エンディングノート番外編 <遺言書が重要なわけ その2>
あけましておめでとうございます。
皆様、どのようなお正月を迎えましたでしょうか。今年も良い年でありますようにお祈り申し上げます。
さて、エンディングノートの番外編として遺言書がとても重要なわけを考えてみようのコーナー その2でございます。
前回遺言書は必要なんですよというお話しをしました。遺言が必要な場合を他にもいくつか挙げてみたいと思います。
◆家族と同居している場合。
例えば夫が亡くなり、相続人の妻と長男が同居していて、次男が別に家庭をもっている場合などで、相続財産は住んでいる家と土地、300万円の預金、株式、こんな場合どうでしょう。
長男にしてみたら親をずっと面倒みてきたのだから、自分が相続するのは当然だ。
次男にしてみたら、兄貴は家賃は支払ってないし、面倒と言ったって、介護していたわけでもないし、むしろ親に助けられていたんじゃないか! オレは家賃を払って、子供の教育費も掛かって大変な思いをして働いてきたんだ。少しはもらってもいいだろう!
どちらの言い分も理解できる気がします。
息子たちも仲の良い兄弟であったはずなのに状況は変わるのです。相続の権利を言った事で兄弟の関係がぎくしゃくし始めてしまいます。
しかし、親はこんな事は望んでいないはずです。ずっと仲良くやってほしいと願っています。
その思いを伝えましょう。そして、遺言に残しましょう。
長男は、高校を卒業して地元の会社で働き、結婚して一緒に住んでくれて孫のいる生活は賑やかで楽しい毎日だった。嫁さんも大変だったと思うけど、よく頑張ってくれた。ありがとう! この家と土地、預金300万円は妻と長男に譲るので、家族仲良く家を守ってほしい。
次男は都会の大学に行きたいというんで、学費は何とか工面したが、学生生活は楽しそうだったし、そのまま都会で就職して自分で生活をし始めた時は、頼もしいと感じた。親冥利に尽きるよ。ありがとう! 次男には、趣味でやっていた○○会社の株があるから、それを譲る。投資に興味があるらしいから、投資で増やす勉強をしてみたらどうだろう。
こんな感じで親の気持ち、思いを伝え、遺言に残す事はとても重要です。無用な争いを避ける為に親としての務めだとも考えます。
(※実際の具体的な遺言書の書き方は専門家にご相談ください。)
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