Jun,7,2021 Apple WWDC Keynote👩🏻‍💻

berry(framboise)

2021年6月14日 20:11

こんにちは!
berryです🫐🍓

今回は毎年行われるAppleのイベント
WWDC(Worldwide Developers Conference:世界開発者会議)
で発表された内容についてお話しします.

上の写真は公式でイベント発表した時に公開された画像の一部です😊

3人のMemojiがMacBookを少し開く画像が出ましたが,全て眼鏡かけている事で噂になっていたメガネが出るのでは?と話題になっていました🧐

その後に出たWWDCの開催日程の画像にある左側の女性,眼鏡に写っている文字が絵文字の🍴、😴、💻のコードらしいのでこの辺りにヒントがあるのではとも噂になりました.

去年も記事にさせていただきましたがWWDCとは新しいsoftwareの発表や技術者による相談,新製品の発表などなど5日間行われます

その中でもメインはKeynote(基調講演)という一番最初に行われるセッションです👩🏻‍💻

Tim Cook CEOをはじめ役員やエンジニアなどが主な新しいソフトウェアなどを発表します👩🏻‍💼

去年は全てのセッションがオンラインでした🌐

今年もオンラインでの開催が発表されました.
今回も動画クオリティの高いKeynoteでしたね😳

では,WWDCの内容を掘り下げていきましょう.
長くなりますのでご覚悟を💦

<WWDC 2021 の大まかな発表の流れ>

最初にバックトゥーザ・フューチャーに出てくる車が登場し,Tim Cook CEOが登場するとMemojiが歓声を上げていました.
まずはiOS 15の紹介から始まり,セキュリティの話が出てきて,最後はアプリ開発などデベロップ系の紹介をしていました.

<iOS 15>

☆対応デバイス☆
<iPhone>
iPhone 12 シリーズ
iPhone 11シリーズ
iPhone Xシリーズ
iPhone 8 / 8 Plus
iPhone 7 / 7 Plus
iPhone 6s / 6s Plus
iPhone SE (1st~2nd generation)
<iPod>
iPod touch (7th generation)

☆ソフトウェアの内容☆

01.FaceTime
空間オーディオの機能が付いて複数人と通話しているとき,その人が映っている画面の方向から音声が聞こえるようになり,Portrait mode(ポートレートモード)機能が付いて背景をぼかして個人にピントを合わせた状態で通話が可能となりました.
Voice Isolation mode(声を分離)という機能が搭載されて自分の声とその他の音を分離して自分の声のみ相手に届ける設定ができるようです.
FaceTime links(FaceTimeリンク)という機能が付いて今まではApple製品のみでしか使えなかったFaceTimeがAndroidやブラウザからも紹介すれば参加できるようになりました.
FaceTimeを使用する予定(スケジュール)を共有することができるようになっています.
SharePlay:通話中にAppleMusicや動画を流すと通話の相手にも聞こえて共有することもでき,アプリなども複数デバイスで他者と共有できるようになるとか😳(KeynoteではHuluやDisney+が紹介された)
ただ,課金しないといけないものは課金した人たちのみでしかシェアできず,課金していない人には購入の検討を勧められるとか.
なかなか日本では利用する人が少ないFaceTimeですが,無料で多機能になったのでZOOMに代わる機能なのでは?と思います.(ZOOMは3人以上の場合,課金しないと40分までと言う制限がかかってしまいますしね…)

02.Messages(メッセージ)
Shares with You(あなたと共有):相手と楽しみたいコンテンツ(写真や音楽など)を貼り付けて共有できます.

デモではApple News+を共有していました.その他にもPodcastやApple Musicなども紹介されていました.Podcastなどのアプリを開くと誰からシェアされたのかがわかるようになっています.

03.Focus(集中モード)
今まではスリープモードやナイトモード,運転中がありましたが,今回から仕事中,プライベートが追加され,色々なモードを自分でカスタマイズすることもできるようになりました.

04.Notifications(通知)
デザインが刷新(少し大きくなっていた)😆
通知の要約がされて通知ごとに纏まるようです.(すぐに見なくてもよい広告系の通知とかもありますもんね🤔)

相手のシーン(仕事中など)に合わせて例えば仕事中であれば仕事に合わせた通知がすぐに見れるようになります.
緊急通知はシーンに関わらず通知が来るようにできます(送る側が緊急通知と設定?みたいなことをする必要があるようです👩🏻‍💻)
プライベートときっちり分ける感じがアメリカ的な思考やなぁって思いました.
この機能,日本(特に医療系)で通用するのだろうか...

05.Maps(マップ)
車線などもリアルに出てくるのでCarPlayだと便利かも😆(日本の対応は微妙)
車の免許持っていないので,使い勝手がどうなのか検証できませんが...
ナイトモードというもので3Dに加えて夜の光景まで再現(ライトアップなど)されるようです.
ただ,日本での対応データが少ないので微妙なところ😓

06.Safari
デザインが変わりました.
タブが下にスワイプできるようになっています.
あと,タブがグループ分けできるようになったようです.

07.Wallet
Walletアプリに家の鍵を登録して施錠できるようになったり,ホテルのルームキーにしたり社員証にして職場の入館ができるようになるようです.
これは日本でも対応してくれると財布が入らなくなりますねぇ🤔
ただ,アパートとかは難しいと思うのと,会社となるとiPhoneが会社のものになるのか個人のものになるのか会社次第になるので導入は難しいと思われます😓
ディズニーのパークチケットやWalletアプリに入れて施錠や入場できるようになる
免許証などの身分証もここに入れられるようになるらしい(アメリカ限定?)

08.Live Text
写真にあるテキスト(文章)を読み取ったり検索することができます.(だけど,日本語はまだ対応してない😓)
電話番号が書かれていたら,そこに写真から読み取った電話番号にかけることもURLが書かれていたら,写真からURLへ飛ぶことも可能になるようです.
※対応しているのは英語,中国語,フランス語,イタリア語,ドイツ語,ポルトガル語,スペイン語

<iPadOS 15>

☆対応デバイス☆
<iPad Pro>
iPad Pro 12.9-inch (1st~5th generation)
iPad Pro 11-inch (1st~3rd generation)
iPad Pro 10.5-inch,iPad Pro 9.7-inch
<iPad Air>
iPad Air (3th~4th generation)
iPad Air 2
<iPad>
iPad (5th~8th generation)
<iPad mini>
iPad mini (5th generation)
iPad mini 4

☆ソフトウェアの内容☆

01.Multitasking(マルチタスク)
今までiPadが苦手としていたマルチタスクができるようになるかも...!?
上の方にバーが登場し,フルスクリーン,Slide Over(スライドオーバー)など選択できて複数のアプリで作業ができるようになります.バーを選択したらアプリを起動したまま(アプリは右側に隠れている)ホーム画面に移動することができ,他のアプリを立ち上げることができます.

アプリがSplit View(スプリットビュー)と言って並んで表示することができます.前からできましたが,今回操作方法は先程述べた上のバーでスプリットビューを選択してホーム画面でアプリを立ち上げるだけでできるようになったので以前より使いやすくなってます😆
Center Window(センターウィンドウ):長押しすると画面中央にメモやメール,メッセージなどを置くことができます.

Shelf(シェルフ):複数のウィンドウを開いた状態を保管して一覧から自由にそのウィンドウに飛ぶことができるようになります.

02.Widgets and App Library(ウィジェットとライブラリ)
ホーム画面にiPhone同様ウィジェットを置く事ができるようになり,Appライブラリも使えるようになりました.iPhoneでもこの機能私は使っていないので使うことがあるんだろうか...(なさそうw)

03.Notes(メモ)
リンクを入力できるようになり,タグ付けも可能→すぐにそのリンクに飛べるようになります.
Quick Note(クイックメモ):スワイプして表示させる事ができ,すぐにメモを取る事ができて(リンクも貼れる),それがすぐにメモアプリに反映されます.

04.Translate(翻訳)
iPhoneで使えた翻訳アプリがiPadでも使えるようになり,なおかつ他のアプリで開いた言語もスワイプして翻訳を押せば翻訳してくれるようになります.
今まで,iPhoneでアプリを開いて使っていた機能ですが,コピーペーストしてアプリを開かなくてもできるようになります.(ほんやくコンニャクがココに!)

05.Scribble
日本語に対応しました!!

<watchOS 8>

☆対応デバイス☆
Apple Watch Series 3~6
Apple Watch SE

☆ソフトウェアの内容☆

01.Photos(写真)
写真が見やすく,探しやすくなるようです.
文字盤にも写真のポートレートが付き,時計の文字が写真の後ろにあるように見える機能も付きます.

02.Home(ホーム)
デザインが一新します.

03.Messages and Mail(メッセージとメール)
写真なども相手に送りやすくなりました(今までダメだったっけ?って思った機能)
確かに今まで写真は確認だけでしか使ってなかった気がするので,この機能が付くことによってApple Watchでのメールなどのやり取りも増えるかも.

04.Mindfulness(マインドフルネス)
アニメーションの刷新.
集中を促す機能も搭載されました.

05.Sleep(睡眠)
入眠中の呼吸回数を検知するそうです.
どうやって??って気もするが,無呼吸の人はいいかもですね.
Series 6ではSpO2が測定されるのでその2つが組み合わさると最強では!?

07.Workout(ワークアウト)
太極拳,ピラティスの追加されました.

08.Contacts(連絡先)
今まで電話アプリ内にあっただけですが,アプリが独立します.

<macOS 12 (Monterey)>

☆対応デバイス☆
<Mac Pro>
Mac Pro (2019)
Mac Pro (Rack, 2019)
Mac Pro (Late 2013)
<iMac Pro>
iMac Pro
<iMac>
iMac 2015年以降
<MacBook Pro>
MacBook Pro 2015年以降
<MacBook Air>
MacBook Air 2015年以降
<MacBook>
MacBook 2016年以降
<Mac mini>
Mac mini 2014年以降

☆ソフトウェアの内容☆

01.OSの名前をMontereyという名前に
毎度のことながらどこやねんwって感じですが,カリフォルニア州北西部にある海に面している場所のようです.
自然豊かな場所らしいのでこのご時世でなければ行ってみたいですね!

08.Universal Control(ユニバーサルコントロール)
MacのキーボードでiPadを操作でき,データをスワイプしてiPadからMacへと移動することができます.
AirPlayではMacで開いているアプリがiPadの画面上に出てきてApple Pencilを使って書き込めるようにできていましたが,そうではなく,iPadのアプリをMacで使っているマウスやキーボードで使えるようになり,ドロップしてデータを簡単に共有できる機能なのでとっても便利です!(使えるMacとiPadが限られているので要注意!)

09.AirPlay
MacがiPhoneやiPadのディスプレイとして機能します!(なぜ今までなかった…)

10.Shortcuts(ショートカット)
Macにも登場!(使いこなせる気がしないw)

<tvOS 15>

☆対応デバイス☆
Apple TV 4K (1st~2nd generation)
Apple TV HD

☆ソフトウェアの内容☆

01.AirPods Pro,AirPods Maxを使用しての空間オーディオに対応
ようやく対応してくれました!
どう聞こえるか楽しみですね.
大きい画面で空間オーディオ使いたかったので楽しみです!

02.SharePlay
iPhoneなどで例えばFaceTimeで動画を共有する時,その動画をAppleTVで見れます.

ほとんど追加機能は発表なくておまけっぽい感じで紹介されてました😭
iPhoneのFace IDやTouch IDでアプリのサインインができるそう.(これは便利!)

<そのほか発表されたもの・新しい製品等>

①Health(ヘルスケア)
自分の健康管理を測定
転倒リスクを評価:歩行の安定性⇨歩行のスピードや協調性の変化などをiPhoneが検知,安定していればヘルスケアアプリでOKと表示されます.
検査:自分の採血結果(コレステロール値など)長期的な変化が見れるようになります.(日本で対応するのか?)
電子カルテにヘルスケアアプリを連動できます(多分今はアメリカのみ)
他者とヘルスケアの情報を共有できる(家族とか)→どの情報を共有するかも選択できるようになります.

②Privacy(プライバシー,セキュリティ)
今までもAppleはセキュリティについて色々取り組みをしていました.
メールを開いたかどうかを相手に知られないようにしたり,どこにアクセスしたかわからなくしたりするようです.

③iCloud+
自分がもし亡くなった場合に遺族がバックアップの情報をアクセスできるという機能がついてきます.
捨てアドも作れるそうです.
有料ですが,今までiCloudの課金をしていた人は値段が変わらないそうです.

④App
SwiftやAPIなどについての発表がありました.(私にはちょっと難しかったので勉強します💦)

製品発表はありませんでした😱

<beta版が出る時期と注意点>

developer向けのbeta版はWWDC Keynote当日から
public beta版は7月から使えます

☆注意点☆
アプリ開発していない人でもまだ公開前のpublic beta版が使えます😊
ただ,注意が必要でbeta版は人間で言うところの胎児みたいなものなので未熟な状態と言うわけです👶
ですからバグが出る可能性もあります😨
ベータ版を使うことによって出た不具合は自己責任となってしまいます😓
beta版を使う時にその辺りは注意しましょう.
メインで使っているデバイスでbeta版を利用せず,サブで使っているデバイスで試す事をお勧めします.

<正式にソフトウェアが発売される時期>

beta版は基本的にデベロッパー(開発者)向けです.

新しいソフトウェアがアップデートされた時にちゃんとアプリが動くようにbeta版を使って試すためです.

正式なソフトウェアの開始時期は例年通り秋でiPhoneやApple Watchなどの新製品発表とともに開始されると思います.

<私の今年の感想>

噂されていたメガネやMacBookProは出ませんでした😭

今回ハードウェアが発表されずソフトウェアのみでした.
去年はこんなに新しい機能がつきますよ!!って感じでどんどん新しい機能が発表されていました.
今年は細かいアップデートでプライバシーや他者との関わり,アプリ開発などのデベロッパー向けの情報を発信している感じがしましたね.
iPhoneで紹介したFaceTimeの機能などほとんどの機能はiPadやMacでも使えるようになっており,デバイスの体験を統一するなど実は大きな変化が起こっているそうです.

A
秋のアップデートを楽しみにしたいと思います!!!!!!!

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