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軍事諜報機関:ロシア、ウクライナで捕獲した武器をハマスに渡し、キーウの信用を失墜させる
The Kyiv Independent 2023年10月9日の記事の翻訳です。写真:2023年10月8日、イスラエル南部のネティボット市上空でイスラエルのミサイルがロケット弾を迎撃しようとする中、アイアン・ドーム防衛ミサイルシステムから発射されたパレスチナ過激派によるロケット弾の一斉射撃。(マフムド・ハムズ/AFP、ゲッティ画像)
ロシアがウクライナで捕獲した西側製の武器を、イスラエルと戦う過激派組織ハマスに譲渡し、キーウの信用を失墜させようとしていると、ウクライナの軍事情報機関(HUR)が10月9日に報じた。
HURによれば、モスクワは、ウクライナ軍が米国とEUから提供された武器をハマスに売ったと虚偽の告発を計画していると言う。
「クレムリンの偽情報キャンペーンの一環として、これらの捏造は西側メディアにおける数多くの『暴露記事』や『調査』の基礎となるはずだ」とHURは書いている。
諜報機関によれば、ロシアの特殊部隊は、反逆罪を犯してモスクワに逃亡したウクライナ国境警備隊の上級中尉ルスラン・シロヴィを、このキャンペーンの「情報源」として利用する計画だと言う。
「敵による新たな挑発は、ウクライナ軍の信用を失墜させ、西側のパートナーに我が国への軍事援助を中止させることを目的としている」とHURは述べた。
戦争研究所によると、クレムリンの狙いは、ハマスの対イスラエル攻撃を利用して、欧米の支援と関心をウクライナからそらすことだと言う。
10月7日のハマスによるイスラエル領土への大規模攻撃を受け、ロシアの声はウクライナ支援を優先して中東の紛争を放置していると、西側諸国を非難するメッセージを増幅させた。