4日目の夜【一年前とお山は】
もうすぐゴールなんですよ。明日には大阪につくみたいです。今日は周りの人たちの言葉がだんだん関西弁になっていくのを感じれた1日でした。とても嬉しい。
本当にお天気がよくて、イルカみたいな雲が3匹並んでぽっかり浮かんでいるのが見えたんですよ。
そこの山々は少しずつ紅葉がはじまっていて、橙と赤と緑がちょっと和風なかんじで、真っ白なお日さまに当たっていました。
国道をすっぱぬけて、風がきもちよくて。
そういえば一年前にもここらの地域に来たことがありまして、そのときは三日間のひとり旅をしていました。
その頃は、進路を決めなければ行けない時期だったりしたせいか、私はどんな生き方していけばいいんだろうなんで大きな事でずいぶんとなやんでいました。
そんな中での旅でした。
一人で荷物を積めて、新幹線にのって、町をひたすら練り歩き、いろいろな人に出会う。たくさんたくさん考えて、悩んで、そのとき気持ちを殴り書きしたメモは20枚にもなったのでした。
考え疲れて、歩き疲れて、楽し疲れて、ふと空を見上げたときでした。山々はちょっと和風な感じで、橙と赤と緑に染まって、真っ白なお日さまが少し低いところから山を暖めていました。
それをみて私は、「ああ、日が暮れる。」と思っただけだったのですが、一年が通りすぎ今日またここで山々をみたときとても落ち着いた気持ちになりました。
「ああ、あの景色だ。よかったあ。」
一年前の私と、今の私はけっこう違いますよ。悩みも、進路も、ちょっとした考え方も、体重も、環境も。でも元気ですよ。なんにも変わらないよ。
ただいま!
【メモ】
今日のこと。
・朝、キャンプ場でラピュタパン(焼いた食パンの上に目玉焼き)を作ろうとしたら、卵が落ちて砂まみれになってしまい食べられなかった。
・昼、地元の野菜と肉をかって焼いた。今までで一番クオリティの高い御食事をしたと思っている。
・夜、銭湯にいった。人が少なかったのでサウナ室に入り、こっそり腕立て伏せと腹筋をした。いつもはサウナでも殆ど汗をかかない私が、べしょべしょになった。なめくじのようだった。
・今、毎日ノートをかいて気付いたこと。私はどうやら自然について書くのが好きみたい。とくにお日さまの登場回数がおおい。
今日もおつかれさまでした。明日もいい日になりますように。