11年目の3.11
今日は東日本大震災から11年目。
続く日常の延長線上の1日なのだけど、定点観測として、この日に思ったことはちゃんと書き留めておきたくて、今年はnoteを開いてみる。
1)『18の問い』を見ました
朝、リクルート時代に仲良くさせてもらってたしゃくちゃん(いまや、赤土編集長!)の素敵なムービーを見ました。
▼しゃくちゃんのインタビュー記事はこちら。
これをみて、2018年の18祭を思い出しました。
RADが伝えてくれているメッセージ、私が18歳の時に受け取りたかったなあと見ながら思って、気づいたら泣いていたものです。
18祭はRADが18歳のみんなのモヤモヤや願いを言葉にしてくれ、一緒に歩み始める力をくれると共に、背中をそっと優しく、強くあたたかく押すモノになってる。それに、大人だって共感をし、勇気づけられる。
一方、リクルートの動画は、もちろん18歳におめでとうを伝えるものであり、自分たちの高校生活を誇らしく思えるもの。
でも、それだけじゃなくて、これをみる大人たちにも、あなたは「同じ問いに対してどう思う?」「大人になったあなたはどんな大人でいる?」という「問い」を投げかけているようにも感じました。
そして、これらを通して、リクルートとして創りたい世界を世の中に提示しているし、それにやっぱり心から共感する。
やっぱ、大好きな会社だなあ、リクルート。
『伝えたいと思ったことを、口に出すことができ、それを形にすることもできる』、行動にちゃんと向き合う素敵な会社だなと改めて感じました。
2)「問い」について
「問い」は最近のキーワードですね。
2021年にはこの本↓が、日本の人事部「HRアワード2021」書籍部門最優秀賞を受賞したりもしています。
特に、2014年に『アクティブラーニング』『主体的・対話的で深い学び』という言葉が教育界隈でバズったり、2018年に高校の学習指導要領の改訂で『総合的な探究の時間』が定められたりしたことからも、今の18歳世代や関わる人たちにとって『問い』は大きなテーマなように思います。
先の本の著者でもあり、私も大好きな京都大学総合博物館 准教授の塩瀬隆之さんはこう言っていました。
▼この記事は良すぎるからぜひ何度も読んでほしい。
18の問いや、18祭のRADにも言えることだけど、変化が激しく、未来が予測しにくいVUCAともいわれるこれからの社会において、定まった答えのない問いにどう立ち向かっていくか、「あなたはどんなスタンスで生きていますか?」という問いを、若者だけでなく、大人も、今を生きるみんなが問われているのかもしれないなあと、今日改めて感じました。
そして、普段何気なく生きているとその「問い」を忘れがちだけれど、震災という大きな社会現象が起きた日をセーブポイントとして、私は、周りの人は、社会は、この「問い」にこの1年間どう向き合ってきたか、3.11はそれをリフレクションする日になればいいな、していきたいなと思いました。
私のその問いに対する今日現在の答えは、「大切なのは、答えを見つけるスキルではなく、問いに向き合うスタンス」「そのスタンスとは、いまここを味わい、「問い」を面白がり、躊躇わず、口に出し、自分の輪を少しずつ広げていくこと」。
これを正解にできるよう、ここからの1年はそう心がけていきたいなあ。
appendix)こちらのnoteはわたしの備忘として。
▼実は、大好きな塩瀬さんご一緒した対談がnoteの記事になっているので貼っておきます。
あの日、もう1人ご一緒したRyukyu Frogsの山崎さんのことも大好きになりました。LEAP DAY、いつか必ず行く。
そして、あの進化思考のグラレコを描いたはるくんにグラレコまでしてもらっているのです。贅沢。ミラツクさんありがとう。家宝にしています。
appendix2)3.11の投稿はまとめてこちらに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!