私が結婚することにした理由
令和1年12月3日、入籍しました。
これを読んでいる私をよく知っている人は、きっと口を揃えて「結婚しないと思ってた!」「まさか!」と言うことでしょう。
私だって「まさか」だ。1年前の私には全く想像できませんでした。
そんな私の結婚にまつわるいくつかの話を備忘も兼ねてまとめます。
(これが第一弾)
1. 結婚したくない・しなくていいと思っていた理由
そもそも、1年前の私は、結婚なんてオワコンだと思ってた。
まず、漫画やドラマのように一生一人を愛し続けますなんて、絶対無理。
恋愛ホルモンは期限があるってどこかで聞いたし、婚外恋愛している人もそれなりにいることも知っていた。あと、私自身、恋愛があまり長続きしない。熱しやすく冷めやすいタイプであると自覚してました。
いつか別れてしまうかもしれない(し、その可能性が高い)のに、結婚にかかわる諸々の手続きをする面倒くささと、ステータスが変わるたびに説明しなくてはいけない息苦しさを感じていて。
それに、同居とかちょっとしんどいかもなと。東京時代はシェアハウス暮らしだったし、誰かが一緒の空間にいることがつらい!1人が好き!ということではなく。
典型的な尽くし型なので、一緒にいると「何かしてあげなきゃ」というプレッシャーを自分にかけてしまうのだ。自分が健全でいられない。苦しい。
仕事が楽しいし、それを適当にしたくない今の私には誰かのお世話まではオーバーワークで、自分のことで精一杯。
そんなこんなで、結婚はまぁいいかぁとネガティブだった。
でも、そんな私が結婚しました。
出会って8ヶ月、付き合って6ヶ月。世間的にはスピード婚にも分類されうるくらいのスピード感で。
2. なんで結婚に踏み切ったのか。
端的にいうと、一人でも生きていけると思えたから。
「一人でも生きていける」を分解すると、
・経済的に、誰かに依存しなくても一人で生計を立てて暮らしていける
・私の幸せは私が決められると信じられる
・「愛される」ことを信じて諦められる
の3つの要素があるように思う。
1)経済的に、誰かに依存しなくても一人で生計を立てて暮らしていける
社会人歴10年。ご縁によって人生を紡いできて「まあ、なんとかなる」という感覚を確かに持つことができるようになった。生きていける最低保証に少し自信が持てた。旦那さんとなる人の収入・仕事に頼らなくても、大丈夫。だから万一、私の手の中から結婚が、旦那さんがすり抜けていったとしても、一人で生きていけないってことはない、大丈夫。(私のローカルキャリアの話は別に綴りたい。いつか。)
2)私の幸せは私が決められると信じられる
ここ数年で得た幸せに生きる術。
人間というものは、とかく、自分が幸せかどうかを、誰かと比べて考えがちなように思う。でも、それって終わりがない。それに、誰かに「幸せにしてもらおう」「愛してもらおう」というのは過度な期待だし、自分の人生に対してあまりにも無防備で無責任。
誰かに「幸せにしてもらう」のではなく、自分で「幸せになる」「幸せで在る」。私の幸せは、私が決める。
(このあたりは、NVC、アドラー、ブータンから影響を受けているのでこれも別に綴りたい。いつか。)
3)「愛される」ことを信じて諦められる
そして、2)に繋がることだけれど、やっぱり結婚したいと思えるほど好きになった人には「愛されたい」し、なんなら「愛し続けて欲しい」。
でも、この先どうなるかわからない。自分の気持ちが変わるかもしれないし、相手の気持ちだって変わるかもしれない。
でも、それはしょうがないこと。
旦那さんの存在に私の幸せが左右されるのではなく、私の心のもちようが幸せを決めるのだと思えたら、今の相手の気持ちを信じて、しっかりと愛情を受け止めながらも、それが続くことへの期待を手放すことができるようになった。(そしたら過度に尽くすこと、取り繕うことが自然になくなった)
『一人でも生きていける』と思えたからこそ、
・相手の将来と結婚するのではなく、今の相手・今の私で結婚したい
・これから起こる様々なことをこの人と味わい楽しみたい と心から思えて結婚することにした。
そして、ここまで書いてきて思うのは、
さっき、あーだこーだ結婚したくない理由をそれっぽく書いていたことは、結局はただただ「失うことが怖かった」のだ。
その恐れ・恐怖に、それっぽく理由をつけていただけ。ははは。
そしてそして、色々偉そうに書いたけど、
もちろん!このお相手だったからというのが一番大きな理由です。
3. (おまけ)今のお相手と結婚することにしたのは?
こちらも端的にいうと、タイミングとフィーリング。
(理由を書けばいくつもあるし、惚気になるのでそれは割愛)
自分が結婚に対して少しネガティブじゃなくなってきているときに出会ったことも大きいなあ。
あとは、旦那さんと結婚することになぜか心理的抵抗がなかったこと。
お付き合いを始めるときから結婚の話も出ていたんだけど、それに違和感がなく、そういう流れかもなあとうっすら思っていた。
今まで全く付き合ったことのない年下、それも8歳下だけど。不思議。
人生って何がどう転ぶかわかりませんね。
たくさんの人にお祝いしてもらえる、今の幸せを忘れずに、旦那さんや周りの皆さんに感謝を忘れず、時折自分のこともいたわりながら、面白おかしく生きていきたいです。
人生の諸先輩方、夫婦の先輩たち、私を反面教師にしてくれるみなさん、
これからも愛のあるツッコミをどうぞよろしくお願いします。
(追記:2020/12/6 結婚して1年目のnoteを書きました↓)