1日目の夜【車のなかから】

こんばんは。旅はじめての夜。

車の中をベッドみたいに組み直して、布団を敷いて、枕元にランタンを置いてお友達と転がっています。秘密基地みたいでなかなか心地がいいです。

今日は川の近くに車を止めて、お友達が持ってきた携帯用ガスコンロとやかん(この子はなんでも持っています。)でお湯を沸かしてカップラーメンを作りました。

大きな川を眺めながら、自分たちで火をつけて沸かしたお湯で作ったカップラーメンは、美味しいというか、うれしかった。

芝生の坂を転げ回って、小川でばしゃばしゃして、知らない木の実をかじったら不味くて、綺麗にならんだ白い花を生徒に見立てて校長先生になりきって朝礼をして、川の上からどんぶらこと『集中』と書かれた空き缶が流れてきて、天気がよくて、お爺さんが本を読んでいて、小さいこが大人にてを繋がれて、わらって、なんてご機嫌なお日さまだろうね!

疲れきって日がくれたら夜のお散歩。

どこまで歩くのが好きなんだろう。美味しいアイスクリーム屋さんのアイスを食べるためだけに片道一時間かけて真っ暗闇の世界を進みました。辺り一面の田んぼはブラックホールみたいで、真っ黒の巨大な木のうえにはトトロがオカリナを吹いていたと思う。どこかで鳴ったサイレンに真っ黒な木々は全力で返事をして、それが低い泣き声になってそれはそれは恐ろしかった!

けどアイスクリームが食べたい。

その一心で手に入れたそれは、甘い勝利のトロフィーでした。ぼろぼろになって拠点まで帰還し、すぐに近くの銭湯に走って飛び込む!お互いの肩を揉み合って、今に至ります。

騒がしい1日でした。明日も全力で過ごしますのではやく眠ろうと思います。

あ、もうひとつ言いたいことがありました。お友達のポジティブシンキングが素晴らしくて、私は見習いたいと思いました。

道に迷っても、真っ暗でも、怖くても、時間がなくても、「大丈夫だよ!!!」と突き通してくれました。私は「無理よう、やだよう、疲れたよう」と言っていたのですが、あまりのエネルギーにやられて頑張ったら結局なんとかなりました。

たまに、なんとかしちゃう子っています。私のまわりに何人かいます。あれは、なんなんでしょうか。心からすっぱり大丈夫だよと言っちゃう人です。そして大丈夫にしちゃうんですよね。私は持っていないので不思議ですし尊敬します。それについてもっと考えたいけど疲れましたね、

よく休みましょうねー!おつかれさまでした。明日もこつこつと生きていけますように。

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