今月号の百合姫を語りたい2025年1月号
いつの間にか冬になっていることを時間する今日このごろ
皆様方に置かれましては体調を崩さず健康に過ごしていただきたいものです
そんな11月は18日、月に一度のお楽しみな百合姫の発売日!
表紙は今月号からへちま先生
重厚なファンタジー小説の表紙のような先月号の百合姫から、爽やかな青年誌の表紙へ衣替え、表紙も毎月の楽しみなんですよね
きみが死ぬまで恋をしたいPOP UP SHOPもいいじゃないですか
コスプレしても変わりない微笑ましさを醸し出すミミ、良いですね
名場面アクリルキーホルダーいいなー…買いに行くか
夢と恋ではつり合わない
今月号から短期集中連載で始まった「夢と恋ではつり合わない」
かつて2024年5月号で読み切りとして載っていた「好きです、フッてください」が連載になりました!な最新作
今月号では一挙2話連載、と言っても1話は読み切りと内容は同じで
5月号を引っ張り出して比べてみたけれども、冒頭がカラーになっていたのと、最初5ページくらいのコマの順番が変わっていたくらいなので、わざわざ前回の読み切りを読み返さなくちゃ!なんて思わなくて大丈夫なつくり
なんといっても吉良海璃!可愛すぎる!
個人的百合姫可愛いキャラランキングでTop3に急に入り込む可愛さ
(踊り場にスカートが鳴るのききと陰キャギャルの九蘭が同率1位)
2話冒頭の倉田さんの勉強を邪魔して一旦距離を取らないと…!と考えながら振り返って見た吉良海璃の圧倒的ビジュ強姿はたまらない
猫っぽい感じが良いんですかね
可愛い!と唇を噛みしめる倉田さんの感情と激しくリンクしてしまいますよ
ビジュアル以外にも何を考えているかはっきりとわからないところも猫っぽさを加速させ、気になる存在、構いたくなる存在を加速させている
しかし156通りのデートプランを提示されても引かないどころか先生可哀想なんて感想を抱くところには器の大きさを感じる、不思議なキャラだ、好きだ
デート終わりに誘ってくれて嬉しかったと言いながら髪をかきあげているところも可愛い、その座り位置だとベンチから落ちてない?というツッコミすら野暮に感じてしまう可愛さ、ビジュ強なキャラは得すぎる
でもって免疫つけたいんでしょって言いながら倉田さんに迫って、3コマ割いてジリジリと迫って、やっぱりキスせずに終わるのかなーと思ったらしっかりとキスをするところもキュンと来るじゃないか
はしごを外さず、しっかりと見せたいものを見せてくる、この作者は読者の心を理解しているという安心感をくれますね
まぁ心配なのは、この2話で完成してない?って思ってしまっているところ
これ続くの?短期集中連載ってことは上下巻で単行本出すんだよね?
先の展開がどうなるのかわからなさすぎて早く来月号が読みたい作品だ
僕らのアイは気持ち悪い
相変わらず個人的応援作品
小豆の性格とか思考が私とリンクするところがあるから物語に入りやすい
今回の話でいうと、ショッピングモールにいった小豆が
「休日のショッピングモールはこの世界の正解であふれているようで」と思考をしているところ
すんごい共感できる、何なら私も同じことを思ったことがある
ただまさかその後、めぐるちゃんと遭遇するとは思わなかった
人形のめぐるちゃんを完成させてから会うもんだと思っていた
鼻血を拭く姿に興奮する小豆を見るめぐるちゃんのドン引き具合たるや
いったい「あのとき」に何をしたんでしょうね
性欲を向けられても友だちだもんなって言えるめぐるちゃんはいったいどれほど懐がひろいのか
別に性欲からスタートする恋愛があってもいいと思いません?
大人なんか性欲先行なんてよくあることじゃないですか
めぐるちゃんは懐広いくせにそこらへんの許容度は低いんですね
性欲を恋愛から切り離している恋愛漫画多いような気がするんですよ
好きだから性欲が湧くなんて当たり前のことじゃないですか
私が恋愛漫画で最後に肉体関係を持たない作品をなんだかチープに感じてしまうのは、恋愛と性欲を切り離してしまうところに違和感を覚えているからなのでしょうね
ぜひとも小豆には自らの性欲を閉じ込めることなく、自分の心にまっすぐに向き合って突き進んでほしいと切に願う
主人公を応援したくなる、そんな作品
カナリアは綺羅星の夢をみる
個人的に百合漫画には男を出すべき信者な私
カナリアは綺羅星の夢をみる最新話では、文乃の婿養子こと崇彦が登場
この崇彦、それほどどころか、かなりいいやつの可能性が描かれている
これがめちゃくちゃ嫌なやつで、そこから逃げるために椿のもとへ
という展開は、椿を自ら選び取ったわけではなく、消去法として彼女を選んだ感じが出てしまうので、崇彦が良いやつそうで安心した
だがそんな椿とはかなら険悪なムード
誰しも自分の仕事を見下されたら悲しいもんね、椿の場合は誇りを持って仕事をしているわけじゃなく、他にやれることがなかった生きていくすべがなかったからって状況っぽいけど
もしそうなら、過酷な世界を生き抜いてきた椿が、ぼんぼんの文乃をどう評価して対等な関係として結ばれていくのか、作者の腕の見せどころですね
今日はカノジョがいないから
険悪といえばこっちの作品も引けをとらないギスギスっぷり
ゆにのメンヘラっぷりが加速してきてますね
風羽子がママになりたいって言ったときは何いってんだこいつと思ったものだが、今回のゆにの暴走を見ていると、この子を愛せるのはただの彼女なんて立場では無理だ
それこそママのような無条件の愛を与えられる存在でないと
と、風羽子はそこまでゆにの感情を理解し、七瀬ではゆにを満たしきれないところまで理解していたのだとしたら
それはもう風羽子がゆにとくっつくのが正解じゃないかと思わざるを得ない
今回の話を読んで、風羽子とゆにがくっつくことに全く不自然さがなくなってしまった
では来月で七瀬と別れて風羽子と付き合うのか、とはならないだろう
風羽子は風羽子でどんな闇を抱えているのか、ゆににその闇を一緒に背負える覚悟があるのか、楽しみですね
ぜんぶ壊して地獄で愛して
次回、心と来未のセックス現場に踏み込む直井!
やっと見たいものが見れますね
ただ来未のもとへ向かう直井の表情がいうほど切羽詰まっている感じでもないのが気になるところ
単純に危機的状況にあるということを理解していないのか、それとも直井にとって来未はおもちゃ程度の存在なのか相変わらず直井の考えていることはわからない
心のナチュラルに壊れている姿は毎話ぞくぞくさせられますね
一人であんなことをしている来未を前にして、じゃあ私たちもする?なんて普通言えないじゃないですか
しかも心はこれを自分の欲望1:慈悲の心9くらいで言ってると思うんですよ
いや、下手したら欲望0の可能性すらある、怖いですね
来未の一人でしているときの「…寂しいよ」って直井に向けて言っている言葉なんでしょうけど、そこから発展して寂しさを埋めてくれるなら誰でもいいやになってしまうんでしょうね
この全てのタイイングが噛み合わないもどかしさが「ぜんぶ壊して地獄で愛して」の魅力なんでしょうね
映しちゃダメな顔
最近しっかりと気がつけたんですけど、FLOWERCHILD先生の描く女の子のエロさって、髪の毛の臨場感にあるんだなって
美紗の振り返ったときの髪の毛先まで踊るような動き、これは映画か?とまで思わせるほどの存在感
脳内でこのキャラは現実にいるんだって思えるほどの存在感を出されてしまったらそれはもうどうしようもない
そこにプラスして、伊緒が自分の体につけられた跡を見て「まだ美紗さんが…ここにいてくれる…」なんてダイレクトにエロを打ち込んできたら、それはもうただのエロではなく芸術へと昇華するのだ
そう、「映しちゃダメな顔」はただの漫画にあらず、芸術作品なのだ
それはさておき、脇役的キャラの和香が次回以降どう動いていくんでしょうね
伊緒と美紗なんてバレたらやばいなんて言っているけど、正直あれだけ普通にあってやってるんだから、記者みたいな人間に張り込まれたら一発アウトじゃん!美紗ちゃんピンチ!
No1の割にはスキが大きすぎるんだよな、スキが大きくなっちゃうほど伊緒がいい女ってことなんだろうけど
私に天使が舞い降りた!
「わたてん」とか「ゆるゆり」ってシリアスとかエロティックな百合姫の作品たちの濃厚な瘴気を一気に飲み込むことが困難だから、その箸休め的な非常にありがたい作品という役割だと思っているんですよ
ところが今回のわたてん、非常に百合だった
何がと言われれば、花ちゃんのお母さんとみゃー姉のお買い物シーン
これどうですか?って聴かれたみゃー姉が「似合っててかわいいです、すごく」っていうところ
お互いドキッっとしている雰囲気を直で食らった私は、花ちゃんのお母さんとみゃー姉の百合展開を無限に妄想してしまった
あのページを読んだ瞬間の私は確実に、百合版無量空処を喰らっていた
現実でいうと、友だちだと思っていたやつが、急に異性の一面を見せてきたみたいな?
わたてんは毎号楽しみにしているが、それはファニー要素を求めているからで、まさかこんな百合的衝撃を食らわせてくるとは思ってもいなかった
これがあるから百合姫はやめられねーぜ
サルビアのブーケ
やっぱりこうなったか
前月号からの話の流れを汲めば、エレンが私はもうひとりで生きていけますというのは自然な流れなわけで
それでも「私が先生から夢を奪うなんてことは絶対にできません」というエレンの姿には、私もこみ上げるものがあった
毎月1話読んで、一ヶ月の間にエレンとリザの生活やエレンとステラの学園生活を妄想しているからこそ、一際の感動を感じているのだろうか
それとも単純に画力によるものなのか
サルビアのブーケは完結したらしっかりと単行本で読み返したい
その上で感想をまた記事にしたいと、そう思える作品だ
ほんとに何度もいうが、上下巻で終わらせるのが惜しすぎる作品だ
まだまだ書きたいことは尽きないが、冬の寒さのせいか、タイピングする指が動かなくなってきた
来月も百合への想いが止まらなくなる、そんな百合姫であることを願って