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鳥取にアジアの風は吹いた?-1時間だけの幻のアジアン夜市 後記

こんにちは、暮らし手しごと市主催の太田です。
アジアン夜市が終わってから約2週間ほど経ち、いろんなことがようやく落ち着いてきたかなと感じるようになってきました。
なんかもう本当に開催したんかな…?と思うぐらい色々ありすぎた幻の1時間でした。



そもそもなぜアジアン夜市という企画ができたの?

いろんな要素が合致してできました。

・昨年の夏、夜のはわい温泉広場の雰囲気が良いのでいろんな人に知ってもらいたいと思ったから。
・昨年の夏、出会った出店者さんの知ってもらう機会を作るために開催したいと思ったから。
・夏に開催するなら日中は暑いので夜市にしよう!夜市といえば台湾の夜市やアジアのナイトマーケットだな!と思ったから。
・鳥取中部ではなかなか体験できない海外の文化や新しい価値観に触れるきっかけを作りたかったから。

こんな感じ。
そして、冬ぐらいから動いていました。

取材受けて、イベントに至る経緯も話したよ


「そもそも海外系イベントってこの地域で需要ある?夜のイベントって人来る?出店者さんって出てくれる?会場の電力は足りる?明るさ大丈夫?」

色々悩みました。移住者の私にはわからない。
ということで地域の方々に相談しつつ、気が付けば春になっていました。
春といえば、絶賛暮らし手しごと市vol.2の準備中。そんな中できる範囲で進めていき、vol.2が終わってからは本格的に準備開始。


そしてやってきた地獄の1ヶ月

大体いつもの傾向としてイベントの1ヶ月前頃からイヤイヤ期に入ります。

「なんでこんなイベント企画してしまったんだー!もう絶対やりたくないー!」と文句を言い始めます。

長期に渡る準備の疲れやハプニングへの対応などで胃が痛くなることが増えてくるのです。
今回も数えきれないくらいの胃が痛い病に耐えながら、それでも一つ一つなんとか困難をクリア。意外となんとかなるものだな~と感じたり。

具体的に何がそんなに大変なんだい?

・イベントへの問い合わせの対応
・メディアや取材への対応
・出店者さん集め
・各出店者さんと確認事項のやりとり
・保健所と確認事項のやりとり
・備品の確認(購入または借りるもの)
・会場配置、設備の確認
・会場電力の確認
・チラシ配布やSNSでの宣伝活動
・天気の確認(今回1番やっかいだった)

ざっとこんな感じが毎日朝から晩まで続いたり続かなかったり。
一筋縄ではいかない問題に直面し、一つ一つクリアにしながらイベント当日まで追われていました。(追われている夢まで見た)

実行委員会ではなく、一人でやっているので大変なのかもしれませんが、
イベントを立ち上げた当初から、「定期的に行えるよう持続可能なものにしたい。一人一人の出店者さんと丁寧にやりとりしたい。」といった想いがあるため、自分のできる範囲のもので出店者さんと来場者さんが交流できる規模のもの。
という形で開催しています。なので、あえて実行委員会を作っていません。
それでもいろんな方々にご協力いただいてイベントは実現しております。


それで実際当日どうだったのさ

まさかの土砂降り&雷でした。
準備段階では晴れていて暑すぎるくらい。(すでにヘトヘト)そして、天気予報もギリギリまで確認して大丈夫で、出店者さんとも「晴れて良かったねー!」と話していたのに。イベント開始と同時に降り始める雨。

1時間で来場者数は約400人を超えていた…ぞ…
最後まで長蛇の列だったes shrimpさん(完売)
人気すぎて長蛇の列が直線からL字にまで延びていた
電脳飯店さん(完売)


会場はすでに長蛇の列ができており、知り合いの方々もたくさん声をかけて下さり、お話しているうちに雨はどんどんひどくなり、雷まで。「や、ヤバい…!どうしよう!!」とハラハラしながら会場を見つめていると、豪雨雷雨の中、サッと傘を広げ何事も無いかのように平然と並び続けるお客さんたち。なんなら傘を差しながらイスに座って食事する強者の姿も。

公式ブースからハラハラしながら様子伺ってた時
え?雨気にしないの?

「え、これが山陰では普通なの??」と謎に感心しながらお客さんたちの熱気を肌で感じました。

結局雨が止むこともなさそうだったので開始1時間後に中止。
ちょうど飲食の出店者さんたちも完売のところが続出している時でした。

岡山からはるばる来てくれた、あるの森さんも完売!
食べたかった〜!

出店者さんによってはたくさん売れ残ってしまったり、大切な作品などが雨に濡れてしまったりと申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、文句一つ言わずこちらを気遣ってくれたり、出店できてよかった、楽しかったなどうれしい言葉ばかりかけて下さったり、みなさんの懐の深さには脱帽でした。
(雑貨もゆっくり見て周りたかったーーー)

TROPICAL ARTS さん
どーどーりさん
あるの森 さん
shanti shanti さん

たった1時間だったけどなんだか夢のような出来事で。
笑っちゃうくらいの雨と雷、ありえないくらいの人人人、あたたかい言葉をかけてくれた地域の方やお客さん、雨に濡れながら交わした出店者さんたちとの会話。

そして、各出店者さんたちが持って来られたライトの光。とても綺麗で、なんだか少し幻想的な雰囲気も醸し出していました。

小さいライトかわいい
このライトもいーなー
ライトの使い方オシャレ
星のライトめっちゃかわいい

すべてが幻だったんじゃないか…?と思うくらいあっという間の出来事。(ライトの雰囲気が良かったので、晴れたらきっとめっちゃ良い雰囲気だったのにーーー!!とちょっとくやしかった。)

晴れてたらこんな雰囲気?

今回は開始1時間前くらいから待ってたお客さんもいたし、雨の中意地でも楽しむお客さんがたくさんいたから衝撃で、なんならイベント前から出店者さんの熱量もすごかった。
そして結局、みんなアジアが好きなのねって結論に至った。
(こんな結論で良いのか…?)

苦しさとうれしさの狭間で

なんかマイナスなことばっかり言ってない?と思われるかもしれませんが、これはあくまで私個人の感じ方で、イベント企画は大変なんだよってことです。なので規模はなんであれ、主催されている方々のことは本当に尊敬しています。

こんなに「苦しい、しんどい!」って言ってるのに、いろんな方からうれしいお言葉をもらったり色々いただいたりすると、今までのしんどさを忘れてしまうぐらいうれしくなります。感動します。「また開催しよっかな〜。」と心が揺れます。

特に今回は、過去の出店者さんが宣伝してくれたり来てくれたり、周辺の旅館さんや準備段階でお世話になった方々、町内外の協力隊仲間が来てくれたり、来れなかった方々もお疲れ様メッセージくれたりとか、とにかく対応が追いつかないくらい声かけてもらってびっくり…!!幸せだ〜。

好好珈琲さんからいただいた豆花。激うま。
budou ramp farmさんからいただいたピオーネ
疲れた体に染みた。
完売して食べれなかったパイナップルケーキ🍍
なんと後日わざわざ届けてくれた
おやつのうえにしさん。感動。


これからは?


ありがたいことに次回やリベンジの要望などもいただきました。(こんな大変だったのにそんな風に思っていただけるとは!うれしすぎる!)
ちょっとこれからどうしていくかは未定なのですが、残りの任期もできることをやっていければなーと思います。なんでもまずはやってみないとわからないからね!
(今後の予定は、暮らし手しごと市のインスタをチェックしてね!)

ということでひきつづき温かく見守っていただければ幸いです。
では、また!