面白きこともなき世を面白く 住みなすものは心なりけり
今回も、第3日曜日にnoteを更新しています。
そうです。#モリゼミ の日です。
7月のクローズドゼミはプレゼン大会でした。
ここまでの道のりは平坦じゃなかった
モリゼミとは何かとは、こちらの記事で。
そんなモリゼミも、今回はプレゼン大会でした。
5〜7月に行ってきたリサーチの整理と、今後に向けての論点整理。
ほとんどのメンバーが仕事をしながらの参加かつ、熱い想いを持ったメンバーばかりなので、ここまでの道のりは、まあ大変でした。
・過去の歴史からのこの筋がきっと重要だと思う
・いや、こっちの政党の攻防が影響を与えている気がする
・私はこの切り口はちょっと…こっちでやりたい…
みたいな、アプローチ方法の違いはもちろん。
・どういう打ち手が考えられるか、何からチャレンジできるか、そこから考えたい
・議論だけしてても先に進まないから、今日のゴールはどこか決めよう
・ファクトに基づかない議論はモヤモヤする
・答えは見えないかもしれないけど、このやり取りから気づきがある
みたいな、思考の癖(普段の仕事の仕方に近いのかも)の違いもあって。
どれも正しいんだけど、チームで1つのプレゼンを作る以上は、決めなくてはいけない。(じゃないと、とっちらかっちゃうから)
その点で、ゼミ長のみなさんのお悩みやご負担は大きかったのではと思います。本当にありがとうございます。
仲間の存在は本当に大切
でも、そんな混沌(カオスともいう)を超えて、プレゼン直前になってくると、各チームの動きがどんどん活発に。
そして、チームメンバーの存在にそれぞれが救われていたように思います。
かくいう私も、台湾チームの一員として出来る限り手を動かしてみました。
自分の担当していた、仮説パートはもちろん、全体の流れをみながらのプレゼン構成整理。
その中で、とっても頼りになったのが、チームメンバーがたくさん手を動かして作ってくれていたスプレッドシート。
最初のころ、暗中模索の時に、「年表形式で、書籍リサーチの結果をまとめてみよう!」と提案してみなさんに手を動かしてもらっていたシートが本当に役に立ったし、「多様性ってマジックワードですよね。認識を合わせるためにも、みなさんが多様性だと思ってることってなんですか?文献や記事をベースに教えてください」とか偉そうにお願いをしてしまった時にたくさん書き込んでもらえたことを、めちゃくちゃ読み返しさせてもらいました。
これは、チームでやることの醍醐味だなって思って実は感動してました。
そして、今日のプレゼン大会でも、参加メンバーからたくさんのフィードバックが。
この人数で、しかもガチでやりたいと思ってくれている人たちだからこそのコメントが多々あって、それまた感動でした。
今日のこの時間までにそれぞれがどう頑張ってきたかという背景を、理解しあえているからこそのコメントなように思えたから余計に。
これも、熱量高いメンバーでやるからこその醍醐味。
ここに参加できていること、私も微力ながら関われていることがとっても嬉しく思いました。みなさんに感謝。
そして、新たな自分にも気づけた
自分自身にも新たに2つの気づきがありました。
1つは、つくづく「あー、私こうやって複雑なものを整えていくこと好きだなー」ということ。やり始めると、この方がもっと伝わるかなとか、これをこうやって伝えるとわかりやすそうみたいなポイントがすごくたくさん出てきて、これは「癖」だなと思ったり。
そしてもう1つは、リクルートでの講演講師のお仕事や、近年のいろんなイベントでのプレゼンの経験がめっちゃ生かされているということ。自然と受け取り手のことを考える思考ができていたり、何を書いて何を口で伝えるかとかのポイントがなんとなく見えてきたり。これは「場数」の成せるもの。
たくさんの、学び・気づきの機会がもらえているのは、本当にありがたいことですね。モリゼミはリカレント教育に最適すぎる。
記事タイトルの意味
面白きこともなき世を面白く 住みなすものは心なりけり
改めて、何事もこれに尽きるなと思ったわけです。
仕事もしているのに、なんでこんなに本読まなきゃいけないの?とか、なんでこんなに調べなきゃいけないの、向き合わなきゃいけないの?とか、ついつい「やらねば」に思考が向いてしまって、易きに流れてしまいそうになるものですが、心持ち次第で、「やらねば」でなく「面白いからやりたい」に変わります。
私が、大好きで大事にしているNVC(Nonviolent Communication)の学びにこういうものがあります。
何かをやるとき・やってもらうとき、その動機が純粋な貢献の喜びからであるかどうか、恥・恐れ・報酬などからではないかに注意する
参加してるからやらなくちゃとか、動かなかったら他のメンバーになんて思われるかわかんない(怖い・恥ずかしい)とかじゃなくて、今ここで関われていることは自分のためにもなって面白いし、チームに貢献できているということ自体が自分の喜びなんだという意識に健全に向かえるように、時々この2つの教えを思い出していきたいなと改めて。
今月もお疲れさまでした!!