2008年8月7日、ジョージアに起こったこと
Eto Buziashviliさんのツイートの翻訳です。
2008年のこの日、私が食料品の買い出しをしていると、ロシアがジョージアに侵攻して来た。ジョージアのラジオのニュースでは、ロシアが空爆をして市民を殺していることを神経質に伝えていたが、私はもう両親に会いたい一心で、実家に走っていた。
私がスマートフォンでラジオを聴いていたのは、ロシアのグルジア進攻に伴い、モスクワがジョージアの政府やメディアのウェブサイトをターゲットにサイバー攻撃をしていたから。混乱とパニックを引き起こす偽情報キャンペーンを初めてリアルに目撃した。
そして戦時中、忘れもしない映像を目にすることになる。ジョージアの友人達がトビリシにやって来て、ジョージアの人々と共に体を張っている。トビリシの中心にいる、エストニア、ウクライナ、ポーランド、リトアニア、ラトビアの指導者達(写真)。
今日まで私を苦しめている映像の一つは、ロシア兵がジョージアの軍人ギオルギ・アンツケリデを拷問している映像だ。
当時、西側諸国の多くは、ロシアがジョージアを侵略したのは、ジョージアのNATOへの願望のためではなく、クレムリンが独立し民主化したジョージアを見るのに耐えられなかっただけだと認識しようとしなかった。
西側諸国の一部は、ロシアとの通常通りの取引を続け、ジョージアに対するロシアの戦争犯罪やサイバー攻撃、偽情報キャンペーンを放置していた。このため、ロシアは2014年にウクライナに侵攻するのに勢い付いた。
そして、2014年のウクライナ侵攻を放置し、ロシアと通常通りビジネスを行うという悪循環を目撃し、2022年のロシアのウクライナ再侵攻につながった。ウクライナに2度侵攻した理由は、ジョージアと同じで、ウクライナの独立と民主主義をターゲットにしていた。
民主主義世界が自由と民主主義のために立ち上がる最後のチャンスである。私達ができる全ての手段でウクライナを支援することによって、ロシアの帝国的な計画を阻止する最後のチャンスである。
自由の歴史は、抵抗の歴史である。誰も我々の自由を守るのが簡単だとは言っていない。しかし、我々はそうしなければならない。我々、ジョージアとウクライナは決して降伏しない。