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茶葉の違いを知って、楽しむ。~CTC・オーソドックス~

紅茶を飲むとき、皆さんはどのように飲みますか?


ティーバッグで、

ティーポットで淹れて、

手軽にペットボトルでなんていう方も多いのではないでしょうか。


今は、茶葉をしっかり感じられる

ペットボトル紅茶もあり、

夏場にすぐにアイスティーを飲みたい時などは、

とっても有難い存在です。

さて、今回はティーバッグのお茶と、

ティーポットで淹れるリーフティー。

もっというと、

それぞれ用の茶葉の違いについてみていくことにしたいと思います。


実は、ティーバッグの中には、

ティーポットに入れる茶葉がそのまま入っているのではなく、

ティーバッグ用に作られた茶葉が入っていることが多いようです。

(最近はテトラ型のティーバッグでリーフがしっかり見えるものも出てきていますが)


それぞれ、同じ茶樹から作るのですが、

茶の製造方法が異なるのです。

もちろんすべてが当てはまるわけではないのですが、

一般的な分け方としてよく言われているのが、

ティーバッグ用の茶葉-CTC製法

ティーポット用の茶葉-オーソドックス製法

となります。

忙しい現代人が、

毎朝ポットにお湯を入れて温めてから、

茶葉を入れてしっかり紅茶葉が開くのを数分待って、

美味しくいただく…のは現実的でないかもしれません。


実際イギリスでも、9割以上の消費がティーバッグであるという事実!

食器の洗い物も最小限に、ながら作業で紅茶が出来上がるティーバッグは、実際重宝しますね。

製法の話からそれてしまいましたが、

具体的に、製法のお話を。

CTC製法と一般的に言われているのは、

ざっくりいうと、機械でカットされて、細かくクルっと丸まった茶葉にする製法。

細かい茶葉から、成分が出やすいので短時間で紅茶エキスがしっかり出るものです。


オーソドックス製法とは、昔ながらの製法で、

香り高く、紅茶の美味しさがきちんと生きるように作られた製法。

入れた後に茶葉を見ると、そのまま茶葉か、茶葉の形がわかる程度にカットされたもの。

内部の渋み成分などはじっくり抽出されるため、茶葉本来のおいしさが楽しめるもの。

今回は、同じサバラガムワの茶葉を製法違いを、いただいてみます。

CTC製法と、オーソドックス製法。

CTC製法

濃厚な甘いフレーバー、コクをしっかり感じる

特徴的な蜜感がしっかり感じられる。

食事や朝食と合わせてみると、ソーセージの塩味や油分をしっかり切ってくれて、

食事に合わせるのも◎

それでもやっぱり渋みが強く出るので、やはりミルクティーとして、

牛乳と合わせたい感じはあります。

オーソドックス製法

さっぱり透明感のある味わいで、

軽やかで繊細、そこまで特徴的でない印象です。

ふんわり特徴的なフレーバーを感じますが、

食事と合わせたりしてしまうと、少し物足りない印象も。

お茶の時間に、単体で、もしくは糖分のあるお菓子でおいしく頂きたいイメージです。

製法による違い、面白いです。

CTC製法は、オーソドックス製法に比べ、すぐに成分が渋みも含めて、

抽出しやすいのですが、

香りの豊かさ、複雑さなどは、オーソドックス製法の茶葉の方が、

しっかりと感じられるようです。

どういう気分で飲むのか、

タイミングや、食べ合わせ等で選べる楽しみ、増えますね。

Have a happy lovely tea time!!



|記事:2021年3月22日


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