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≪わたしごと39≫曝涼とクラウドファンディング
【曝涼】(ばく‐りょう)夏、または秋の天気のよい乾燥した日を選んで衣類・書籍などを日にさらし風を通して、かびや虫のわくのを防ぐこと。虫干し。(コトバンクより)
曝涼とは長く続く風習で、古くは正倉院の曝涼帳に記載があるそうだが、その他社寺などで定期的に行われていた。曝涼に合わせ社寺の修理も予定され、それは寄進によって行われたらしい。またそれは人々の信仰心の証ともなっていた。。そんな内容を読んだ時、ふっと思った事がある。それってクラウドファンディングと似ているな。
クラウドファンディングも支援を求める側とする側とあるけれど、単なるお金の寄付では無く、リターンがあるという事と、その過程で交流がありプロジェクトの一部に参加している感がある。社寺への寄進で曝涼や修理がなされるというのも、こころの対流があって、なんだかエコシステムが回ってる感じがする。
最近仏像の修理費をクラウドファンディングで集めるプロジェクトを見かけたりするが、なにか似通った感じがある。人のこころがエンゲージしていって、自分は何に価値があると思って、何を応援するのかという事に意識的になるのは、大事だなと思う。
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