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知識と知識が結び付く衝撃

P.S. 2023/05/15
noteの規約が変わり、有料マガジン「衝撃だった話」が各個人の公開になったため、本稿を無料公開にいたします。

自分の持っていた知識と別のところで得た知識が結び付いた時、その時の全てが繋がったような感覚を、読者の皆様は味わられたことがありますか。勉強の楽しみの一つと言ってもいいかもしれません。全然関係のない分野の知識が他の分野でも応用することが出来たり、今まで学んできたことを発展させて新たなことを身に着けていくことは、知識欲を奮わせより先のステージへ向かうエネルギーの一つだと小生は思っています。
今回は、小生の体験談を一つ語らせていただきたいと思います。

小生が小学生の事でした。保健体育の授業で子供のでき方、体の仕組みについて学ぶ機会がありました。しかし小学生に教える程度なので、非常に最低限の知識のみを付けさせることが目的の授業でした。
具体的に言えば、女性と男性では体の仕組みが違うこと、女性の子宮内に卵子があって、男性から出る精子がくっつくと、赤ちゃんの種ができて成長すると赤ちゃんになる。その程度の内容でした。

当時の小生は、「どこから精子がくるねん。えっなに?外から自力で卵子探して、侵入するんですか?生命力すごすぎないです?」って割と普通に疑問に感じていましたが、それを確かめる術はなく、悶々とした生活を過ごしていました。

そんな中ある時、小生はクリスマスにPSPを買ってもらい夜な夜なネットサーフィンで、アニメの二次創作を漁る小学生にあるまじき生活を送っていました。
そこで偶々見つけてしまったのです。「R-〇8」の小説を。(時効ということで許してください)
小学生の小生が「R-1〇」の単語の意味など知る由もなく、面白そうだから読んでみよう。そのチャレンジ精神で前後編の小説を読み始めました。

わけがわかりませんでした。小説で描写されていることが、イメージできないのです。読みなれた皆様でしたら違和感なく読めるかもしれませんが、意外と専門用語というか官能的な表現が多かったため、何をしているのか、何をしたいのか、そこに込められた意味がわからなかったのです。
前編を読み終わり小生は途方にくれました。今までどんな小説を読んでもイメージが湧かない、わからないということがなかったからです。そこで小生は、これって後編に説明があるんじゃないかと考えました。(実際は2ラウンド目でした)

そして後編を頭を抱えながらも半分まで読み進めたその時。
突如、小生の脳裏に保健体育の授業が浮かび上がりました。
ここに精液とは、精子の事ではないのか。精子は大量に入るはずだから粘液とともに出てもおかしくはない。さすればこの行動は子作りであって、これは俗にいうS〇Xというやつでは?つまり「〇-18」ってえっちぃやつでは?

その瞬間を小生は今でも覚えています。
全ての謎が解けて、新たな疑問が生まれる。
その疑問をさらに考えることで自己解決していく連鎖の快感、衝撃。

小生は、その感動を小説にぶつけるように読み進め、先ほどまで頭を抱えていたはずの前編を読み返しました。そして、興奮冷めやらぬまま就寝しました。ちなみにその後、様々なものを読み漁り、変な知識をつけていった先が小生なのでよかったのか悪かったのかといわれると微妙な体験談ですが.....

正直に言わせていただくと、今回この企画についてお誘いを受けた瞬間、驚くこともなくこの話が出てくるほど、小生の脳みそに焼き付いて離れない衝撃でした。

小生の場合では、こんなに汚い話になっていますが皆様もこういった経験があると思います。
解決する喜びを知ると、その先を知りたくなる。その先を知れば、新たな疑問が生まれる。そしてその疑問を解決する。この快感を、衝撃を、いろんな子が感じれるようになれば、勉強嫌いな子も減るのではないかなと、思うときがあります。
ぜひ皆様も疑問に思ったこと、わからないことをただ調べるのではなく、自分が身に着けてきた知識で推理してみる、そんな時間を作られてはいかがでしょうか。

(若気の至りということで、色々見逃して頂きたい限りです。また、一見下ネタのような単語をそのまま使わせていただいておりますが、学術用語として掲載させてください。)

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