銘柄勉強 3770 ザッパラス

スピリチュアル市場規模は1兆円・・・?
元三菱UFJリサーチ&コンサルティングの有元氏の著書2011年発行
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492761993/renaissanceey-22
によると、占いとか神秘的なものへ興味を持つ人の経済圏がそれ位らしいのです。(出版10年前)
1兆円もあるかどうかは置いといても、親戚が急にタロット占いを始めたり、よく娘と行く児童館で、中学生くらいの女の子たちがタブレットで占いをして盛り上がっていたりと、占いってエンタメとして面白いよねと思いましたので、3770 ザッパラス調べてみました。


PER -
PBR 1.03
利回り 2.06%
時価総額 66.3億円
(8/26現在)

*概要
スマホ向け占いコンテンツがメイン
電話占い・チャット占いもあり

*市場規模
占いのデジタルコンテンツ200億~300億(ザッパラス社調べ)

*2024年 4月期の連結業績予想(2023年 5月 1日~2024年 4月30日)


*販管費は、広告宣伝費と回収代行手数料
(アップルやグーグルを経由してサービスを利用した場合に、アップルやグーグルに支払う手数料)

・売上高40億で考えると、占いデジタルコンテンツ市場のシェアは20%
・占いと関係ない事業譲渡(ベビー用品EC)の影響で2024年4月期売上高は減少予想
・経営合理化によるコスト削減が寄与し、影響利益は黒字転換
・希望退職者による人員スリム化を図る
・不採算案件(TV番組・占いフェス・吉本との合弁)撤退

*デジタル占いの課金システム
売上高は、月額課金 OR 従量課金
月額メニュー 880円程度
従量課金 1回数百円
ユーザー数の推移や、
1人あたりの平均課金額のデータなし

*電話占いの課金システム
1回につき数百円~数千円

ユーザーデータや月額課金プランの解約率などを探したのですが見つからず。米国での占い事業も展開しているようですが、米国ってそもそも、占いの習慣とかあるのでしょうか・・?フォーチュンクッキー位しか知らないのですが海外占い事情興味深いですね。

*感想
今後の展開として期待できるところは
①KADOKAWAとの事業提携検討
②構造改革の効果

①については
ザッパラスが抱える占い師が、著作・監修等してカドカワの出版に協力する、ニコニコ動画(カドカワ子会社のドワンゴ運営)で占いコンテンツ拡充を検討するということです。

カドカワはテンセントと資本業務提携をしていますし、この提携検討が前向きに進んでザッパラスのコンテンツが広がっていくことでユーザーとのタッチポイントが増えて面が増えていきますので、今後の発表に期待したいと思います。

②については
社長も交代され、大規模に構造改革をしていることがうかがえます。
株主の光通信も8/18保有比率を上げています。
今回割合(%) 38.97(前回割合(%) 37.96)
配当DOE2%下限・配当性向50%以上を掲げていますし、中期経営計画では
2027年4月期 連結売上高70億円 EBITDA(償却前営業利益)7億円 を目標にしているとのこと。2024年売上高40億予想ですので、チャレンジングだと思いますが、頑張ってほしいです。

なお、この記事を書くにあたり、私もスマホでザッパラスの占いコンテンツ1回課金してみました(330円)。当たる当たらないというよりも、「自分の見えていないところでミスが出る可能性があるので気を付けましょう」とか「うっかり口にだした言葉が、思わぬ意図で受け取られるかもしれません」など、自分を戒めてくれるので、ちょっと気を付けようと思えました。
占いでもあり、自己啓発的な面もあったのが、有益と思います。

今日もありがとうございました(*^-^*)



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