イボの話
はじめに
岸田奈美さんのルンバとスズメバチの記事を見て
これを書くことに決めた事を知っておいて欲しい。
尚、SNSは見る専門、もちろんnoteも初投稿ということも覚えておいてください。
二十数年前になるだろうか、幼稚園の頃の話だ。
あの頃、私はおませで活発な女児だった。
そして、KinKi Kidsの光一が好きな
いわゆるジャニオタでもあった。
雑貨屋で売っている、光一のメモ帳を親に買ってもらい、年上と特別なお友達にだけ光一のメモでお手紙を書いていた。
光一のメモ=VIP であった。
事件は、晴れた冬の日だった。
ベッドの上に沢山おもちゃを並べ1人で遊んでいた。
どんな遊びをしていたか全く覚えてないが
ものすごく大切にしていたヒゲ子(もらって直ぐにマジックでひげを描いた人形)
ヒゲ子に、おもちゃの苺を与えてたと思う。
ヒゲ子と遊びながら、何気なく足を触ったら
ポコっとした若干黒い突起物があった。
なんかある。。
イボだ。
その頃、イボのイの字も知らなかった私は
これは大変な病気かもしれないと思い
冷や汗をかくほど、焦った。
何故なら、私の母は非常に心配性で
子どもに少し熱が出るだけでものすごく心配する。
ものすごくだ。
その私をものすごく心配する母が
私はものすごく心配だった。
私に異変が起こると、心配の連鎖が生まれる。
小さいながらに
その連鎖を避けたいという気持ちがあった。
病院に行きたくない。
そうなると自力で治すしかない。
今すぐイボを切除しようと思った私は
寝室でハサミを探した。
無い。
残念!
全く絶望することなく
ハサミの代わりになる爪切りをみつける。
これならいける!
さぁ、イボを爪切りで切ってやる!
と意気込んだのはいいが、ディ●ニーランドで買ったであろうドナルドの爪切りは、装飾が施されており、小さな手の私にはどうも使いこなせなかった。
残念!
失敗である。
どうしようどうしよう。
焦る、あの時の胸のざわつきは今でも覚えている。
他になにがある?
何が代わりになる?
目鼻口
歯だ
そうだ、歯しかない!
私は、歯でイボを噛みちぎろうと思った。
メスならぬ、歯スだ!
顔を足の裏に近づけて、イボを噛む
ヨガにありそうなポーズだが、なかなか大変だ。
今すぐやってみてほしい位だ。
心も折れかけ、諦めようとも思った。
息が上がる。
何度か休憩を挟んだ。
そして、数回に分けて
噛んだ
ポロッ
歯でイボの切除に成功した。
やったよ、、やったよ母さん。。
私は、人類初乳歯で自力イボ切除に成功した。
手術ならぬ、歯術でだ。
あの時の達成感は忘れたことがない。
初めてホッとするという経験もした。
大変大きな成功体験も得た。
切除されたイボを持っておこうと思い
私は、自室に走りあれをさがした。
お分かりであろう
もちろんVIP専用光一のメモだ。
光一にイボを包みセーラームーンの宝箱に入れてしまった。
その後のことは、後日記事に書こうと思う。
何一つ偽ることなく真実を書いてみたが
残念、大変くだらない。
ルンバとスズメバチの記事を読んで、
くだらないことしか発信できない私でも
なんか参加して良さそうじゃん!と
エントリーするが
#キナリ杯 しっかり考えさせられる
ちゃんとした記事ばかりでびっくりした。
他人のイボの話なんかみんなどうだっていいだろう
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
※イボは病院でとりましょう。