イスラエル、「テロ工作員」として働くUNRWA職員100名を特定し、解雇を要求：イスラエル、UNRWAで働く「テロ工作員」の名前と軍事IDを送付
FOX NEWS 2024年7月11日の記事の翻訳です。
記者：Andrea Vacchiano , Yonat Friling
イスラエル外務省は、国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）が100人のテロリストを雇用していると発表し、その職員を直ちに解雇するよう同機関に直接要請した。
Fox News Digitalが入手した7月4日付の書簡の中で、アミール・ワイスブロッド大使は、UNRWAにハマスのテロリストがいることは、イスラエル政府関係者にとって「繰り返し懸念されること」であったと書いている。
「しかし、この前例のない侵入の全容は知られておらず、10月7日のイスラエルへのテロ攻撃の後に初めて明らかになった。ご存知のとおり、UNRWA職員が積極的に関与していた」とワイスブロッド大使は述べた。
「ここ数カ月、イスラエルは、ハマスやパレスチナ・イスラム聖戦（PIJ）のメンバーなど数百人のテロリストがガザ地区のUNRWAに雇用されており、その一部はUNRWAやハマスで高官を務めていることを発見した。」
大使は、この書簡の意図は”この件に関するいくつかの追加情報“を共有することだと付け加え、ハマスと関係のある職員の特定を進めた。
「現在UNRWAガザで雇用されている100人のテロリストの名前とIDを含む文書を添付します」「このリストには軍事IDも含まれています」とワイスブロッド大使は書いた。
このリストには、UNRWAに雇用されているテロリストの "ごく一部 "が含まれており、今後、更に多くの従業員の名前が送られる予定である。
「イスラエルは、あなた(国連)とあなたの組織に対し、ハマスやPIJのメンバーの雇用を直ちに打ち切ることを期待しています。UNRWAでの彼らの活動は、イスラエルにとって安全保障上のリスクであり、コロンナ女史の報告書にもあったように、中立の原則に反するものです」とワイスブロッド大使は付け加えた。
「このリストは、UNRWAの主要な寄付者にも提供される。」
イスラエル政府は、ハマスのテロリストがUNRWA内で働いていたことを証明する写真、ビデオ、文書を繰り返し公開しており、UNRWAも以前はその情報の信憑性を認めていた。1月、国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）のフィリップ・ラザリーニ総長は、10月7日のテロに関与したUNRWA職員を解雇したと発表した。
「UNRWAの人道支援能力を保護するため、私はこれらの職員の契約を直ちに解除し、遅滞なく真実を明らかにするために調査を開始する決定を下した。」「テロ行為に関与したUNRWA職員は、刑事訴追を含め、責任を問われることになる」と彼は 当時述べた。
しかし、ラザリーニは最近もイスラエルからの批判に反発している。ジュネーブの国連での会合で、彼は国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）は 「容赦ない攻撃の重圧に耐えかねている 」と述べた。
「イスラエルは長い間、UNRWAの任務を批判してきた。しかしイスラエルは今、圧倒的多数の加盟国に支持されている国連機関としてのUNRWAの地位を否定し、UNRWAの活動を終わらせようとしている。」「私達が反撃しなければ、次は他の国連機関や国際機関が、多国間システムを更に弱体化させることになるだろう。」と同氏は述べた。