Xデザイン学校2019 ベーシックコース #04 ユーザー情報の可視化

今回のワークショップでは主にインタビューの練習をしたが、終始頭がぼんやりしており雲をつかむような感覚であった。
無い頭をフル稼働させ、終わった後は放心状態になった。
連続講義も中間に差し掛かり、もうすぐ山場を迎えるとのことであるが解脱への道のりはなかなか険しそうである…

インタビュー技術と心得

講義では様々なインタビュー手法と、それぞれの目的や特性について学んだ。インタビューも数ある調査手法の一つであり、道具としてうまく使わなければ効果がない。とりあえずインタビューしようとか、これさえやっとけば間違いないみたいな浅はかな考え方では道具に使われてしまうんだなと過去の失敗を振り返りながら反省。

また事象と文脈はセットで捉えないと意味を読み違えてしまうというところも自分はよくやりがちだなと納得。発言をそっくりそのまま議事録なり付箋紙なりに書きなぐって、実は認識が違いましたという苦い経験が何度もある。上から下へ、左から右へ情報をスルーさせ(そして時に間違ったフィルターを付加しつつ)、それをちょっと短くしただけで「まとめ」にしてしまうという、構造化もロクにできていない怪しげな報告書を今までどれだけ量産してきただろうか。ワークショップでもひしひし感じたが「物語にして書く」は実は相当難しいことだとわかったのと、これができればものの見方が丸きり変わるだろうなと思った。

ワークショップ:グループインタビューとデプスインタビュー

テーマに即した体験をメンバーで話しながら、その中で最も興味深かった話を選んで後程デプスインタビューを行うというもの。
各々の体験を付箋に書き出して、さあどれを選ぼうかという時に私の頭は突然思考停止した。
「これだ!」という体験がどれなのか見当がつかない。経験や知識、センス不足は重々承知しているが、それ以上に深刻なのはこういう時自分の中に明確な判断基準が無い(というか持とうとすら意識していない)ことなのではと気づいてしまった。

そのため責任をもって物事を判断できず、筋の通っていない「これがいいんじゃないかな~」といった下手くそ過ぎる意見を言ってしまいメンバーを困惑させてしまった。
曲がりなりにも基準があればメンバーもフィードバックに困らなかったし、もっと有益な議論ができたはず。これからまともな判断力を身につけるためにも、「A案B案C案を作るだけ作ってあとの判断は上に丸投げ!(そして責任は曖昧に)」という恐るべき悪癖から脱しなければ。

続いてデプスインタビュー。
インタビュー内容を必死でメモしていくが、本当にこれでいいんだろうか?と今一つ確信が得られない。もやもやの理由は思っていた答えが得られなかったからなのでは?と後で振り返るのだが、そもそもここで答えを得ようというのが間違っているんじゃないかのかという考えに行きつく。
質疑のスタイルを取っているためか、ユーザーの口から答えらしきものが出てくるのではと勝手に都合の良い期待をしてしまっていた気がする。(あれ?またこのパターン…)ユーザーの本当のゴールは何か、もう一度材料を色んな角度から見直す必要がありそうだ。

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