【映画レビュー】彼女の人生は間違いじゃない

たまたまTVでやってたので、見ました。

舞台は東北大震災後の福島。
市役所に勤める主人公みゆきは、震災で母親を亡くし、農業を営む父親と仮設住宅で暮らしている。
みゆきは週末ごとに高速バスで東京に通っている。
父親には英会話教室に通っていると言っているが、実はデリヘルで働いているのだった…

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なんとも切なく、これが現実だとしたら、悲しいとしか言えません。

震災で深く傷ついた心を癒すことができず、生き残ってしまったことに罪悪感を感じながら、自分を傷つけることで、なんとかバランスを取ろうとする…

登場する誰もが震災の悲しみを背負い、それぞれに苦しみながら生きている様子が言葉少なに語られているようでした。

ラストは少し希望が持てるのかもしれませんが、見終わった後は、胸が締め付けられるようでした。

忘れてはいけない、もっと前にこの映画を見たかったと思いました。

あくまで個人の感想です。


ありがとうございます! 短編集の制作に使わせていただきます!