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#CMC_Meetup登壇レポート後編「セオリー通りに始まらなかったコミュニティのその後」

はじめまして!もしくはお久しぶりです(?)!株式会社カオナビでコミュニティ運営に携わっています、ゆり(@tsubo_yuri)です。

今年の春ごろ、#CMC_Meetup登壇レポート前編「カオナビのコミュニティが向き合う、2つの“初期の壁”」というnoteを書いていたのですが…
前編、ときたら後編も、ですよね。ただ驚くことに、これまで1文字も書き始めることなく、気が付けば夏が終わる…という事態に陥りました。

「やっぱり前編で終わるのはちょっとなあ~」「いや、前編記事からしれっと“前編”消しちゃう…?」なんて葛藤を乗り越え、やっぱり後編も書いてみることにします。(がんばれわたし)

そもそもなんのnote?というところから、前編の記事から引用してちょっとだけおさらいします。

先日、CMCビギナーズルームのご縁から「【CMC_Meetup Online】Vol.21 "どうやって超える?コミュニティ立ち上げ初期の壁"」に登壇させていただきました。
~中略~
そこで今回は、イベントのパネルディスカッションでお話しした内容に加え、当日はお話ししきれなかったことも補足した記事を書いてみようと思います!(長くなりそうなのでまずは前編とします。。)

前編記事より

イベントでお話ししたテーマはこちら。前編では1・2について書いたので、この記事では、3~5について触れていこうと思います。(基本的にはイベント登壇時の情報をもとに記載しています。ご了承ください。)

1.「コミュニティマーケティング」との出会いは?
2.現在のコミュニティ施策、体制、課題は?
3.OWWHシートについて。書いてみてどうだった?
4.ビギナーズルームからの変化
5.What's Next? 今後の展望は?

3.OWWHシートについて。書いてみてどうだった?

OWWHとは、Objective(ゴール)、Who(顧客)、What(訴求点)、How(訴求方法)をそれぞれ書き出していくフレームワークです。(詳しくは小島さんの記事をご覧ください!シートもダウンロードできます!!)

引用元:5年経ったパラレルマーケターのスナップショット

書いてみてまず感じたのが、「自分の頭の中でぼんやり考えたことが整理されていく!」という感覚。普段なんとなく社内のメンバーとの共通認識のもと「だいたいこういう方向性だよね」と話していたことが、フレームワークを使うことで論理的に整理され、説得力が増していきました。

また、普段コミュニティの運営に関わっているメンバー間だと“暗黙の了解”的なものが生まれてくるのですが、上司や社内全体に報告・相談などをする機会には、OWWHシートにあるような情報を整理しておくことはめちゃくちゃ大事だなと感じます。

そして感じたことの2つ目。それは、このシートを1年に1度でもよいので見直す機会を設けてアップデートしていくことで、より現在地の把握と、ゴールに向かうための手段が明確になりそう!ということでした。

実際に小島さんも「これを普段の施策を考える際の判断軸の1つにすると、ゴールにつながる施策を取捨選択できますよね」とおっしゃっていて、ふむふむと聞いていました。

4.ビギナーズルームからの変化

ビギナーズルームでいただいたアドバイスを受け、「いわゆる“種火”となってくださるようなユーザーさまたちと一緒に運営をしていくための取り組みを始めた!」というのが主な変化でした。

ここでコミュニティについて勉強・実践されている方なら「あれ?種火となるユーザーさま、まだ巻き込んでなかったの?」「コミュニティオープン前から関わっているものなのでは?」など疑問に思われているかもしれません。笑

(ビギナーズルームでも、小島さんの本やCMC_Meetupであれだけ大事と聞いていたけど、そのセオリーに進められないこともあったんです!!どうすればよいんでしょう…?なんて話もしました😂)

実は、弊社の場合はそうする間もなく2か月間のプレオープン期(直近のセミナーに参加していたユーザーさまにコミュニティを限定公開した時期)を開始していました。

ただありがたいことに、このプレオープン期間中に「カオナビキャンパス(=弊社のコミュニティ名)についてご意見ください!」と、キックオフミーティングなるものを開催したところ、4名のユーザーさまが参加してくださっており、その後もことあるごとにご相談を重ねていました。(感謝…!)

ビギナーズルーム後は、このみなさまに改めて「コミュニティの目指す姿」「そのうえでご協力いただきたいこと」などを明示し、運営にかかわるメンバー(キャンパスにちなんで委員会と命名!)としての正式な参加をお願いしました。

イベント当日はまだまだお声がけ段階だったのですが、その後正式な依頼内容を整理し、ユーザーさまの社内にも共有いただけるよう資料をお渡ししたりもしました。
資料に含めた内容は、主にこんな感じです。

・コミュニティの目指す姿
・委員会設置の目的
・委員会メンバーのみなさんにご協力いただきたいこと
・委員会メンバーの特典

委員会のみなさんには、目指す姿に近づくためのアイデアの共有・実践にご協力をいただいており、月次ミーティングを通してイベントやコンテンツの企画アイデアをいただいたりもしています。

そしてここ数か月では、ユーザーさま主催のイベント「もくもく会」もはじまり、リピーターの方々が現れるまでになりました…!🙌
(イベントレポートはこちらです)

どちらかといえば Give していただくことが多くなりがちなユーザーコミュニティの「コアメンバー(いわゆるファーストピンな方)」ですが、弊社やコミュニティが Give できることは最大限に提供しながら、win-winな関係性を築いていきたいなと思っています。

5.What's Next? 今後の展望は?

イベントでは主に2つ、「コミュニティにおけるユーザーさまの巻き込み」「オンラインコミュニティのデータ活用」についてお話ししました。

コミュニティにおけるユーザーさまの巻き込み

こちらは先のセクションで記載した、運営にかかわっていただくことになった方々と一緒にさまざまな取り組みについて考えていける体制を作ること。

そしてその先には、もう一段階外にいる“着火しやすそうな方々”を見つけ、巻き込んでいく、というところに挑戦したい!という宣言も。(ここはいろんな角度から、弊社のコミュニティに合った方法を模索しており、現在もチャレンジ継続中です。)

オンラインコミュニティのデータ活用

ここでは、オンラインのコミュニティがあるからこそ、コミュニティサイト内のユーザーさまの行動・特徴をもとに、CSの施策につなげたい…!という想いを共有させていただきました。

イメージ①
最近○○のページがよく見られている

ユーザー会を開いてみる?
このテーマでコンテンツを提供できると良いかも?

イメージ②
△△のページを見た方には、CSMからこんなアクションを起こせるような仕組みをつくろう!

といったふうに、コミュニティ内のアクセス状況が把握できるオンラインコミュニティならではのデータを、コンテンツ制作やCSMのアクションなど、さまざまな施策に活かしたいと考えています。

そして、データ活用の先には、しっかりと長期的なKPIを立てて「コミュニティを科学したい」という目標も。

何やらちょっとカッコつけてますが、笑
コミュニティといえど、やっぱり見通しが立てられた方がよいですよね。
そこで、いろいろな施策を重ねたり、時にはしっかり振り返りをしながら、

  • こういう取り組みをしたらこんな変化があるだろう

  • このセグメントのユーザーさまは、こういう経過をたどっていくことが多い

といったような、ある種セオリーのようなものを探していきたいなと思っています。ここは現在も絶賛取り組み中なので、またどこかでまとめられる日がきたら書いてみたいです🔥

さいごに

そんなこんなで、前編公開からまさかの4か月後となってしまった後編は、このあたりでおしまいとします。笑
最後まで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

正解のないコミュニティ運営。他社のコミュマネのみなさんや、コミュニティに興味を持っている方たちと、これからもぜひざっくばらんにお話しできたら嬉しいなあと思っています。

TwitterのDMなどでも、お気軽にご連絡いただけると嬉しいです!

カオナビのコミュニティ『カオナビキャンパス』についてはこちらです。

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