ツェレテリOSCE議長、ドンバス地方の「選挙」を遺憾に思い、国際交渉への新たなコミットメントを求める
11/12/2018 コペンハーゲンOSCE議会総会での議長の声明を翻訳しました。
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コペンハーゲン、2018年11月12日 - 週末にウクライナ東部のドネツクとルハンスクのいわゆる「人民共和国」で「選挙」が行われたことを受け、OSCE議会議長ジョージ・ツェレテリ(ジョージア)は以下の声明を発表した:
「OSCE議員総会は、国際的に認められた国境内におけるウクライナの主権と領土保全を完全に支持し、ウクライナ東部の紛争を長期的に解決する最善の道であるミンスク合意の全ての側による完全履行を長年にわたって求めてきた。」
ドネツク州とルハンスク州の一部を支配する分離主義者の指導者が、今週末の『選挙』の中止を求める国際社会からの多くの要請を無視したことを深く遺憾に思う。ウクライナの同意なしにいかなる選挙を行うことも、同国の主権を明らかに侵害するものである。また、強固な停戦と双方による重火器の完全撤退がなければ、このような選挙は自動的に欠陥のあるものになるだろう。」
「11月11日に行われた "選挙 "は違法で挑発的なものであった。このような措置はミンスク合意の履行を妨げることにしかならず、避けなければならない。私は全ての当事者に対し、ノルマンディー方式と三国コンタクトグループにおいて、有意義な交渉を進めるための努力を新たにするよう求める。」