Dear My Sister

思えば、今までで一番言葉を交わしてきたのは妹な気がする。

姉と妹がいる三姉妹の真ん中っ子な私。
もちろん姉とも仲が良かったけれど、習い事や部活でどんどん先に行く姉の後姿を見て、私と妹はいつもわちゃわちゃしていた。

友達が多くて、いろんな友達の結婚式に招かれていた私は、どの結婚式でも「この花嫁世界一かわいい」って思ってた。毎回、冗談じゃなく思ってた。
だって本当にみんな可愛んだもん、きれいなんだもん。こんなきれいな笑顔が見られるのかってびっくりしちゃうんだ。

でも。

妹の結婚式の時、本当にびっくりした。
シスコンの意識のある私が、贔屓目を頑張って取り除いて冷静に見てみると、たぶん「普通にかわいい」くらいのレベルの妹(外見ね)。
それが、本当に、嘘じゃなく、この瞬間こんなに美しい人なんていないっていうくらいきれいだと思った。きれいで、かわいくて、いとおしくて、ずっとずっと見ていたかった。
血がつながってる人はそれだけでかわいいとかよく聞くけど、全然信じてなかった。でも、もしかしたらそれは本当かもって思うくらい、そのくらい、妹の結婚式は本当にきれいだった。

私は、大した人間じゃないけど。
でも、あなたに「お姉ちゃんがあなたでよかった」って言われたとき、びっくりするほどうれしくて、今でも覚えてるくらいだよ。

くだらないことも、真剣なことも、たわいないことも、かけがえのないことも、空想の話も、リアルな人生相談も、なんでも話してきた私たちだから、これからもずっとそんな関係でいようね。

お誕生日おめでとう。
どんどん大人になって、私なんかいなくても生きていけるあなたを見ていると淋しい気持ちもあるけど、お互いに楽しく生きていこうね。

いつもあなたの味方だよ。
私の前では、そんなに強がらなくていいからね。

大好きな人。早くまた会いたいね。