見出し画像

【海外移住】EU外スイスの医療保険制度

本日は、スイスの不便さについての投稿です。
体調が悪く病院へいったとき、スイスの医療保険制度に驚いたので、スイスにこれから在住される方へ届きますように。笑
どこの国で暮らすにしても、生活の基盤を知るのって大事ですよね。

1.スイスの基礎医療保険について

基本的に、スイス国民は全員、基礎医療保険への加入が義務です。
スイスに移住してきた場合、居住開始から3カ月以内に健康保険会社を自分で選び、基礎医療保険に加入しなければなりません。
(しなかったら、遅延した分プラスで分請求されるようです)

月々の保険料の支払額は、一般的に約300CHF(約5万円)ほど。
年間で、3600CHF(75万円)です。

しかも、日本の社会保険のように、収入によって違いはなく、毎月の保険料は、世帯の収入や経済状況にかかわらず均一。(°_°)
(低額所得者においては、居住している州から補助金が支払われるようです)

自身で選択した年間の免責額(300~2500CHF)に達するまでは治療費を自己負担し、免責額を超えた後も治療費の1割は自己負担(年間700CHFが上限)しなければなりません。

2.私が加入している保険の場合

毎月の保険料約260CHFで、プラス医者に行った時に発生する金額が、2500CHF(約43万)を超えたら、国が負担してくれるプランです。

2500CHFって、普通に病気して医者に行くだけじゃなかなかいかんくね?と思ったり。

実際に、私が皮膚が荒れて、皮膚科クリニックに行き、ドクターに15分ほど見てもらった時に発生した診察料は、約390CHF(67,000円)😭
朝起きたら顔が腫れていて、救急病院で見てもらった時は、99CHF(約18,000円)

この計算でいくと、年に6回ほど医者に行けば、2500CHFになりそうです。

3.不便すぎるシステム

一番びっくりしたのは、医者に行く前に、わざわざ保険会社のコールセンターに電話をかけて、保険会社に紹介されたクリニックや病院に行かなければならないのです。不便すぎる、、、、、。
ちなみに、ドクターとのメールのやり取りにも金額が発生します。
保険会社への電話は24時間対応。

ちなみに、保険料の割引を受けられるのは、医者に行く前に保険会社のコールセンターに電話をかける(Telmedモデル)を選択したり、医薬品の購入先を限定したりするときです。

4.値上がりする医療保険料

そして基礎医療保険料は州や保険会社によって異なり、ほぼ毎年保険料が上がっています。
私は、毎月約260CHF払っていましたが、来年は、約290CHFに上がるというお知らせが届きました。泣

保険会社を変更する機会は年に1度で、被保険者は毎年年末、翌年に予定されている保険料を自発的に他社と比較してどの保険会社にするかを決めます。

ちなみに、歯科治療など一部の医療サービスは基礎医療保険の対象外となるので、知らずに歯医者さんに行ってしまった場合は、多額の治療費を払うことになるので気軽に歯医者さんに行かないことをお勧めします。

日本の健康保険制度は、医者に行く前に保険会社に電話をする手間はないし、今のところ7割負担してくれるし、本当に住みやすい整った国だなとつくづく思います。


海外に挑戦したい人も応援してます📣

いいなと思ったら応援しよう!