【8日目の夜】新しい街のベッドから
このお家で過ごす最後の朝ごはん。パンとママさんの作ってくれたケーキとコーヒーを頂く。
この窓の景色も最後だ。
駅まで車で送ってくれて、最後のあいさつをした。リスボンからレイリアへ、ポルトガルの旅も後半に差し掛かる。
電車に揺られてのどかな街へ。満員だったけど、知らないフランス人のおじさんに隣の席を薦めてもらってお喋りしながらのんびりすごす。何を言ってるかは半分くらいしか分からなかったけど、とにかく喋り続けてくれる穏やかなおじさんだった。
新しい宿は必要最低限のものすら若干ない究極にミニマルな部屋だった。今日の朝までとのギャップに少し驚きつつも、これはこれでまた楽しみだ。
隣からシャワーの音とお兄さんの鼻歌が聞こえてくる。おそらく今日きた彼もまたここでの生活を早速楽しんでいるようだった。
また一から。
この部屋での新しい生活を作っていこう。