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元UNRWA教師がアムステルダムの虐殺を計画するのを手伝ったのか?

The Jerusalem Times 2024年11月10日 20:56 (更新日: 2024年11月11日16:16 )の記事の翻訳です。
記者:OHAD MERLIN 写真:アイマン・ネジメの Facebook プロフィール - UNRWA への関与を解消する前と解消した後。(写真提供: Facebook スクリーンショット、著作権法第 27A 条)

報道では、抗議デモの主な主催者の一人がPGNLであることが判明した。 PGNLは、UNWRAの元教師を自称する人物が率いる、オランダの広範なハマス系ネットワークの著名なメンバーである。

木曜日の夜、アムステルダムで起きた組織的な反ユダヤ主義暴動は、ヨーロッパ大陸内外の多くの人々に衝撃を与えた。それから数日後、事件とその主催者に関する情報が次々と流れ始め、オランダで反イスラエル・デモの主な主催者は、オランダで活動するハマス系団体PGNLであることが判明した。

The Network Contagion Research Institute -NCRI(ネットワーク悪影波及研究所)は、11月6日に地元当局が11月7日19:00に予定されていたマッカビ・アヤックスFCのサッカーの試合に対する予定されていた抗議活動を中止することを決定した経緯を暴露した。しかし、主催者側はあきらめず、新たな抗議行動への案内を掲載した。その中で、参加者は小集団で到着し、ケフィエやパレスチナ国旗を隠すよう注意を促し、「これは我々の敵(IOFとモサド)との直接衝突である。希望する場所を確保できなくても、諦めない。」と公然と明記した。18歳未満は抗議行動に参加しないよう警告し、「重大な暴力に対処する準備をする 」様に呼びかけている。

NCRIの暴露記事は、これらの抗議行動の主な計画者の1つが、「オランダのパレスチナ人コミュニティー」(Palestijnse Gemeenschap In Nederland - PGNL)という大人しい名前の組織であることを強調した。このグループは、オランダ全土で抗議活動や「直接行動」を組織しており、WhatsAppやTelegramなどのインスタントメッセージングアプリ上で活発にグループを組織している。

先月発表されたヨーロッパ・リーダーシップ・ネットワーク(ELNET)の報告書によると、PGNLはオランダとヨーロッパにおけるハマス系ネットワークの一部を形成しており、ハマスへの資金移動の告発を受けて2023年半ばにオランダ当局に逮捕されたハマス幹部、アミン・アブ・ラシードが長年にわたって率いていた。ELNETの報告書は、PGNLはオランダにおける最近のハマス支持デモの多くを主催しているほか、2007年には故イスマイル・ハニェ元ハマス幹部をビデオ会議に迎え、2016年にはハマスの元指導者シェイク・アーメド・ヤシンを称えるイベントも主催したと強調している。

アブ=ラシードの逮捕後、PGNLは現在、PGNLのインスタント・メッセージング・アプリ・グループの管理者としてNCRIの暴露に登場したアイマン・ネジメが率いている。ネジメはシリア生まれの活動家で、Facebookのプロフィールには元UNRWA教師であると記されており、2月には親UNRWA集会で演説している。しかし、ここ数日のある時点で、ネジメは理由は不明だが、FacebookのプロフィールからUNRWAとの関係を削除することにした。いずれにせよ、ネジメ自身は過去にも自身のFacebookページに、アル・カッサム過激派の写真など、ハマス寄りの内容を投稿している。

また、ELNETの報告書によると、PGNLのもう一人のリーダーは、前述のハマス幹部アミン・アブ・ラシードと密接な関係を持ち、イスラエルに指定された組織や、欧州当局にハマスのために活動していると認められたりした団体を含む、多くのハマス支持団体に関与しているアーメド・スキネである。その中には、英国を拠点とするパレスチナ帰還センター、海外パレスチナ人民会議、米国から指定されたハマス高官マジェド・アル・ゼールが率いる欧州パレスチナ政治関係評議会などが含まれる。

目撃者:諜報とカモフラージュによる計画的な攻撃

アムステルダムでの試合を観戦し、その出来事を直接体験したマッカビ・テルアビブのファンであるエラド氏は、イスラエル中部の自宅で『エルサレム・ポスト』紙の取材に無事応じた。エラド氏は証言の中で、屈辱と暴力のライブ映像記録、綿密な計画、暴力そのものを含め、暴徒達の手口は10月7日の大虐殺の際のハマスと似ているか、少なくともそれに触発されたものだと強調した。

「僕達はサッカーの試合とは全く無関係のポグロムと虐殺未遂を経験しました。これらの出来事は、事前に計画されていたもので、防ぐことができたはずです」とエラド氏は言った。アヤックスが、ファンの大半がイスラエル人やユダヤ人とお互い良好な関係を築いている数少ないグループのひとつである。

「試合の前、過激なイスラム教徒がマッカビファン達を襲い始めました。彼らは街のカジノの入り口でマッカビファン達を殴りました。その後、別のファンの人を殴りました。この人は強盗に襲われて凍った川に身を投げた人です。」

「主な暴力は試合後、僕達のグループが中央駅で列車を降りた時に始まりました。そこには、イスラエル人乗客の乗車を拒否するタクシー(Uber)が複数台いました。しばらくして、テロリストの最初のグループがやって来て、閃光手榴弾や爆竹を投げつけて来ました。一部は徒歩、一部はバイクや車に乗っていました。」

「幸運にも、僕達は集団で一緒にまとまって戻ることにしましたが、僕達から離れてひどい暴力にあった人もいました。数メートルおきに手榴弾を投げて来た別のテロリストの一団が僕達と対峙しましたが、まるで僕達を誘い込んで路地裏に追い込もうとするかのように、すぐに脇道に逃げて行きました。そこには更に多くのテロリストがいて、僕達に危害を加えようと待ち構えていました。」

「ホテルに到着しても- 150人のファンがその場しのぎのバスに詰め込まれて移動した後- テロリスト達は、警察の介入なしに、僕達を傷つけようと、物を投げたりして暴れ続けた。ホテルに到着した後も、何十人ものテロリスト達が待ち構えていて、ホテルに入って行くファン達を襲っていて、中にはナイフや鉄の棒で武装している者達もいました。」

「オランダ警察は、テロリストが僕達に危害を加えようとする試みに介入することを避けた。当初、彼らは大挙して並んでいたが、試合が終わると彼らは姿を消していた。まだまだ言いたい事はあるが、はっきりさせておかなければならない重要な点は、これは "自然発生的 "あるいは散発的な出来事ではなく、情報収集、都合がよく分かりやすい標的の選択、通りすがりの第三者を装ったタクシー、オートバイ、突っ込み攻撃用の車、閃光手榴弾、鉄の棒、ナイフを含め、計画的な攻撃だったという事だ。試合やマッカビとは何の関係もなく、僕達がイスラエル人でありユダヤ人であるという事実に関係がある。つまり反ユダヤ主義がピークに達しているんだ。」

「そして、これは防ぐことができたし、防がなければならなかった。壁に書いてあったのに(前兆はあったのに)、イスラエルの治安組織、特にオランダは惨めに失敗した」とエラド氏は締めくくった。

親イスラエル団体:オランダ当局はハマスとUNRWAの扇動行為に厳​​重な措置を取らなければならない

「ELNETのオランダに関する報告書で確認された主なハマス関係者は、オランダ在住の活発なハマス・メンバーであるアミン・アブ・ラシードである」とELNET-Israelのエグゼクティブ・ディレクターであるエマニュエル・ナヴォン博士はコメントした。「アブ=ラシードは、PGNLを含む多くの組織をオランダに設立し、率いてきた。イスラム主義イデオロギーを推進するために "市民的 (民間の)"な大義のために活動するこの方法は、Da’wah (ダアワ- 社会奉仕を通じてイスラム教を広める事)を強調するムスリム同胞団(ハマスもその一派)の戦略と一致している」とナヴォンは付け加えた。それはイスラム教における布教の方法である。

木曜日の夜、アムステルダムの路上で起きた大虐殺を受け、ナヴォンはオランダ政府に対し「PGNLの様なハマス関連組織に対して迅速に行動する事 」を求めた。

コメントを求められたNCRIの研究者は、「アムステルダムの攻撃を組織する役割を果たした組織と個人の特定は、オープンソースと一般に入手可能なツールに基づいている」と指摘した。実際、11月7日のデモの時期、場所、暴力的な意図は全て、数時間前から数日前まで、ソーシャルメディア・プラットフォームで公然と宣伝されていた。

「この失態は、今日の世界におけるオープンソースの情報と調査技術の重要性を浮き彫りにしている。ソーシャルメディアの脅威の監視と地元の法執行機関の準備態勢との間に緊密な結びつきが存在していれば、先週の木曜日の夜の悲劇的な出来事は防げたか、大幅に軽減されたかもしれない」と研究者は述べた。

UNRWAの教育プログラムを長年にわたり徹底的に調査し、UNRWAの調査を任された国連事務次長キャサリン・コロンナ氏と米国議会の両方からUNRWAの中立性に関する証言と証拠の提示を依頼された唯一のシンクタンク代表である研究政策機関IMPACT-seのCEO、マーカス・シェフ氏は次のように述べた。

「このポグロム未遂事件が、欧州の納税者から資金提供を受けていた、また別の自称元UNRWA職員によって組織されたという事実は、10月7日の襲撃事件の後、UNRWAの企業風土に深く腐敗したものが存在するというもう一つの証拠だ。」

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