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宝塚大劇場で夢の!ちなつさん(鳳月杏さん)トップお披露目公演を観てきました 01
心の底から願っていて、でも願わなかったとき自分がまた傷つくのが怖くて、「願っている」と気軽に口に出せなかったこと。ちなつさんのトップスター就任。
もしちなつさんがトップにならないのなら(=れいこさんの後に違う方が月組のトップスターになるのなら)、そんな世界(劇団の秩序)は信じられない、私にとって価値がないと思っていました。
夢叶い現実となり、心から嬉しく、よいチケットにも恵まれ、宝塚大劇場に行ってきました。
私にとっては人生9回目の宝塚大劇場訪問です。東京に住んでいて子供やら仕事やらに日々まみれていると、なかなか大劇場まで気軽には行けず…
そして今回、初めて宝塚ホテルに2泊連続で泊まり公演を2回見るという幸せな体験をしました。
さんざんX(Twitter)で書き散らかした後に何を書くんだい?という感じなのですが、嬉しさが消えないので自分の頭の整理のために書いておきたいと思います。
※参考1 私の宝塚大劇場来訪記録
あんまり見てないけど良い席に恵まれすぎている自慢
久世さんトップお披露目初日(SS席)
月組エリザベート
クルンテープ 武蔵と書かないクルンテープ(2階席。泣きながら帰ったので記憶なし)
fff
ロマンス劇場
ゴールデン・リバティ/Phoenix rising ×2(3列目通路席、22列目通路席)
※参考2 うるさい記録
ちなつさんの命の煌めきを見た pic.twitter.com/KhIX4ztC4m
— ゆりふる (@yuri__full) December 4, 2024
ちなつさんを認識したのは遅かった
こんなにわあわあ書いてますが、ちなつさんを認識したのはとても遅かったです。新参者です。
私はるりさん(美弥るりかさん)が大好きで、退団後にひとり月組ストライキを起こしてまして、仕事のこともあり長い鬱々とした期間に入りました。オーストリアの作品はチケットを譲ってしまい観劇せずでした。いまだにじっくり見ていません。(見れません)ON THE TOWNを国際フォーラムで見たときが初めての生ちなつさんだったと思いますが、あまり記憶がなく。娘役のれんこんばっかり見ていたような…
友人がCASANOVAのコンデュルメル夫人がすごいよ!とは何度もリマインドしてくれていたのですが、私は当時持っていたCASANOVAのチケットを知人にあげてしまっており(これが後々三日に一度くらい蘇る大後悔となる)、花組ちなつさんも認識しないままでした。
しかもとても失礼なことに、ありちゃんが月組のトップスターに、そのうちなるんだろうなあって思って、宝塚初心者の同僚にも意気揚々と話したりしてました。(これが後々四日に一度くらい蘇る大赤面大会になる)
鳥肌止まらなくて風邪をひきそうになった出島のフィナーレ
明らかにちなつさんを意識したのは、出島小宇宙戦争のフィナーレ、鳳月杏のスーパーハイパーソロダンスタイムを観たときです。
この作品はフィナーレが本当に素晴らしくて、海ちゃんのよさに改めて目覚めたのもこのフィナーレです。月にちなんだ音楽が続くなか、出島小宇宙戦争の世界観の延長のちょっと不思議で蠱惑的なファンタジーさがあって、振付も音楽もとても気に入りました。
海ちゃんとのデュエットダンス、舞台後方からちなつさんが現れたとたんに目が釘付けになって… ちなつさんの骨格が華奢で手足の長い海ちゃんと並ぶことで急に凛々しく男前になって、なんかハスキー犬みたいな雄々しさというか野性味が溢れてて(失礼)、古い表現ですがぎょぎょぎょぎょ!!!!!なんだこれは!!!!となったわけです。
そこから繋がるソロダンスが本当に素晴らしくて。目線、表情、指先の動き、ダンスのキレというか緩急の表現、スタイル、髪の毛のひとたばが残像を残してはらっと動くのも、もうもう本当に素晴らしくて、鳥肌がぶわーっと立って、寒くなって風邪をひきそうになりました。…そして、とてもショックだったのです。
明らかにトップスターのレベルだと思いました。こんなの見たことない、私が見てきたなかでダントツのいちばんだと。でも、トップスターではない人だし、トップスターになれるかどうか(誰も)わからない…
そう思ったときに、「この人がトップスターにならない世界があるのなら、それは私が信じられる世界ではないな」とはっきり思いました。そうならなかったときに落胆してまたひとり月組ストライキをやるのもしんどくて、容易に口に出せなくなっていました。
書き散らかしている思い
出島のフィナーレの鳳月杏スーパーハイパーソロタイムはわたし的には宝塚史上一番の名シーン
— ゆりふる (@yuri__full) October 17, 2021
ちなつさんの、出島のフィナーレや、ドリチェ「DAWN」の冒頭の、首をさっと傾ける振り付け(言い方)が大好物です。エンドレス再生するくらい。
— ゆりふる (@yuri__full) August 22, 2021
頭が一瞬重力を失うのを支えるような動き。髪の毛が一束さっと乱れて、残像のように残り、表情はクールでスン…としてるやつ。
分かる人いるかな…
みんな、出島のフィナーレ見てほしい。ちなつさんの凄さが分かるから…私は初見で全身に鳥肌が立ち、今も見返すたびにゾクゾクします。
— ゆりふる (@yuri__full) February 29, 2024
あの首を傾けたときの一瞬の前髪のパラ感が最高なんだよな〜(わかる人いますか!)
勢いで出島小宇宙戦争のフィナーレを見ました。マイベスト。繰り返し見てるやつ。
— ゆりふる (@yuri__full) November 18, 2024
海ちゃんの月ダンス、ちなうみの並んだときのドキッとする感じ(ちなつさんの骨格が急に男らしく見える)、男役群舞、そしてちなつさんの至高のスーパーソロダンス。何度見ても素晴らしい…品と圧と粋と優美
そんなちなつさんが、0番センターに立つ日がついにやってきて、ふるさと納税と友の会で(自力で)良い席を得て、鬼のような仕事や遠足の準備や出張やらをロボットのようにギンギンの目で片づけて、宝塚大劇場についにやってきたのでした。
おや、本題に入る前に2000字になりそうだよ。ばかだね!
2回に分けることにします…
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