ロシアのプロパガンダ:ウクライナ国旗の前でジークハイルする結婚式の写真
ラジオトークショーのホストで、Youtubeチャンネルもやっているガーランド・ニクソンが投稿した9/3/22のツイート。(ガーランドとラジオトークショーについての参考記事)
実はこの場所は、ウクライナではなく、ロシアのノヴォクズネツク。
オリジナルの写真は2016年のもので、フォトショップを使って、後ろの旗の上の色を黒から青に変えている。
因みに、こちらがロシア帝国三色旗
黒・金・白の三色旗は、アレクサンドル2世によってロシアの「皇帝旗」として導入された。赤・青・白の三色旗と同時に使用され、より「民生的」な用途に使われた。 1990年代「帝国三色旗」は急進的な民族主義者の旗印となった。それは、国家=寡頭制ロシアの「泥棒」「裏切り者」「グローバリスト」エリートに対する強硬な右派の反発を象徴している。君主主義者と民族主義者が最も頻繁にこの旗を使用しているが、他の派閥もこの旗を使用しているのが観察される。
似たような類いのプロパガンダ
ジークハイルをするウクライナの若者?
一見、ウクライナ風のヴィシヴァンカ刺繍のシャツを着ているこのグループ写真は、実はロシアのウェブサイトからのもの。
サイトは宗教神学校の学生の卒業証 (ネオペイガニズム(論文)のレビュー)で、文書検索すると「ウクライナ」という言葉すらない。
最後に…
風船が付いているので腕をピンと伸ばしている女の子もプロパガンダでは「ジークハイルをしているウクライナの女の子」とされてしまうと言う例。
いかに多くのウクライナの一般人が、ネオナチ思想を持っているかと言う印象操作のために、子供までもが利用されている。
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