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【人の肉体の価値が下がる10年後の未来への考察】
・はじめに
もし将来自分たちの肉体が「商品」として手軽に売り買いできる時代になっていったらというSF満載の前提に基づいて、そのような世界になる切っ掛けと、そこから生まれる様々な問題を考えていきたいと思います。
・もし肉体を部品として使う未来の技術って何よ
今現在発展し続け、多くの人間の生活を支え、そして依存している機械部品。この機械部品が人間の脳みそなどの生体部品と組み合わさることで、さらなる発展を遂げるんじゃないでしょうか。
人間の脳は記憶容量としては約1ペタバイトあるとされています。普段の我々はその10%も引き出していないというのは、漫画やアニメでも結構言われてますよね。
また記憶容量の限界があるかというと、脳内のニューロンの回路として新しいネットワークパターンを形成することで、容量は無限大にもなるという検証も出ています。これは一応論文も出ているので、これよりもさらに具体的な数も出てくるかもしれません。
さらに人間の脳における最大の特徴は学習能力にあるとも言えるでしょう。人間の体や神経で、外界からの情報をある程度単純化することにより、膨大な情報を取得、そしてその場に見合う行動を取捨選択することが出来ますよね。
今現在非常に発展した機械学習も、人間を超えるような予測を正確に行うことが出来てはいるものの、現在研究が進んでいる分野のみであって、我々の生活のように自身で判断し、行動できるかといわれると厳密にはそういえないのが現状なんです。ここら辺は、小生も研究をしていたことがあるので、実感しています。
しかし、脳には情報の取捨選択を選ぶことが出来ません。つまり、必要な情報をとどめるために忘れる行為を、自分の意志にかかわらず行ってしまう部分があります。
記憶は薄らいでいくものですからね。
さらに、多くの記憶は鮮明に覚えているわけではなく、実際は大まかに単純化して記憶され、またその弊害として似通った情報を混同するなどの”間違い”も起きています。
そこで、もし未来でアンドロイドなどの開発が進むとすれば、生体部品で構成された脳と機械部品で構成された脳のハイブリット化するんじゃないかなと.....?
実際に脳や神経は電気信号で情報を得ていることから、電子機器との親和性がないわけではないので....。
という理由から、10年後には生体部品自体の開発が行われるのではないかと予想しています。
・じゃあ10年後には「DE○○OIT」みたいな高性能なロボットが生まれるの??
多分、それはないと思う。
すぐに、アンドロイドのような機械生命体(?)の開発に進むのではなく、演算機械の側面を強く持つのではないかとも考えています。
それこそ「.hack」とか「SAO」の世界みたいに、複雑かつ繊細なグラフィックや物理演算、NPCなどのAIなどに使われる方が可能性としては高いかもしれない。
理由としては、アンドロイドが完成したときにおきる人権問題の側面もあるし、その開発に至る前にまず演算のみで使用するなどの広まり方をしそうだなという感じ。
ここは、往年の電子機器の開発と同じく、まず研究基盤が出来上がってから、より複雑な開発に移行するのが自然だと思いますしね。
・生体部品で人の体の価値が下がる可能性がある?
生体部品の開発において一番の問題となるのが、部品である脳や細胞の研究に使用するサンプルや、実際に部品として使うものの入手経路になります。
動物においては、クローンの製造と実験が行われるのは、比較的普通ではありますが、今回は人の生体部品を使う方向に発展した場合を考えていきます。
今現在日本ではあまり聞かないものの、まだ世界において人身売買は後を絶ちません。人を買う理由は様々ではあるものの、生体部品という新しい理由が生まれることで、そのマーケットは多く拡大する可能性が高くなります。それこそペットブリーダーのように、精子・卵子の売買による赤子の販売まで考えられるかもしれない。(本当にDWみたいなところではもうしてるのかもしれんけども)
さすれば、ヒトのクローンを作りその生体部品を使うという手段もあるが、国によってはヒトクローンの生成は規制されている。例えば日本には「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」があり、クローン人間の作製を罰則を持って禁止としている。
そもそもの倫理的にもアウトだろうけど。
その場合、規制の行われていない国と、行われている国の技術格差が生まれることにもなるため、新たな経済・技術格差による問題も起こるかもしれない。(政治に詳しくないから書かんけど。)
・じゃああんまりいいことがないんじゃない?
そういうわけでも実はなくて、生体部品に対する研究が進むということは、それだけ生化学の研究も大きく発展することに変わりありません。
つまり、我々が今悩まされている色んな体の不調や、性別の問題、怪我なんてのもさっぱり簡単に解決できるのかもしれません。
毛根が死んでる人は、毛根が生きてる皮膚の移植とかね、未来では簡単になるかもしれません。
ただ、こうやって段々部品やパーツとして生体部分を見るようになると、治療や売買の行為にどんどん敷居が低くなっていく可能性もあります。
以下に、倫理を保った状態で、科学の発展を見ていられるかにかかってくるのかなとは思います。
まとめ
今回は未来の技術の創造という観点から、あんなこと良いな、じゃあ何を取り入れたらいいんだろうという部分を想像して書いてみました。
生体部品の場合は非常に利点も多く、電気信号が使われているため電子機器との相性もいいとは思うのですが、なにせ入手経路がなんにも思いつかなかったので、気づいたら闇の世界に足を踏み込んでるんか??みたいな感じになりました。
あと書いてて、これ○○で見たになったので、あんまり意味はない気がします。
P.S.
現在、非科学分野の発展が実は望まれていて、人間の心や音楽など、科学的には意味のないとされていたことが、実は色んな作用を引き起こしていることがわかってきています。
(音楽によってはがん細胞を死滅することが出来たりとかね。)
科学自体が、世界のものごとを数字化できるものに絞って様々な検証をしたものなので、数字化できないもので何かが変わってくるということに目を向けてはいませんでした。
今回このように生体部品の話をしましたが、もし非科学分野が認められ発展していけば、こんな陳腐な予想を覆すような未来が見れるんじゃないかなと思っています。