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空き家を減らす!地域おこし協力隊による紙もの制作の話

こんにちは、協力隊の遠藤です。

空き家・移住担当として協力隊に着任してから約1年半。普段は写真編集や画像作成をしていることも多いのですが、これまで空き家対策に役立てるための印刷物もちょこちょこ作ってきました。この記事では、紙ものの制作例をこぼれ話とともに紹介していきます!


1. 固定資産税の納税通知書に同封するチラシ

直近で作ったものでいうと・・・4〜6月は固定資産税(家や土地を持っている人が払う税金)の納税通知書が一斉に発送される時期です。現在居住中の家だけでなく、誰も住んでない家(空き家)を持っている人にもこの納税通知書は送られるわけなんですが、それは要するに、空き家を持っている人に空き家対策を訴えかける絶好のタイミングなのです。届いた納税通知書を開けないという人はそこまで多くないはずなので、市報や町報などの広報誌にチラシを挟むより見てもらえる率は高いかな〜という思惑です。

で、納税通知書に入れるために作ったチラシはこんな感じになりました。

両面印刷でサイズは100mm×210mm。横長の封筒にするっと入る大きさです。ご年配の方が空き家を所有していることが多いため、文字のポイントはやや大きめを意識しました。8000部くらい用意したので、これをきっかけに「空き家バンクにでも登録してみるか〜」という気持ちになる人が増えてくれたらいいな。

ちなみに、近隣市町村ではどんな空き家対策活動をやってるんだろうと思っていくつかヒアリングしたことがあるのですが、固定資産税の納税通知書にチラシを入れるのは効果的な印象はあります。1回だけですぐ効果が出るというよりは、ある程度持続的にやる必要はあると思います。

2. あるかえ?空き家

湯梨浜町にはもともと空き家情報をまとめた冊子が存在せず、空き家を利活用したい人は、役場窓口で地道に情報を収集するか、役場ホームページで調べるしかないという状況がありました。

そこで、町内の空き家についての全体像や、利活用の方法、補助金、実例などを1冊でとりあえずざっと知ることができる冊子が必要だと思いました。そこで作ったのが、空き家情報の総合パンフレット『あるかえ?空き家』です。

A3見開きの全4ページです。イラストとデザインは外注していて、文章と写真、全体のディレクションを私が行いました。情報収集するのが地味に大変だった気がする。

『あるかえ?空き家』というこのへんなタイトルは、「なんか良さげなタイトルないかな〜」と考えていた時に、「〜かえ?」と話しているおじいちゃんおばあちゃんたちが近くにいたので、方言要素を入れてみました。

このパンフは、町内の全世帯に向けて発送している広報誌に挟みこむかたちで配布しました(6000部くらい)。そのほかに、町内40ヶ所の施設やお店などに置いています。あとは去年、家屋敷課税(町内に物件を持っているけれども町内に住民登録がない人に課税される)の納税通知書にも同封して郵送してあります(200部くらい)。

名刺がわりに(デカいけど)渡せる印刷物があると、自分の業務を説明しやすくてよかったです。

3. 空き家相談会チラシ2種盛り

「空き家活用相談会」というネズミ講、じゃなくてちゃんとした相談会を毎月やっているのですが、そのためのチラシも2種類作りました。

これも町内の施設や事業所にところどころ置いてあったり置いてなかったりします。ピンクの生きものは「空き家のあきちゃん」と呼んでいます。仮名です。

最後に

今までPhotoshopを使って制作していたのですが、はれてIllustratorが使える環境になったので、空き家や移住関係の紙もの制作に役立てて行きたいなと思ってます!

おわり。