看板屋さんで なぜここに割烹着の女性?
20代、看板屋さんでアルバイトをした時のお話し。
アルバイト情報でアルバイトを探して場所的にも良いところ、自宅からそう遠くない所にあった会社を見つけて仕事をすることになりました。
そこは看板屋さん。
昔は看板というとみんな手書きでした。
私の仕事は主に車やバイクなどに貼るステッカーの文字の切り抜き?とか、お客さんのお茶出しや簡単な事務作業など。
確かそんな仕事だったと思います。
しかもさほど忙しくなく、半分遊んでいるようなものでした。
社長も親切で、一緒に働いていた男性のKさんも優しいいい人でした。
仕事を始めてから数日がたったある日、玄関を入ると私と年齢が同じくらいかと思われる一人の女性が何やら仕事をしているようでした。
一階は看板など仕事の道具が置いてある広いスペースで、2階に上がると私がいる作業部室や事務室。
誰か新しアルバイトさんがいるのかなと思い「おはようございます」というと「・・・・・・」
何も答えないんです。
あれ、私声が小さいから聞こえないのかなと思いもう一度声を掛けてみるも返事がない。
顔もよく見えなかったのでそのまま2階に上がりました。
その日は誰もいなかったので彼女の事を聞くことも出来ず、帰るころにはいなくなってました。
次の日またその彼女がいたので声を掛けるもやっぱり返事がない・・。
あれ!!でもまてよ・・よく見ると見たことある花柄の割烹着をきてる!!
見覚えがあるあれは、私が卒業した高校で掃除の時間に着ていたあのださい割烹着だ!
つづく