烏龍茶 飲み比べ(Tea tasting #002)
烏龍茶を飲み比べ。
・鉄観音(中国・福建省/青茶)
・鳳凰単叢(中国・広東省/青茶)
おいしい温かいお茶が飲みたい季節、
今日は烏龍茶をいただきたくなりました。
いくつか茶葉があったので、
せっかくなので2種類を選んで、飲み比べ。
左の鉄観音は、きゅっと茶葉が拠られた球形で最後に中程度に焙煎されたもの。
右の鳳凰単叢は細長くオーソドックスによられた条型烏龍茶。
鉄観音
ほのかに感じる焙煎香の奥に、砂糖のような甘い香りがふわり。
深い緑の中で甘い香りが見つけられる感じ。
奥ゆかしさのある華やかな香りが楽しめる。
穏やかで丸みのある飲みごたえで、
いつでも広く様々に合わせやすそうな味わい。
薄い金色の水色が美しく、
金木犀のようなかわいらしい甘い香りがスーッと吹き抜け、優しく残る。
鳳凰単叢(蜜蘭香)
淹れたとたんに、蜜感漂う甘さが上がってくる。
柑橘やマスカットのような広がる爽やかな蜜感。
透った濃い黄金色の水色、
一口含んだ時にボディの強さをしっかりどっしり感じる。
強くしっかりとした奥に、蘭のように甘いアロマが後に余韻を長く残す。
ぬくもりアロマの中国の烏龍茶。
寒い季節、夜にお茶だけでしっかり楽しむなら、
鳳凰単叢 蜜蘭香がとってもおすすめです。
鉄観音は、いつでも優しく包んでくれそうです。
|記事:2020年12月29日