来ない女としてのメリットだと思っている。

という事だ。

"オンナ"はメリットかデメリットか


男女がフェアになる方向性の話をした直後に

男女がそれぞれの特性を活かし仕事をするべき

という意見を聞き、視野は広がった。確かに、女性に生まれたからには、女性である事を活かして仕事をすることも一つの手なのかもしれない。

社会で活躍するには、スルースキルを高めることも重要だと言われているが、人によってはそれが夢を諦める大きなストレス・出来事になることも無視できない。

オンナであることをメリットともデメリットとも捉えられる。自分の考え方やアプローチの仕方でどっちにも出来るのかもしれない。

女性が起業・就業する上で機会損失が減るように、政治の力で少しずつ世の中の常識を変えるムーブメントを起こすことも重要だ。

後は、自分がどういう戦法をとるのかという軸をしっかり持っておくべきだなと思った。

少なくとも私はビジネスシーンでは性的に見られたくない。甘くないことは分かっているが。1人の人間として見てもらいたい。

p.s.


ちなみに見た目で性的に見られて、ナメられたり、セクハラされたりという事を少なくするために、服装からキャリアアップしやすい見た目にしよう!ということで、レディースオーダースーツを広めたいという野望もある。


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