2・【モラ逃げ】自分の夫がモラハラ夫だなんて言えない。
前回の記事はこちら。 ↓
夫のしていることがモラハラ、DV、子供への虐待だと気づいたのはいつからだったかな。
多分ずっと気づいていました。
でも、他の良い部分を探して「ここは良くないけど、ここは良い夫だし、良い父親だし」と自分で自分に言い訳をして、向き合って来なかったんだと思います。
なんなら、モラハラの片りんは結婚前からありました。
話が異様に長くて、自分の主張が通らないと何時間でも説き伏せる。こちらが「私が間違っていました。すみませんでした。」と謝るまで延々と続く。それが何度もありました。
携帯の充電が切れ、コードを繋いだまま通話して本体がめちゃくちゃ熱くなるなんてしょっちゅう。
そして謝って終わるかと思いきや、
「この数時間、お前のせいですげえ嫌な気分だったからそれをどうにかしろよ。なんか面白いことやれよ!!」と無理難題を突き付けてきたり...
今思うと、ヤバいなと思う部分がいくつもあります。
でも、ずっと欲しかった自分の家族ができ、子供も産まれて、住む家があって、それを手放したくないあまりに現実を見なかった私も同じようなものです。
友人たちに夫とのエピソードを話した時、
「ねえ、共依存って知ってる?」
「それって本当に幸せなのかな」
と言ってくれたことがあります。
あの時の友人はかなり勇気をもって言ってくれたんだろうなと思います。
現実から目を背け続けていた私に、今の私から喝を入れたいです。
ずっとうっすらと辛かった。
私をひとりの人間として見てくれていないような、「俺がお前なんかと結婚してやってるんだぞ」と言われているような日常でした。
子供を介して知り合ったママさん同士で家族の話をするときは、良いところだけを切り取って、さも良い父親かのように話していました。
だって、そんな気持ちを抱えたままワンオペで育児してるなんて惨めで仕方なかったから。
それに、自分の結婚した人が妻をぞんざいに扱う人だなんて誰にも知られたくなかった。そんなプライドなんかいらないのにね。
思いっきり繕っていました。
最初こそそれくらいの気持ちでいた私でしたが、夫から滲み出る「俺のほうが偉いんだぞ感」をもろに受けていました。
「こんな私と結婚してくれて、生活を支えてくれて感謝しなくちゃ。私はお金を稼いでないので、仰せのとおり家のことはなんでもやります」
と、自虐的に思うようになっていきました。
今でははっきりとわかります。パートナーは対等であって良いんです。
当時はそれすらわかりませんでした。