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未知の生物、令和女子小学生と仲良くなろうとしてみた話

先日、仕事で近くの森林公園に行ってきた。


小学3~6年生の児童を15人連れて、大きい公園行って虫見たり植物見たり竹切ったり。


結果から言うとめーちゃくちゃ楽しかった。

めーちゃくちゃ疲れたけど。


そもそも森林公園みたいなところも好きだし、天気よいし、何より子供たちが可愛かった。




行く前に一番ネックだったのは、小学生と仲良くできるか、ということ。



そもそも小学校中高学年って、別に「かわいい」とは思っていなかった。



男子は生意気で扱いづらくて、女子はませててってイメージ。


てか身近に小学生が全くいないから、そもそも今の小学生が精神年齢どのくらいなのかも未知。


何して遊ぶの?

何の話すんの?

アラサーの巨女(きょじょ)に興味持ってくれるのかしら?

という不安を抱えながら出発したが、案の定何話しかけていいか全然わからない。

何の話をしたらよいのか。鬼滅の刃?

そもそもお友達同士で仲良く話してるところに
割り入っていったら失礼に当たらない?迷惑じゃない?

てかこれくらいの子相手の場合、敬語使うべき?ため口でいいの?

とまあ色々考えすぎて、結局しばらくは黙って隣を歩くという選択をしていたのだが急に、急に、一人で参加している小4の男子が話しかけてきた。


「この後、俺んち通るよ。」




うわ…
めちゃくちゃ小学生。

煎じられ過ぎてほぼお湯になった、鉄板小学生あるあるのやつ。




令和も平成も小学生は小学生だとわかって非常に安心し、半ば興奮状態で

「お!本当!?通ったら教えてね!?」


と言ったら

「…まあいいけど」


と言われ、その後沈黙を貫かれた。

え、私、ミスった?

なんて言えばよかった?



「どんなおうちなのー?」

「あと何分ぐらい?」



しばらく考えてみたけど、どんな受け答えをしようと彼はきっとあのくらいの温度感だったのだろう。

ダウナー系男子。

その後彼の家の前を通るとベランダからおじいちゃんが手を振っていて、彼も手を振り返していた。

なんだ、かわいいかよ。

そのかわいさを私にも見せてくれよ…。


ちなみに下の床屋さんは昔おじいちゃんが経営していたという情報を異常に小さい声でボソッと教えてくれた。機密情報なんかな。




彼との会話をあきらめた私は、次に前を歩いている女の子二人組に狙いを定めてみた。

でも、女子のほうが難しい。

今どきの小学生は彼氏いるとかチューしてるとかいうし、(ソースは謎)でも服装とかは全然THE☆小学生女子だし、多分クラスの中ではそこそこ上のカーストにいる子たちだろうし。

迷惑そうな顔されたり愛想笑いされたりしたら立ち直れない…。



いや待て待て、こんなかわいいイベントに参加してるくらいだ。


さすがに
クソませ生意気ガールズではないだろう。




勇気を振り絞って話しかけてみた。

まあ普通に、答えてくれた。学年とか、二人の関係性とか。

小3と小4で、保育園の幼馴染。



でも続かないのよ。


わからなすぎるから、会話のレベルが。

自分がこれくらいの時どんな会話してたかぜーんぜん覚えてないのね。

屋上に続いてる階段のところでギャルサーの真似してパラパラ踊ってたことくらいしか覚えてない。

(関係ないけど当時鈴木えみとかガッキーとか戸田恵梨香とかがギャルの役でパラパラ踊ってたの今考えると激アツ過ぎるな)



でいろいろ考えた結果、
「自己紹介クイズ」を提案してみた。


そしたらそれがまさかの大はまり。
異常な盛り上がりを見せた。白熱☆

私の年齢とか、身長とか、家族構成とか、そんなくだらんクイズに一生懸命答えてくれるの。



あ~~~~~~~よかった。







小学校3~4年生の女子はまだまだ全然子供。

クソませとか言って本当にごめんね、純粋無垢で最高にかわいいよ…




そんな感じで活動中も結構ずっとなついてくれて、自由時間も腕に絡み付かれかけて、(ソーシャルディスタンスのために泣く泣く振りほどいた)母性が爆発した。



「来年いなくなっちゃうなんてやだ!」

「○○(会社名)の人とこんなに仲良くなったのはじめて」

「今度おねえちゃんがいる日に遊びに行く!!」


などと超萌えキュンワードを惜しげもなく連発してくれて、

「小学生って!!ちょーかわ!!」

と大喜びの巨女であった。



令和JS、簡単に攻略できちゃったな♡








最後に「好きな人とかいないの~?」って聞いたら、






「うーん。いるけど、友達的に好きなのか恋愛的に好きなのかわかんない」

と言われた。





いーやクソませ!!!!!!!






おわり

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