ああ、私ちゃんと頑張っていたんだ
今日は、学校で関わっている生徒が受賞したコンクールの発表会を見にいきました。
私もかつては挑戦したコンクール。
トランペットで挑戦しました。全然賞にかすりもしなかったんですが。笑
数年前に、トランペットを頑張ることを休止しているのですが、
それまで、私はトランペットを好きなのか嫌いなのかもわからないまま、
なぜか「続けなきゃいけない」と言う意味のわからない義務感に苛まれていました。
続けていても上手にならない。
上手になりたいと言う欲求が湧かない。
でもやめたくない。
こんな悪循環を続けていました。
トランペットをやめたら、音楽をやめてしまう気がする。
そんな怖さを感じていました。
愛着、と言うより執着。
でもなぜか「音楽を好きになりたい」とずっと思ってきました。
トランペットと別れてから(あ、ライブとかでは吹いていますよ!継続的に吹かなくてもいいってなってからは、って意味です。)
歌を歌いたい
ピアノを弾きたい
ダンスしたい
作曲したい
って欲求が湧いてきたのを覚えています。
入口がトランペットだったから、トランペットを一生ともにしなきゃいけないって勝手に思っていたから苦しかったんだはず。笑
そして、今日のコンクール発表会。
管楽器の音を聞いて、今唇が乾いたな、
息が足りないな、
でもしっかり出そうって体がコンディションを整えようとしているな
ってわかる。
どうにかして表現したい。
そんな想いが舞台から伝わって、
音楽っていいなあ、って思ったと同時に、
自分も、
ああ、私もちゃんと頑張ったんだなあ。
って思いました。
音楽を好きになりたいとあがいた日々。
音楽を大嫌いになった。
それでも続けているんだから、
トランペットを始めたのも
おやすみしているのも
音楽教室を開いているのも
中学校で音楽の授業やっているのも
全部正解でした。
今日の生徒の演奏は、
いつもの練習をしっかりと反映できた素晴らしい演奏でした。
基礎練習をしっかりと行い、基礎練習の意味を理解し、
素直に音と向き合い、
曲を純粋に好きである。
そんな姿勢が音に反映されていました。
私もそんな純粋な心で音楽に向き合いたいと
改めて思った日でした。