謝らないでほしい
「ご期待に添えないものでごめんなさい」。
そう作品に添えられていて、クリエイターの方々が、時折謝罪しているのを見かける。
だいたいそれが起こるのは、いつもの作風とは少し違った雰囲気だったり、少しダークなエピソードを盛り込んでいたりしたとき。
あとは、何か理由があって悩んでいて、執筆できない状態だったとき…。
謝らなくて、良くない?
そう思いながら、いいねを押すことでしか支援の気持ちは伝えていない。
私はうまく決められたキャラクターを演じきれているクリエイターの方々、というよりは、ありのままの姿を素敵に表現できるクリエイターの方々、が好きなので、何があろうとひっくるめて好きだなぁって思っている。
その人の多面性をその人自身が作品として表現してくれるなら、私は待つし、目にする日を楽しみにしているし、裏切られた、と感じることはないだろう。
私は視覚に訴える作品をつくることはできないし、書いている文章も誰かを楽しませるものではない。
ありのままを作って、魅せることができるなんてとっても素晴らしくて、私の陳腐な心さえも癒してくれるのだ。
2020.07.02.