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今月号の百合姫を語りたい2024年12月号
毎月18日、それは社会を生き抜く人々の心のオアシスこと百合姫の発売日
そんな癒やしの場を共有したい思いでこの感想を書き連ねています
今月号はなんと言っても「踊り場にスカートが鳴る」の最新話が掲載されてますからね、そりゃ楽しみでしたよ
前回ラストで、とりあえずききの想いは固まったのかな?これからみちるに会いに行くんだろうなってところで終わっていたわけで
会いに行こうとして、その道中で紫苑かモナあたりに遭遇して、そこで思いの再確認と紫苑への決別みたいなところを挟んでから、みちるに合うことになるんじゃないかと思っていたら、わりとすんなりみちるに会えてましたね
紫苑とききの決闘はまだ少し先になりそうですね
そんなことより、みちるへのききの告白?懺悔?衝動?のシーンの素晴らしさたるや
今回の話で一番好きなシーンは、一番は苦しかったって吐露したききから後ずさるみちるを聞いて!って言いながら抱きしめるシーン、これはたまらない
絵の躍動感と抱きしめられたときのみちるの燦めくような瞳の美しさ、どれをとっても心が躍る
そして最後の、「私、みちるが恋しかった」というセリフの奥深さよ
まだきき自身はハッキリとした答えは出せないけれども、自分の素直な気持ちとして恋しかったと言えるようになったという成長、ききを応援したくなってくるじゃないですか
ただ俯瞰で見ると、告白されてYES/NOでは答えないけどYES寄りだよ〜という思わせぶりな態度を取る、ある種、魔性の女と言われかねない気もしたり
最終的にはくっつくとして、これからどんなキッカケがあって二人が更に近づいていくのか、今後の展開が楽しみですね
個人的に激推しの「陰キャギャルでもイキがりたい」の掲載順が後ろすぎるのが気になるんですけど
みなみちゃん先生も退場させなくていいじゃないですか!もっと佐々木さんとイチャイチャしているところ見せてくれてもいいじゃないですか!
意外と物語内の時間しっかり進んでいるし、次回は夏休み内の話になるのかな、絶対に水着回は作ってくれ
それでもって更に個人的ハマり作品の「サルビアのブーケ」
着実に物語の終わりが近づいてきていて悲しくてしょうがない
ただ、短期連載ってことはしっかりと終わりを見据えた描き方をしているのでしょうから、きっとラストはきれいにスッキリとした作品だったなって思わせてくれることでしょう
なんで私がサルビアのブーケが好きかというと、まずは単純にキャラクターが可愛い、リザ先生めっちゃ好き
そして、この作品を読んでいると、物語の世界に没頭することができるから好きだ
おそらくセリフ回しがこの世界に生きている人間だったら言うようなセリフで、自然な感じが物語への没入感を生んでいるのだと思う
今回の話でいうと、眠れないエレンがリサと話をするシーンで、「この体に流れる魔力と知識が、私と君との血縁です」というセリフ
すんごいいいセリフだし、なおかつこの世界に生きている人間がここぞというときにいう言葉なんだろうなというある種の自然さを感じる
エレンが何を決意してどんな話をリザとするのか、先月までの話なら、なんだかんだ一緒に生きる道を選ぶんだと思っていたが、今回の話を経た以上、一緒に生きるという選択肢はなくなったんじゃないかな
エレンもリザと同じように孤児院から才能のあること引き取って、魔術をつないでいくみたいな感じになるのかな
先月号がピンクな百合姫だったのに対して、今月号はファンタジー強めな月だったのかな
異世界に行ったり、逆にゲームの世界からヒロインを引っ張り出してきたり
「私の推しは悪役令嬢。」は毎度毎度面白い展開で飽きさせませんね、さすがは百合姫の看板漫画の一角
というかあれって原作あるんですよね?全部コミカライズしたらどれだけの話数になるんだろうか、最後まで描ききってくれるのか心配ではあるところ
令嬢つながりでいうと「崖っぷち令嬢は黒騎士様を惚れさせたい」もお気に入り
アクティブで周りを巻き込んで行く系の主人公が好きなだけかもしれないが
新キャラのグラート紹介のお嬢様もちょい役には収まらいようなオーラを出しているし、きっと最初は悪役として登場しつつも、最後の方ではクラリスとフロストの仲を取り持つ重要な役目を演じるに違いない
「現実世界でも幸せにしてくださいね?」はようやく二人目のヒロインが登場
オリヴィアが現実世界に飛ばされてからあの衣装のままでどのように生きて来たのか、本当に気になるところだが、それよりもあと三人もヒロインがいるんですけど、ちゃんと全キャラクターのストーリーの掘り下げしてくれるんですよね!?急にソフィアと結ばれてあとのヒロイン三人が駆けつけてきて祝福して終わりとかやめてよね!
そんな事態が発生しないようにwebアンケートがっつり書き込んでおきます…
基本的にハーレムエンドが嫌いな私だけれども、この作品に関してはハーレムエンド以外無理じゃないかって思っている
だってヒロインたちからしたら異世界に飛ばされて、心細い気持ちでどうにかかつて愛した人の元へたどり着いたら、他のヒロインと結ばれていて、貴方は負けヒロインです残念でした、なんて悲しすぎる
まぁまだ連載始まって1巻が発売されたばっかりですからね、今後の展開に期待です
そんでもってライトな闇こと「僕らのアイは気持ち悪い」とディープな闇こと「ぜんぶ壊して地獄で愛して」
百合姫って本当にいろんなジャンルの百合作品掲載しているなって思いますよ
「僕らのアイは気持ち悪い」はれむがベッドで足をなめながらもぞもぞしているシーンが普通にきもかったわ…場面だけ切り取ればエロいはずなのにそうはさせない作者の見せ方は素晴らしい
「女ともだちと結婚してみた」を描いているときの雨水汐さんからは想像できなかったこの作品、非常にこの先どうなるのか気になっています
現状はまだまだ小豆もれむも自分の欲望のために動いているだけだもんね、ここから二人が真正面から向き合っていくにはどんな展開があるんだろうか
そして、2話連続でそこそこの闇を見せてきている虹ちゃんもそろそろやばい動きをしてくるんじゃないかとわくわくしていたり
「ぜんぶ壊して地獄で愛して」は毎話指先の冷えるような上質な心理的恐怖を提供してくれる見事な作品だ
心の未来を好きすぎるあまりにブレーキが壊れてしまっているところも、あそこまで行くと応援したくなってくる
未来を壁ドン(誤用)して「今度は間違えないから、もう何があっても離さない」って言っているときの心の表情のありとあらゆる感情がごちゃまぜになっている表情はきっとこの作者にしか描けないんじゃないかな
願わくば次回の話の冒頭で未来のこと無理やり抱いちゃうくらいのことをしてもいいんじゃないかな、そのほうが直井の動きも読めなくなって楽しそうだし
次号はかつて読み切りなのにTo be continuedと書かれ、読切りって書いてあったのに新連載だったの?と私を混乱させた「好きです、フッてください!」が「夢と恋ではつり合わない」へとタイトルを変更して短期集中連載でスタート
正直「好きです、フッてください!」の表題のほうがインパクトあっていいんじゃないかって思うんだけれども、きっと私が知らない販売戦略なんかがあるんだろう
読切りの「好きです、フッてください!」がむちゃくちゃ良くて、webアンケートにもしっかり書き込んだ記憶がある、私と同じようにあの読切りが良かったという意見が多かったのだろう、やはりアンケートに書いたものは本誌に届いている、みんなも好きな作品があるならアンケートはしっかりと書こう