ご一緒しましょう、困っている人を見かけた時に

ご一緒しましょう
歌詞

柴田 裕里


朝のラッシュの地下鉄改札口
「どちらのホームに行かれますか?
良ければそこまでご一緒しましょう」

駅の外へ延びる出入口
「私も同じ方向だから
良ければご一緒しましょう」

ありがとう、優しいおじいさん
ありがとう、背の高いお兄さん

ご一緒しましょう
人ごみを抜けるまで
ご一緒しましょう
信号を渡りきるまで
一人歩く道で心細い時
暖かな人の心に感謝しています


地図がぶれて迷い込んだ道
「どちらに行かれますか?
分かる所までご一緒しましょう」

バスで隣り合い、少しおしゃべり
「気を付けて行くのよ、
またご一緒しましょう」

ありがとう、駐車場の警備員さん
ありがとう、大切に荷物抱えるおばあさん

ご一緒しましょう
安全な道に出るまで
ご一緒しましょう
目的駅に着くまで
ちょっと疲れてうまく歩けない時
暖かな人の声に助けられています

そんな私だから
地下鉄乗り換えが不安そうな人に
知っていること伝えて
あの日の恩返しをしたいと思う

ご一緒しましょう
あなたが目印見つけるまで
ご一緒しましょう
安心の笑顔満ちるまで
誰もがちょっとずつ困った時、
さりげなく声かけ合おう、
ご一緒しましょう

※ 記事の最後に歌の動画があります。

 この曲は私がこれまで一人で外出した際にいただいた、たくさんの暖かな声掛けの体験を集め作った歌です。
白杖を使用しての外出中、どんなことを思っているのか、
この詩にちりばめられた多数のエピソードから、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
そして、助けてくださった方々への感謝の思いが増えるにしたがって芽生えた、私からもできることへの気づきを盛り込みました。

 いつも誰もがお互い様で助け合って暮らしています。
困っていそうな人を見かけたら、さりげなく声を掛け合えたら、暮らしやすさが更に増すように思います。
でもどんな風に声をかけたらいいんだろう?と迷うこともあるでしょう。
そんな時、このような事例も、1つの参考になるかと思います。
「何かお手伝いが必要ですか?」
「そういうことでしたら私にもできます、ご一緒します」
お互いにできる範囲で助け合いができたら良いですよね。
私はこれからも、声を掛け合うことを大切にしたいと思います。

柴田裕里「ご一緒しましょう」

YouTube/5:35

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