秋分の出来事
2024.9.22
秋分の日
私は朝から甥っこ2人を泊まりで預かるため実家に向かっていた。やっと涼しくなってむしろ少し寒いくらいの気温の中、久しぶりの地元に嬉しくなった私は、いつもの本屋で本を買い、いつもの神社に行き、いつもの海でアーシングをして、可愛い甥っこ達と楽しく過ごしエネルギーチャージは満タンだった。
夜になり、私は子ども達に了承を得た上で、楽しみにしていたレイトショーを観に一人車に乗っていつもの映画館に向かった。
運転をしながら、秋分の一日がとても楽しかったこと、この節目の時に映画に行くのはもしかしてなにか意味があるのでは、などとぼんやりと考えていた。
私は映画は映画館で観たい派だ。大きいスクリーンで、良い環境・良い音でみる感動は、家のテレビでみるそれとは何倍も大きいと思っている。今日観る予定にしていた映画は、何ヶ月も前から楽しみにしていたものだ。
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映画は素晴らしいものだった。感動した。けれど、それよりもショックが大きかった。確信したことがあったからだ。
私は五感の中で特に耳が敏感なのだが、映画の音が響き過ぎて、そのままの音量ではとてもじゃないけど聴けなくなってしまっていたのだ。
違和感を感じ始めたのは先月。その日はディズニー映画で、少し甲高い声がキンキンして聞こえてしまい、だけどその日は体調もいまいちだったので、そのせいだと思っていた。
次に観た映画は何度も観ている作品だったのだが、大音量の場面で少ししんどさを感じてしまい、今までは平気だったのに…なんだろうおかしいなと思いはじめた。
そして今日。はじめはそんなことはすっかり忘れていたのだが、上映開始早々、気づいたら耳を塞ぎ、途中からは耳栓をしながらの鑑賞だった。そしてやっぱりそうか、と確信に至った。
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私はhspであり、グレーゾーンだ。
そのことを認識してから、生きやすくもなったし、生きにくくもなった。それが今の正直なところ。
私は映画は映画館で観たい派だ。
だけどもうおそらく、大好きな映画を今までと同じような感覚で観ることはできないだろう。それに気付いてしまったことがとてもショックだった。
今日は秋分。切り替わりのとき。
"いつもの" 世界から新しい世界へ進むとき。
今までの世界には戻れないことを理解したら、帰りの車の中で涙が止まらなくなった。
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私が信頼するMOTOKOさんは「人はどんなときでも幸せになるためにしか向かっていない」と言う。私はそれを心から信じている。
未知の世界にいく恐れ
経験したことがないから怖いのは当たり前
どんなときも幸せにしか向かっていない…そう思うとこの出来事もきっと悪いことではないはずだ。
聴覚が敏感になることで私の感受性はますます豊かになって、もしかしたら今までよりももっと大きな感動を体験することができるのかもしれない。。そんなことをふと思ったりもした。
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ところで、そんな私が今手放せないのは映画のときにも付けていたloopのイヤープラグ。
私はライブやイベント用のものを使用中。私のような聴覚過敏の方にとてもおすすめ。もはや新幹線に乗るときにも欠かせなくなっているので、どうぞご参考までに。
https://www.loopearplugs.jp/products/experience
そんな秋分の日のシェア。
読んでくれてありがとう。
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